写真日記

入ると出るについて考えていたら
吉祥寺の本屋さんで
岡本太郎の言葉に出会った

人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。

思いついたように起きて
天気がよかったので
久しぶりに新宿御苑に行って
逆立ちをしてバラを眺めた

思いついたように起きて
天気がよかったので
久しぶりに千駄ヶ谷で
フットサルをした

今日は天気が悪いので
おとなしく仕事にでかける

出ると入るについて考えている

自分を捨てないと
自分を拾えないということですか？

自分をぶっ壊すということで
自分を再生するということですか？

そんな筋トレみたいなかんじなのいったい

手に入れてばかりで
溜め込んでいたらダメってことですかね？

吸って吸って吸って吐いて
吐いて吐いて吐いて吸う
みたいなイメージでしょうか？

だったら
日々を捨てて
旅に出るのは
理にかなうのでしょうか？

誰も教えてくれない
太郎も賢治も芭蕉も実篤も
虚しくも耐え忍んで
生きたんだろうか

だいたいココロをフラットにして
ユラユラと交わしながらやってんのに
クソみたいな言葉で
私を殺さないでください

遠くに遠くに
それでも遠くに
戻るのだけど
でも

とにかく
突き進んでいるときは
ココロもカラダも好調で
終わると不調になる

なにを食べていても
味なんかしない感じで
日々は過ぎていけばいいんだろう

耳鳴りがする
道なりに歩いている

一瞬だけ

この道の先にはまだまだ
この道が続いている
地平線の向こう側に

眠いから寝る

昨日と今日は
映画の撮影でした

素晴らしいロケーションで
スクリーンの中で観たことのある
大女優さんが歌っていました

すごいいい写真が撮れて
気持ちのいい撮影でした

ありがとうございました
やっぱり映画のロケはおもしろいな

撮った写真は
まだまだどこにも出せなそうだけど

GWはヨットでした
海は広くて
風が気持ちよくて
最高でした

４日間くらい
船の上で暮らしました

マリーナの扉を越えて
元の世界に戻ります

モンゴルにいるのと
東京にいるのとの
ギャップがなかなか埋まらないので
無理やり満員電車に乗ったり
渋谷や吉祥寺を歩いたり
神楽坂やら新宿やら代官山やら
ついでに高円寺も中野も歩いてみても
なにもすることもなく

狭い空の下で
またはじめからやり直し

悲観しないって自分勝手に決めたんだけど空は狭く僕らを押しつぶそうとする

旅から帰ってきて
日本の空が狭すぎて
泣きそうになる
途方に暮れて
やるせなくもなる

それでも
旅で得たエネルギーで
すべてをふっ飛ばして
悲観しないでいこうと
決めたんだ

決めたんだけど
もはや挫折しそうで
人はこんなにもカヨワイ
武者小路実篤に聞いたんだけど
それでもこの場所は
クソみたいで

自傷行為的に
僕は夜の渋谷を歩いて
捨て猫みたいなふうに
打ち捨てられた
奇跡的に
ジョットに出会って
抱えて眠る

モンゴルで毎日
たくさんの人と遊んだ
東京では
誰も笑ってなんかいない
いやちがうな
笑ってるけど
孤独が浮き彫りになるんだ

まあいいのか
自業自得ってやつで

こんなことなら
自暴自棄的に
すべてをぶっ壊してしまいたい気もするけど
まあどうでもいいのだ

すべて
やがて壊れるのだから

なんて
悲観していると
またバカな奴が戯言いってるなって
笑われるので
やめて
窓を開けて
小さな空を眺めながら
ビールでも飲もう