写真日記

どこまでいっちまったか
わすれちゃったけど
とにかく突き進んでいる
大砲の玉みたいに

久しぶりに
早朝の井の頭公園を散歩して
空を眺めています

夏は放浪していても
どこにでも寝れるから
いいのだけど

いったいいつまで
こんなふうに
ふざけてるんだろうか。
まあいいか、どうだって

男の価値は
昔は
どれだけ野宿したかで決まると
思ってたけど
今は
どれだけお金持ってるかで
決まるみたいです
まあ、そうだよね

世界の認識は旅からはじまる

昨日、
先輩たちと話をしていて
やっぱりそう思った

そういえば
キューバに行ったのは
今年の1月なのだけど
夢の中にいたみたいで
すっかりこっちに頭が戻ってきちまってる

それから
ユーゴ圏にも行ったのだ
6月に
つい最近のことなのに
思い出になっちまったのかい

ここにはないけど
そこにはある

いったい私はどこにいて
どこにいくのか
あなたたちもさ
君は連れていこうかな

私とあなた
君と私

社会に出ていれば
みんなだいたい隠しているけど
まあそれもしかたない
へらへらと笑っている方が
勝ちなのさ
でもまあ
真剣にやってれば
届くこともある
バカだけど
まあ信じよう
どこかで
誰かが笑っていればいいか

世界の認識は旅からはじまる
そんな気がする

写真もそうかな

マケドニアのオフリドの
裏路地で笑っていた子どもたちは
今日も笑っているだろうか

こっちは大都会の東京の
ど真ん中で
笑ってるぜー

月曜日の朝から
台風がやってきて
ゆっくりと東京に上陸して
窓の外は大雨

僕はゴハンを炊いて
納豆を混ぜてから
ゴハンの上に乗せて
食べる

雨はまだ
あがらなかった

TVでは
ようやくオリンピックが終るというので
閉会式をやっている
なんとももうオリンピックって
疲れちゃったよね
マジメすぎるからかな

雨はまだ
あがらなかった

それから
PCで映画を1本だけ観て
PCで写真セレクト作業して

雨はまだ
あがらなかった
けど

傘をさして
夕方の打ち合わせに
出かけて
地下鉄のホームまで辿り着いたところで
中止の電話が入って
ビショビショの靴

もう
雨はあがって
静かな東京

それからまた
PCを抱えて
写真セレクトをはじめる
浜田省吾でも聴きながら
ベオグラードとソフィア
オフリド、スコピエ、プリシュティナ
右手がシビれていく

雨あがりの虹は出なかったけど
空はどこでも繋がっている

それでも時は止まらずに
流れていく

時空を越えて流れていく川

空が明けていくのを
走りながら眺めていた

眠っている

時が止まればいいのにな
なんて
最近そんなこと
思ったことあっただろうか

つかまえようとすればするほど
遠く離れていくような

書くことや撮ることを
あきらめよう
それでいいのだ

週末、
海の天気が悪くなる予報で
ヨットがなくなったので
山に行こうと計画したら
台風が3つも発生して

それでもたぶん
天気図をみていたら
日曜は晴れそうだったのだけど

行くって言って
行かないのが1番よくないのだけど
まあいろいろあるよね

気も滅入るので
ティファニーで朝食を
ヘップバーンを観ていた
そのネコは彼女なのさ

大雨の中の
ラストシーンは悪くない
大抵の映画って
ラストシーンがあまりしっくりこないのだけど
名作はラストまでいい

現実世界では
ラストシーンなんてのはなくて
エンドロールが終わっても
どんどん続いていく

僕は電車に乗って
また旅に出る
いったいいつまで旅ばかりしているんだろうか
ずいぶん遠くまできたもんだ

過去を旅する
過去は美しい
でもそれだけじゃない
ただ過去と今が
繋がっていくのは
愛おしい時間

月の夜に
空が美しく
土手を照らす
水田に虫たちが鳴き
タイムトリップしたんだろうか

眠り続けた
夢の中で

それでも時は止まらずに
流れていく

眠りから覚めると
空が晴れてきた

やっぱりそうなんだ
だから言っただろう

まあでも
それでいいのさ

とりあえず
眠ることにする

セレクト作業が終わって
窓から空を見たら
虹が出てきて
すぐ消えた

今日は空が動いてた気がする

土日の天気予報は
海は雨だけど
山は晴れるみたいだ

8月18日
台風が過ぎ去った後の
気持ちのいい空が
急激に曇って
午後から大雨が降った

雨があがってから
地下鉄に乗って
表参道駅で降りる

自分の写真ってなんだろうなー
って思いながら
撮影場所に向かって
表参道から246沿いに歩いた

有名な映画監督さんの
緊張感のある瞬間を
撮影させてもらって
終わってから
雨の西麻布で
お酒を飲んで
話を聞かせて頂いた

破滅的なほど
本物のクリエイティブを
しようとしている人なのだなと感じた
あと話し方がカッコイイ

2軒目のお店のカウンターに
チェ・ゲバラの写真が飾ってあったけど
そういうことなのかな

革命家は壁を突き破る


自分に都合よく置き換えた場合
もっともっと破滅するほど
真剣にやらないといけないし
やっちまえーってこと
かなと
雨があがった深夜の西麻布から
タクシーの中で
考えていました

今日は朝から
レッチリの
Californication
聴きながら
昨日撮影した写真セレクトをしています