いなば春男 活動日記

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侵略戦争正当化 プーチン演説9日

2022年05月11日 | 日々の活動
モスクワ9日対ドイツ戦勝記念 テレビより
「潮流」より
 「戦争とは嘘(うそ)の体系である」とはオーストリアの作家、カール・クラウスの言葉です。プーチン大統領のやり方も同じです。昨日の戦勝記念日演説でも、ロシアへの脅威の拡大を強調、ウクライナ侵攻は自己防衛と安全保障が目的と描きました


▼ロシア軍の行動を「特別軍事作戦」と呼び、「戦争」や「侵攻」と表現すると、最大禁錮15年を科す法律もできました。独立系メディアは閉鎖か検閲で沈黙させられました


▼言論統制は長く続いてきました。ノーベル賞作家のベラルーシのスベトラーナ・アレクシエービチさんは「プーチン大統領は20年間、巨額の費用を軍事費とプロパガンダにつぎ込んできた」、その結果「ロシア社会は深いこん睡状態に陥っている気がする」とNHK番組で語っていました


▼いまロシア国民に真実を伝えるさまざまな試みが生まれています。ポーランドのプログラマー集団「スクワッド303」が立ち上げたウェブサイトでは、世界中の市民がロシア市民に直接メッセージを送ることができます。ロシア語のひな型もあります


▼すでに数百万件のメールが送られたと「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」が伝えています。ウクライナ市民の被害を伝える映像などを送ると、無反応や罵倒の返信が多い中、「ウクライナの惨状に胸が痛む」という返信もあります


▼いつまでも国民をだますことはできないことは、歴史の教えです。アレクシエービチさんも語っています。「私たちは語り続けなければならない」と。




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