金賞

いよいよ最後の一枚になりました。
どうしてこんなちっちゃな子が一人でこんなところに表れたのでしょう。
どうしてその機を逃さずこの位置でシャッターが切れたのでしょう。
それがこの写真の全てですが、坂部嬢は子供を入れた写真に独特の視点を見せてくれますね～。
技術的な話をすれば、カメラポジション（とくにカメラの高さが良い）が良いので暖色系の地面が画面の大半を占めているために桜の季節の暖かさが写っていること、ゆったりとした贅沢なフレーミングながら他に人が写っていないという画面が不思議な空間を感じさせていることで、更にこの写真からプラスアルファーの面白さがが感じられます。
タイトルがとても可愛いですね。

課題　　「さくら・桜・サクラ」　　金賞

タイトル　　「まいごのまいごの子猫ちゃん」　　坂部　史子（笠間）

銀賞

昨夕はサーバーメンテナンスのために書き込みができませんでした。
で、今日の銀賞は・・・。
飯村ご夫妻が毎朝散歩する、朝もやの芸術の森公園ですね。
こんな世界が見られるのならば、まさに三文の得以上の収穫ですね。
向こうから朝陽が上がって逆光状態となり、ほとんどのものはシルエットですが中央の桜からはしっかりと桜の色が感じられます。
鉄塔などが見えるとたいていの写真は興ざめになりますが、この作品では鉄塔が良い脇役になっているのも見所の一つです。
朝の、光と空気が「別世界の現実」（チョット変な言葉ですが・・）のように感じられる素晴らしい作品です。
575、かなり慣れてきましたね。

課題　　「さくら・桜・サクラ」　　銀賞

「早起きで　三文以上の　得もらい」　飯村　淳子（笠間）

いよいよベストスリー！

薄暮（というよりは夜に近いかも知れません）時の長時間露光の作品で、人間の眼で見える世界とは違った絵に仕上がっています。
偕楽園近くだそうですが、公園下を電車が走り、道路の向こう側の車線でも道路の明るさから見ると車が走っていたようです。
桜も夜桜らしく（ライトアップの夜桜とは違った）雰囲気のある明るさで撮れました。
夕景、スピード感のある列車、車の光跡、がタイトルのイメージをふんわりと感じさせます。

課題　　「さくら・桜・サクラ」　　銅賞

タイトル　　「旅の予感」　　野上　弘子（水戸）

4位

久しぶりにフッシュアイ・レンズの素敵な写真が出ました。
筑波山を覗くと題して、筑波山を中央に配しましたが実際には山はずっとずっと近くに大きく見えていたと思います。
桜と菜の花に思い切って寄ったことが成功の第一の要因です。
そして、桜は青空を、菜の花は緑の草をそれぞれバックにした色のコンビネーションが抜群です。
縦位置にまとめたことで高さを強く印象づけ、スケールの大きな作品にすることが出来ました。
春の夕景もいいものですね。

課題　　「さくら・桜・サクラ」　　4位

タイトル　　「筑波山を覗く」　　柴田　直美（笠間）

5位

縦位置の写真を間違えたように見える方があるかも知れませんが、カメラを空に向けて構えたときにはこんなフレーミングもあるのです。
この画面いっぱいに桜のフレーミングがダイナミックな写真に仕上げました。
そして、桜と椿の競演ですが、強い印象の椿を少なめに配して桜とのバランスをとったのも見事なものです。
こうなると、涼やかな春の風を感じるものですね。

課題　　「さくら・桜・サクラ」　　5位

タイトル　　「競演」　　　福田　義康（笠間）