下記にほぼ議場で討論に参加した内容を掲載します。
請願1号・2号・3号について本来、趣旨採択をされるべき請願である
ことを主張します。現時点での請願については賛否を留保するために
討論を行います。
「教育変革期への対応」案について、様々な点について不十分かつ
納得しがたい点があることは請願を提出されている皆様と同じ気持ちです。
今回の本会議における一般質問でも教育長にご質問をしましたが、
残念ながらふるさと加西に育ち、羽ばたいていく子供たちにどんな
教育内容を目指しているのか?
その掲げる理想と実態の差、課題が何であるのか?
その課題にどのように取り組むのか?
だからこそ、子どもたちにどんな教育環境を提供すべきなのか?
こうした、統廃合を考える上で最も重要な視点に対する答え
をいただけないということは残念でなりません。
つまり、市民と子供たちの将来について議論をする前提にかけている
と考えます。
財政をまず第一にとらえて論じるならば、市の教育に対する視点は、
学校という設備であって、子どもたちではないのではないかと疑わ
ざるをえません。
我々、地域の大人が「子供達のために」の一点で手を結ばなければ
なりません。
本当にそうすることが、子どもたちの将来のためになるのか?
子どもたちの可能性をより広げるために必要なことは何かを
見ざだめなければなりません。
それが、明確になってこそ、現時点での財政、将来の財政予測、
そして少子化という「前提条件」の上に子供達のための最善策
を具体化させることができます。
財政再建が統廃合の目的であっては、断じてなりません!
統廃合できっとお金がうくだろうから、楽器を買おうとか
床を直そうとか、クーラーをつけようとかという安易な
発想にはくみできません。
このように考えるならば、現時点での不十分な議論の流れの中で
どの小学校を残す、残さないという判断を議会がすることで
固定化させてしまうことは、根本的な「子供達のための最善策は
何か?」を検討し、具体化していくことへの足かせをしてしまう
ことになると考えています。
<以下は市、教育委員会への今後の対応への要望を発言したもの>
すでに、本会議等でも何度も発言し、要望をしておりますが、
①教育委員会は、現時点での「教育変革期への対応案」と、その
プレゼンテーションがいかに住民感情を逆なでするものであった
のかを認識する必要がること
②教育論として、子供達のために今後の加西市の教育をどのように
進化させていくのかを「教育ビジョン」として明確にする必要性
を、統廃合の前提条件として認識する必要があること
③財政論として、本当に11校を維持できない理由を財政データ
として、将来にわたって推計したデータを公表する必要があり
ます。また地域と施設を共有する方法で維持費を削減した場合
の財政推計、また、教育ビジョンを達成するために統廃合が
どのように効果をもたらすのかを明確にする必要があります。
これら等の情報の公開をせずして、対案を求めることは暴論と
言わざるを得ないこと
④市は現に地域核として存在する小学校を廃止した後の、地域
コミュニティーの維持、運営、そして過疎化を進行させない
ための施策、地域振興策等に言及した提案を同時にすべきです。
これらの提案を怠ったままで、これらの請願に見られる
小学校への想いを「地域エゴ」と定義することは、小学校という
重要な社会資本を誰のものであるかを顧みない、これも暴論
と言わざるを得ない。
長くなりましたが、統廃合の目的は「子供達の将来のために」
であって、それを導きだすための「教育ビジョン」が必要で
あること。その上で統廃合の在り方を考える条件としての要素
が「市の財政」「少子化」であるという図式だと考えています。
次回は、前回の日吉校区からの請願に対する、市の返答は
どんな書面であったかご報告します。
取り戻せ!加西の未来
井上ちあき
請願1号・2号・3号について本来、趣旨採択をされるべき請願である
ことを主張します。現時点での請願については賛否を留保するために
討論を行います。
「教育変革期への対応」案について、様々な点について不十分かつ
納得しがたい点があることは請願を提出されている皆様と同じ気持ちです。
今回の本会議における一般質問でも教育長にご質問をしましたが、
残念ながらふるさと加西に育ち、羽ばたいていく子供たちにどんな
教育内容を目指しているのか?
その掲げる理想と実態の差、課題が何であるのか?
その課題にどのように取り組むのか?
だからこそ、子どもたちにどんな教育環境を提供すべきなのか?
こうした、統廃合を考える上で最も重要な視点に対する答え
をいただけないということは残念でなりません。
つまり、市民と子供たちの将来について議論をする前提にかけている
と考えます。
財政をまず第一にとらえて論じるならば、市の教育に対する視点は、
学校という設備であって、子どもたちではないのではないかと疑わ
ざるをえません。
我々、地域の大人が「子供達のために」の一点で手を結ばなければ
なりません。
本当にそうすることが、子どもたちの将来のためになるのか?
子どもたちの可能性をより広げるために必要なことは何かを
見ざだめなければなりません。
それが、明確になってこそ、現時点での財政、将来の財政予測、
そして少子化という「前提条件」の上に子供達のための最善策
を具体化させることができます。
財政再建が統廃合の目的であっては、断じてなりません!
統廃合できっとお金がうくだろうから、楽器を買おうとか
床を直そうとか、クーラーをつけようとかという安易な
発想にはくみできません。
このように考えるならば、現時点での不十分な議論の流れの中で
どの小学校を残す、残さないという判断を議会がすることで
固定化させてしまうことは、根本的な「子供達のための最善策は
何か?」を検討し、具体化していくことへの足かせをしてしまう
ことになると考えています。
<以下は市、教育委員会への今後の対応への要望を発言したもの>
すでに、本会議等でも何度も発言し、要望をしておりますが、
①教育委員会は、現時点での「教育変革期への対応案」と、その
プレゼンテーションがいかに住民感情を逆なでするものであった
のかを認識する必要がること
②教育論として、子供達のために今後の加西市の教育をどのように
進化させていくのかを「教育ビジョン」として明確にする必要性
を、統廃合の前提条件として認識する必要があること
③財政論として、本当に11校を維持できない理由を財政データ
として、将来にわたって推計したデータを公表する必要があり
ます。また地域と施設を共有する方法で維持費を削減した場合
の財政推計、また、教育ビジョンを達成するために統廃合が
どのように効果をもたらすのかを明確にする必要があります。
これら等の情報の公開をせずして、対案を求めることは暴論と
言わざるを得ないこと
④市は現に地域核として存在する小学校を廃止した後の、地域
コミュニティーの維持、運営、そして過疎化を進行させない
ための施策、地域振興策等に言及した提案を同時にすべきです。
これらの提案を怠ったままで、これらの請願に見られる
小学校への想いを「地域エゴ」と定義することは、小学校という
重要な社会資本を誰のものであるかを顧みない、これも暴論
と言わざるを得ない。
長くなりましたが、統廃合の目的は「子供達の将来のために」
であって、それを導きだすための「教育ビジョン」が必要で
あること。その上で統廃合の在り方を考える条件としての要素
が「市の財政」「少子化」であるという図式だと考えています。
次回は、前回の日吉校区からの請願に対する、市の返答は
どんな書面であったかご報告します。
取り戻せ!加西の未来
井上ちあき