今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

監査委員決まらず・・・

2008-06-21 | Weblog
6月議会が閉会しました。
各議案や一般質問などの件は後日ご報告します。
また、議会NEWSも発行しますので
是非お読み下さい。

今日の重要な議論になったのは「監査委員」が決まらなかったことです

決してまた、市長と議会が激しく対立して、ということでは
ありませんが、こうしたことがあったことも情報開示したほうが思い
書いています。


地方自治法で、監査委員は識見者(たとえば専門知識をもった方)
と議員からそれぞれ1名がなることになっています。

市長が議会に○○を監査委員に提案する。という提案を受けて
議会が同意するかどうか。というのが形式的な流れです。

実態は、議長・副議長・監査委員は1年ごとに交代する申し合
わせが議会内にあるので、現監査委員からは辞表が市長に提出
されています。

そこで、6月2日の議会初日に議長・副議長の議会内選挙をやって、
そして議会から市長に監査委員に推薦するために選挙を行いました。

従来であれば、市長からこの選ばれた人を後日、監査委員として
提案され、議会で同意するという慣例になっていましたが、市長は
この監査委員提案をこの6月議会ではしなかったということです。

この件について、午後から議員協議会の場を中心に各議員の意見と
市長の見解を述べて、6月議会は閉会し早い段階で接点を協議
することになりました。

さて、市長の主張は大まか次のように私は理解しています。
*財政を十分にチェックする上でも監査委員の役割は以前にもまし
 て重要。
*議会からの推薦を、まったくそのまま受けて提案する慣例を改め
 るべき。
*こうした改善すべきと気づいた時点であらためていきたい。

議会の主張を代表できませんが、主だった意見や私の意見
*監査委員の重要性はもちろん認識し、その上での議会の
投票だった
*慣例を見直したいという意見は、理解するがそれは、6/2の
 議会での投票までに申し入れをすべきであった
*行政をチェックすべき監査委員のうち、有識者は市長が独自に
 人選提案する ので、議員についてはむしろ議会独自として
推薦されたものの方がその役割に実は適しているのではないか。


特に個人的な意見としては、以前の議員協議会でも提案したように
議長、副議長、監査委員が自治法上はの任期は4年でありながら、
議会内の申し合わせで1年交代するとしていることに疑問を感
じています。
それぞれに適した人物は、誰でもよいとは思いません。
こうしたことを改めていくことは必要と思います。

しかし、今回の件については議会で推薦が決まったあとであり、
こうした選ばれ方をすることは市長もご存知であったのですから、
考えられるとすれば、、議会から推薦した者を、こうした理由で
不適格と考えるので提案しないという見解であれば納得します。
でも、この段階でやり方を変更して欲しいということは受け入れ
がたいと思います。

今後は議長を中心に、市長および幹部との交渉ということに
なるでしょうが、市政執行と直接関連のないこと(監査が重要
なのは当然ですが)なので早急に双方が歩み寄って接点を模索
しなければなりません。


こうしたことより、学校の耐震をどうするのか?低迷する
地域経済をどうするのか?根本的な歯止めのかからない人口減少
をどうするのか?加西病院のことや、財政のこと、などなど

市長はじめとする執行者と議会で議論しないといけない
ことは山積です。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき