写真日記

2021.3.11

東日本大震災から
10年が経ちました

昨日までの写真展で
どっと疲れたので
今日は何もしないお休みにして
とりあえず思考を停止させるために
ビールを飲みながら焼きそばを食べながら
TVニュースで観ていました

石巻市の大川小学校の
被害の話が流れてきて
涙がボロボロ流れました

永遠に終わらない悲しみとともに
生きるようです

誤解を恐れずに書くと
私なんかは耐えれないので
なるべく遠くに忘れようとしてしまいます
すいません

2011年3月11日は私は
海外ロケでウクライナで撮影していて
日本から送られてくるニュースを
インターネットで眺めながら
日本は終わったのだなと思いました

助けに行けない歯がゆい思いをしながら
何やってんだよーって
インターネットでニュースを眺めて
コンビナートが燃えて大津波が街を飲み込み
たくさんの人が死んで
都会では大地震の次の日なのに
通勤電車に乗るために駅に人が溢れ
スーパーから食料や水がなくなり
原発は爆発して放射性物質が飛び散り
それを国や東電は隠して
さらに人々を苦しめました
日本は狂っててやばい国なんだなと
遠くから眺めるとよくわかります

それからようやく
4月に東京に戻って
家の玄関を開けて靴棚やら
TVやらがぐちゃぐちゃになっているのを
1ヶ月遅れで体感し
食料や水の確保も出遅れて
なんだろーって感じで
それから予定していた
大阪の写真展開催で大阪に行ったら
めちゃくちゃ普通にペットボトルの水あって
なんだろーって感じで

4月と5月に
陸前高田と大船渡に
ボランティアで行けて
写真も撮ったけど
ちょっと私が撮ることじゃないなと
撮るのをやめて
ひたすらボランティア活動をしていました
陸前高田の破壊された街を海まで歩いたあの感覚と
大船渡で嗅いだ臭いと校庭で会った子供たちの笑顔は
永遠に忘れません

それから
10年が経ったということです

今はコロナ騒動で全世界が被災者になるという
戦いの真っ最中ですが
いったい
私たちって何やってんだろーね
まあいいか
相変わらず世界も私も
どうしようもない

祈り願い
追悼