写真日記

時間が足りないー
もうAM3:00なので
眠らなきゃならないー

写真展の準備と平行して
締め切りのある仕事をしながら
雑誌の撮影が連日あったりして
とにかく時間が足りません

気がつけば
明日は写真展の搬入の日

少し眠ろうっと

それにしても
ものすごいスピードで
すべての物事をやっている

ほんとは
なにもしないで
空を眺めているのがいいのかもね

クラゲみたいに海を漂って
猫みたいに昼寝する
スナフキンは素敵なメロディーの
尻尾を追いかけていく

さっき気がついたのだけど
ImpressのデジカメWatchに
写真展の記事が載っていました

いつも使っているカメラの
メインのレンズが
ちょっと調子が悪くなって気になったので
銀座のCanonのサービスセンターに
修理に出しにいきました

ついでに
キャノンサロンに
写真展のDMを置いてもらいました
そのまま
ついでに
リコーのリングキューブという
ギャラリーにも立ち寄って
写真展のDMを一番いいところに置いてもらいました

冬の光が眩しくて
この写真を思い出しました

写真展のことばかり
考えてやっているので
日々のことに手もつかず
やることもあるのだけれど
ちょっとフワフワしている

昼過ぎに一つ神楽坂で
新しい仕事の打ち合わせをしてから
地下鉄に乗って淡路町
来週からはじまる写真展の会場に
いまさら行って
プリントの色校を会場のライトに照らしてみながら
想像で写真をレイアウトしてみる

神田達磨の
羽根つき薄皮たい焼きを齧りながら
靖国通りを歩いて帰る

買ったばかりのブルースハープを
雰囲気だけで吹きながら
冷たい風に音色が響いていく

あてもなく旅をして
写真を撮りつづけていく
それだけでなんとも
素敵な僕の日々になる
奇跡的に出会えた瞬間
大切な写真を積み重ねて
写真展になるという

そうそう、
昨日実際にオリンパスギャラリーに
地下鉄に乗っていってみたのだけど
確かに、なぜか迷いそうな場所にあるので
気をつけてきてください
まあ迷う時間も楽しいけど

都営新宿線だと小川町駅でＡ６出口
丸の内線だと淡路町駅でＡ４出口
千代田線だと新御茶ノ水駅でＢ３出口
ＪＲ線だと御茶ノ水駅で聖橋のほうの出口

オリンパスギャラリー東京
東京都千代田区神田小川町1-3-1NBF小川町ビル

稲田喬晃写真展
「ПРОСПЕКТ ГАГАРИНА ３３」

期間2011年1月20日(木)～26日(水)
午前10：00～午後6:00　日曜休館　最終日/午後3:00まで　

　稲田喬晃写真展
「ПРОСПЕКТ ГАГАРИНА ３３」
期間2011年1月20日(木)～26日(水)
午前10：00～午後6:00
日曜休館
最終日/午後3:00まで　
会場/オリンパスギャラリー東京

そしてまたAM3:00を過ぎている

ようやく
写真のレイアウト
セレクトして入稿を終えた
気持ちも軽くなって
ワインでも飲んで眠りたい気分だけど
そうもいかず

昼間入稿したところから
４点変更になったので
差し替え追加の作業をする

一安心というところなのだけど
まだプリントの色味やら
本番前の設置やら
油断できないような気もする

こんな細かく気を使っても
誰も気が付かないかもしれないけど
でもやっぱりなるべく
僕の写真の想いを届けたいのだ

淡い期待かもしれないけど

でもきっと大丈夫だと思う

さてねむろう

結局、
またマスター写真から
ほとんどすべてを見直して
写真を繋げていく作業

なんとも徹夜は嫌なので
もう眠ることにしよう

覚悟を決めて
眠って起きて
また考えようっと

AM3:26

ジャンゴ・ラインハルトを聴きながら
写真展の最後の写真セレクトをしている

苦しすぎて逃げたいのだけど
向き合っていくしかないという
明日、入稿ギリギリの締切りなのだ
8000枚くらいの中から
200枚くらいに選定されて
さらにそこからお話しをつくりながら
50枚に並べられていく

この世の中は
なぜだか
なるべく背伸びして着飾って
名前つけたりお金渡したり
派手にして
とにかくそれをそれ以上に
大きく見せようとするけど
そうではなくて
なるべくベタ足でそのままに
むしろ裸になって
名前を捨ててお金も捨てて
地味にして
とにかくそれをそれとして
そのままにむしろ控えめに
まっすぐに見せたいと
僕は今、思っている
のだけど

いやはや
それでも写真を選んでいくと
邪心があって
やっぱり恐れもあって
なんだかふとわかりやすそうな写真を入れてしまいがちだけど
いやいや違うでしょーって
我に帰ったりし
睡魔とも戦い時間にも追われ
さまざまの誘惑にも耐えて
まだまだ夜も眠れないようだ

ジャンゴ・ラインハルトが
それでも僕に教えてくれることがあるので
なんとも素敵な時間なのだと思う

新潟から帰ってきたら
宅急便やさんから荷物が届いていた
緊張して開けてみると
写真展のDM1500枚
ようやく完成したのだー
紙も色味もデザインも
かなりこだわってつくったので
いやはやなんとも嬉しい
疲れも一気に吹っ飛んでしまう
さっそく
デザイナーのA君に電話を入れる
A君がやってくれなければ
無限にある可能性の中から
ここには辿りつけなかったはずで
一つのDMが完成するという奇跡を
僕はなんとも体感してしまったのだ

写真展DM完成ー