金賞

　「年末年始」　　　金賞　　

　「冬至の大仏様」　　　福田　義康（笠間）



笠間・鳳台院・達磨大師大仏の向こうに冬至の夕日が沈みかけています。
雲ひとつない冬の空は如何にも寒そうですが、まるで光背の様な太陽によって達磨大師は暖かそうにも見えます。
そんな光景を写真独特の「明と暗」で見事に表現しました。

＊次回のベスト10はスタートが遅れそうです。
　マメにこのコーナーを覗いて下さい。

銀賞

　「年末年始」　　　　　銀賞　　

　「森の巨大卵」　　加倉井　克巳（水戸）



水戸・偕楽園のイベントでのショットだそうです。
大きな卵に模した風船の様なものが沢山並んでいますが、一つの卵に木漏れ日が射して何やら不思議な風景が展開しています。
そんな情景をアンダー気味の露出とホワイトバランスのコントロールでより幻想的な、よりファンタスティックな絵に作り上げました。

銅賞

　「年末年始」　　　　銅賞　　

　「静寂」　　柴田　直美（石岡）




大洗・神磯の鳥居を望む海岸より海方向を狙ったショットですが、海の様子が見慣れたものとは違った雰囲気です。
シャッターを長い時間開けて撮ると、動きの激しい波でもこんな風に写って、人の眼では見ることの出来ない不思議な絵になって、あんなに荒い海でも静寂な感さえ表現出来るのです。

4位

　「年末年始」　　　4位

　「上野公園の大道芸人」　　　高和　純子（常陸太田）



忙しない師走の上野公園。
客の少ない大道芸人を横目で見ながら自転車が通り過ぎます。
それでも芸を続ける若い女芸人が健気に見えます。
そんな情景を、ピタリのシャッターチャンスで見事にゲットしました。
鳥居の赤が画面を引き締めたフレーミングが素晴らしい！

＊稲田写真塾のメンバーの方は「おしゃべりサロン」をご覧下さい。

5位

　「年末年始」　　　　5位

　「ツリーとランタン」　　　野上　弘子（水戸）



日立のイルミネーションだそうですが、よく見ると撮影後パソコンで手を加えた様です。
イルミネーションのような人工光（特に色光の場合）での被写体はホワイトバランスの基本が「有って無いようなもの」ですから、手を加えることによって更に面白くなる可能性があります。
ここでは、2組のカップルが加わってある種の雰囲気が出ました。