29日最終日清水市文化会館マリナート 講演する西原茂樹氏((初代牧之原市長)
静岡市で開かれていた第61回自治体学校は29日、全体で集まって特別講演などを行い、全日程を終えました。3日間で902人が参加しました。
静岡市清水文化会館マリナート・大ホール 木をふんだんに使い 休憩中
特別講演では、静岡県中部に位置する牧之原市の初代市長、西原直樹さんが、市長時代(2005~17年)に取り組んだ「対話による協働のまちづくり」を紹介しました。
会場から清水駅
西原氏は、同市では、市民参加のまちづくりをめざす試行錯誤の中で、市民の中に住民同士の話し合いの手助けするファシリテーター(促進者)を育てたり、自治基本条例を策定するなど対話の環境を整え、地域での住民の会合を繰り返してきたと説明しました。
駿府城の石垣 28日分散会後の「城」調査(私のみ独自) 石垣は徳川家康が各地の大名に築造させたため、いろんな形が
11年には東日本大震災・東電福島原発事故を受け、隣接する御前崎市に立地する浜岡原発をめぐる情報を市民と徹底共有。市議会決議と市民意識調査を踏まえて市長として浜岡原発の「永久停止」を求める考えを表明したと紹介しました。
いろんな形の石を組み立て
「津波防災まちづくり計画」の策定にあたっては5地区で各10回ずつ住民との会合を開催。市長自身も7割程度の会合に参加し、住民と職員が知恵を出し合って実情に即した計画仕上げました。
外堀 長い距離が
西原氏は「住民の会合でも市長が冒頭のあいさつだけで帰ってしまわず住民が話しているのをちゃんと聞いていることが大事・主役は市民だ」と強調しました。
7月30日しんぶん赤旗記事より
タクシーの運転手さん 図面がないから「城の形」がわからないから建物ができないという。私も全体をまわり広さに驚く
西原氏の説明に吸い込まれると同時に、三郷市ではどうかあてはめながら聞き入りました。直接民主主義、と同時に議会制民主主義そして「市民が主人公」ここが肝ですね。
駿府城の発掘調査をしているようだ
実行委員長の松繁(自治労連副委員長)氏は閉校のあいさつで、政府の「自治体戦略2040構想」は、「「安倍政権の『戦争する国づくり』、『大企業に奉仕国づくり』のため、国家が自治体を侵略しようとしているのではかと思えてならない」と指摘しました。
徳川家康像 かっこいいですね
3っ日間の研修、自治体とは、議員とは、大変勉強になりました。
私と家康