金メダル。

「麦」も本当のところ新緑と言っていいのかどうかやや疑問がありますが、そんなことはどうでも良いと思えるくらい、淡くて透明感のあるきれ～いな新緑色が広がっています。
絞りを開放値に近いところで、浅い焦点深度で撮影して、トゲトゲの麦の穂を軟らかそうに表現したのも良い結果につながっています。
そこに、この色しかない！と思える色のチョウチョが留まって、この絵が完結しました。

課題　　「新緑」　1位

タイトル 　「ひと時の休息」　　高野　功（笠間）

銀メダル。

まず、レンズワークとフレーミングの素晴らしさが目を引きます。
竹の葉を新緑と言って良いのかどうかわかりませんが（今年のタケノコから育った葉はこう言うかも知れません）、ここに写っている竹の葉達は若葉色でまるで新緑のように見えます。
竹の幹の部分も色温度が高いせいか、青味がかって印象的です。
これらの個性的な素材をバランス良く構築した画面構成力を高く評価します。

課題　　「新緑」　2位

タイトル　「破竹の勢い」　　梶原　公平（水戸）

いよいよ、ベスト・スリー！

薄い緑（若葉色）、濃い緑、そして赤、この三者のバランスが素晴らしい！
そして、なんと言っても発想とタイトルがいいですね～・・長いけど・・・。（山口百恵の調子で声を出して読んで下さい。）
この子がかぶっている帽子とツツジの赤が良く効いていて、フジの花の紫も良い役をしています。
子供を登場させて尚、スケールの大きな写真になりました。

課題　　「新緑」　　3位

タイトル　　「緑の中を駆けてゆく真っ赤な帽子」

　　　　　　　　　　　　　　　飯村　淳子（笠間）

4位。

昨日は東京で集まりがあり、帰りが遅くなってPCまでたどり着けませんでした。

吉田さんが最も得意とする分野、久しぶりの本格風の風景写真です。
東北の方にお出かけになられたようですが、良い場所を見つけましたね。
周りに、反対色のような物がないのに新緑が鮮やかできれいに撮れたということは、
新緑の最盛期にベストな光の状態で臨むことが出来たからだと思いますが、これも実力の内。
タイトルが、説明しかしていないことがもったいない！　

課題　　「新緑」　4位

タイトル　「飯豊連峰」　　吉田　喜男（笠間）

5位。

渓流か滝の横で、真っ黒な岩をバックに2、3本の枝のようなものが伸びています。そして、中央の主役の枝にスポットライトのような木漏れ日が当たって、メリハリのあるコントラストを創り出しています。
この葉の新緑の色が鮮やかで綺麗ですが、それは単にここだけに光が当たったからだけではなくて、背景の黒、流れる水がこの緑を引き立てているのです。
今の時期に見ると、涼しそう！

課題　　「新緑」　　5位

タイトル　「こもれび」　　横堀　義一（笠間）