金賞

透過光のハスの花がブルーがかった背景の中でとても綺麗です。
よく見ると背景はハスの葉群で、葉の周りの水滴がキラキラと水玉模様に光って、作者はこれをハスの花のネックレスに擬したようです。
逆光とボケとを絶妙に使って、妖艶で幻想的な世界を見事に表現しました。

課題　　「初夏の輝き」　　金賞

タイトル　　「妖精のネックレス」　　野上　弘子（水戸）　　

銀賞

初夏、賑わいの去った夕方の河原にはある種の寂しさと気怠さが漂います。
そんな雰囲気を水面の明るい反射を上手く使って詩情豊かに描きました。
ホワイトバランスを「曇り」にしたことで、青味がとれて夕方のぼんやりとした暑さがうまく表現できました。
タイトルも含めて、子供の頃を思い出させる作品になりましたね。

課題　　「初夏の輝き」　　銀賞

タイトル　　「家へ帰ろう」　　桜井　ケイシ（笠間）

銅賞

水面を涼しそうな風が渡っています。
湖面には主役になる釣り船が一艘浮かんでいますが、脇役、背景、すべての画面構成がピタリと決まって緊張感のある画面に仕上がっています。
さらに、タイトルでこの場の音を感じさせる、ニクイ演出を施しています。

課題　　「初夏の輝き」　　銅賞

タイトル　　「カッコーの声に誘われて」　　福田　義康（笠間）

４位

緩やかに流れる水に新緑のモミジが映っているのですが、それはまるでモミジが水中を風に吹かれながら流れている・・・矛盾した表現ですが私にはそんな風に見えるのです・・・水と風が不思議な形で融合した、写真ならではの面白い作品になりました。

課題　　　「初夏の輝き」　　4位

タイトル　　「水中に風を感じる」　　本田孝尹（笠間）

５位

高山植物の花が咲き乱れる小高い丘、その稜線に太陽が隠れた時、こんな光の現象が表れます。この世界をピッタリの露出で的確に捉えました。
薄いブルー、黒、僅かな白、それだけでこんな素晴らしい世界を創る山男は油断がなりませんが、タイトルはやけに素直ですね～。

課題　　「初夏の輝き」　　5位

タイトル　　「今までで一番輝いている」　　山口　克治（笠間）