金賞

　「自由課題」　　　　　金賞

　「溢れ出る緑」　　　　加倉井　克己（水戸）



一見、何の変哲も無いどこかの神社の手水鉢ですが、良～く見ると手水鉢からフチに水が溢れ出し、その水面全体に緑が映り込んで緑いっぱいの手水鉢になっています。
発見力、カメラポジション、フレーミング、露出、それぞれ Good !ですが、なんと言ってもこのタイトルが素晴らしい！

銀賞

　「自由課題」　　　　銀賞

　「ホットな休憩」　　　　　野上　弘子（水戸）



写真的に面白い被写体を見つけました。
特殊な発光をする２つの椅子にカップルと一人の女性が座って、妙なシルエットを作っています。
ところが、左上の部分には普通の光が当たり、この光源の違いによる色のちぐはぐさが不思議でホットな世界を創り上げました。

銅賞

　「自由課題」　　　銅賞

　「主役はどちら？」　　　　　吉田　喜男（笠間）



この主役は、迫力、勢い、どれを取ってもニワトリのオスでしょう！
シャッターチャンスがピタリで「コケコッコー！」の鳴き声まで聞こえてきそう・・・見ているこっちまで力が入ります。
２羽の組み合わせのフレーミングがこの場の雰囲気にピタリ。
さらに、良い光線状態で、ニワトリの羽根の白がきれいな調子で表現されています。
が、クジャクだっていい準主役を務めていますよ。

４位

　「自由課題」　　　　４位

　「語らい」　　　　小松崎　登（笠間）



人形作家（案山子作家？）の面目躍如というところでしょうか。
本当に、ちょっと見には人形には見えませんね～。
おっと！写真の話もしなければ・・・。
先ずは、日傘に当たっている光の捉え方が抜群で、さらに後方の木々の日向と日陰からは初夏の光の感じが見事に伝わって来ます。
こんなところで語らってみたいものです。

５位

「自由課題」　　　　　　５位

　「微笑・・・期待」　　　植木　繁行（笠間）



モデル撮影会ではなく、個人的にモデルを依頼してマンツーマンで撮影した作品ですから、レンズの選択、被写界深度、フレーミングなどに植木さんの個性が十分に発揮されていると思います。
自然なポーズを狙ったこと、色もデザインもシンプルな衣装だったこと、は最初の試みとして成功した要因だと思います。
モデル撮影とは、風景写真の様にそこに「出かけて、時を待って撮る」のではなく、「モデルを思う様に動かして写真を創る」ことにあります。
これはこれでとても面白い作業ですから興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。