金賞

「寒」 　金賞　

「素顔の檜原」　　　　植木　繁行（常陸太田）



裏磐梯・檜原湖、「氷上の渦」が出た朝の日の出です。
本来は10月から11月に出るそうですが、今年は2月にみられた様です。
空の青を反射した独特の渦模様が美しく表現出来ました。
東の明るい空と氷面の深みのあるブルーとのバランスがとてもキレイ！

銀賞

　「寒」　　　　銀賞　

「凍てつくオホーツクの荒波こえて」　太田　典男（笠間）



墨を流したような暗い海、砕けた雪の様に純白な波・・・強い風が吹き寄せる岸近くを風に向かってカモメが飛んで行きます。
見るからに寒そうに、冷たそうに見える色調の仕上げが見事です。
フレーミング、シャッターチャンス、露出、文句なし！

銅賞

「寒」　　　　銅賞　

「寒気の星空」　　　桜井　ケイシ（笠間）



奥日光・戦場ヶ原、三元茶屋付近の夜景です。
ライトが当たった木、シルエットの木、後方の暗い木々、それらを見下ろす様な満天の星々、少し霧が湧いた空間で、これらが良いバランスで美しいハーモニーを作り上げました。「良く粘ったで賞」ですね。

4位

　「寒」　　　　4位

　「田んぼの神様」　　　　　柴田　直美（石岡）



小さな社を、ちゃんと紙垂をつけたしめ縄で飾ったこの姿から、五穀豊穣を願う昔からの願いがしみじみと感じられます。
目線を下げたワイドレンズでのフレーミングは月を小さく、大地を大きく見せて迫力を感じます。
（大きくプリントすればこの作品の本当の力が出ると思います）

5位

　「寒」 　　　5位

　「奄美の浜辺」　　　　野上　弘子（水戸）



奄美大島といえば暖かい所なのでしょう？
アンダー気味の露出と雲の具合（天使の梯子がきれい！）、それとここにいる３人の女性の服装で、この絵からは寒そうな風が感じられます。
アンダーに感じる写真でも、ハイライト部分を効果的に使えるとこれは雰囲気作りに有効です。