写真日記

月曜日
もうすぐ大晦日
お腹いっぱいのジャガイモ韓国鍋
歩いて帰る坂道
散らかった小さい部屋
紺色の毛布
一瞬で撮った落ち葉
記憶の断片拾った
三日月が泣いていた
犬が笑った
猫も笑った

月曜日
もうすぐ大晦日

僕の中でジョンが歌っている

便利な時代ねと君が言う
そうだねと僕が答える

声が聞きたければ
電話をするし
携帯メールで手紙を書いて
募る想いを伝える
昨日のことはWeblogを見れば
みんなわかるし
長い悩みはsend E-Mail

じゃあなんで
あたしに会いたいのと
君が言うから
僕はそっと君を抱きしめる

君にわかるだろうか？

独り言

やっぱり
こうやって
なんとか生きていて
だからこそ
写真をみつけて決めたので
やっぱり
人生をかけて
自分の写真に進まなきゃ駄目だと思う
ここにいると
愚痴りながらもなんだか楽に楽しくやれるけど
やっぱり
突っ込んで行かなきゃ
意思があるうちに
いったいなにに躊躇いや未練があるだろうか
いったい今の僕になにがあるだろうか
「どこにいってもおんなじよ」
と笑って誰かが言ってたけど
僕は僕の存在の証として
ひたすらに突き進んでいくだけしか
ない
写真は哀しいのかもしれないけど
僕は泣きながらでも
匍匐前進