金賞

「今年の夏」 金賞　

「真夏の夜の饗宴」　福田　義康（笠間）



「月下美人」をこれだけたくさん咲かせたのもお見事ですが、向きの違う６輪すべての特徴を生かした、カメラポジション、フレーミング、ライティング、が抜群です。
６人の美人さん達が黒バックから浮かび上がった姿は夢の世界の様です。

銀賞

「今年の夏」 銀賞　

「今年は釣れないね〜」　野上　弘子（水戸）



カメラポジション、フレーミングが素晴らしいのですが、ここでは何と言っても、的確なレンズワーク（レンズの選択）と画面の切り取りが見事です。
スケールの大きい風景に二人の釣り師を配して豊かな季節の匂いを表現しました。

＊写真塾メンバーの方は、「おしゃべりサロン」をご覧下さい。

銅賞

　　「今年の夏」　　　銅賞

「人けのなくなったサンビーチ」飛田　清（大洗）



ずっと向こうまで人気のない波打ち際、遠浅の砂浜に波が寄せ、ゆっくりと返した後に引き潮の跡を残してハマグリが取り残されました。
ただそれだけの風景ですが、コロナ禍で人出がはばかられた今年の夏を象徴する様な絵になりました。
余分なものを取り去ったシンプルな表現がお見事です。

4位

　「今年の夏」　　　4位

　「夕まずめ」　　　山口　克治（笠間）



山口さんが涸沼一周のサイクリングロードで色々な風景に出会ったのは前出の作品でご存知のことと思います。
焼け始めた夕空と霞む筑波山、太陽を映す水面に対角線状の釣竿、「夕まずめ」の時間帯の釣師をシャープなフレーミングでスッキリと見せてくれました。

5位

　　「今年の夏」　　　5位

　「コロナ禍」　　　金井　善治（笠間）



タイトルを見るまでは、「高い所で、天気も良く、気持ちが良さそうだな〜」と思いましたが、このタイトルを見た瞬間に、このコロナ禍の苦しさやせつなさが、ズーン！と伝わってきました。
こんな形でのコロナ禍の表現はあまり見ませんが、実に心を打つものがあり、お見事です。