冬の一輪
昨日のテレビでオリンピックメダル獲得者のインタビュー 何か緊張気味で・・・
しかし、一人ひとりが感動的発言の内容素晴らしいものだった。新聞赤旗昨日の「潮流」にこんな記事が同感だ。
ひとつのジャンプを身につけるために、なんど転んできたのだろう。100分の1秒を縮めるために、どれほどの練習をつみ重ねたのだろう。チームの絆を深めるために、どれだけの時をともに過ごしたのだろう▼雪や氷を滑り、跳び、舞う。メダルの色や、あるなしにかかわらず、選手たちの努力の結晶がきらめいた韓国・平昌冬季五輪。より高みをめざす世界の若者が力と技をぶつけ合い、友情をはぐくみました▼オリンピックには後々まで語り継がれる名場面があります。スケートの女子500メートル。小平奈緒さんと韓国の李相花(イサンファ)さんが肩を寄せ合い、互いに「尊敬している」「誇らしい」と心を通わせた姿は今大会のハイライトに▼国をこえ、健闘をたたえあう場面がいくつもあったすがすがしい大会でした。ぎりぎりのたたかいのなかで発揮されるスポーツ精神は、人間賛歌や人類愛につながります。同時に、それが現実の社会や世界と重ならないもどかしさも▼韓国まで行って軍事演習の再開を迫り、自国のメダルばかりはしゃぐ首相。同じ自民党の議員は、カーリング女子の準決勝で日本を破った韓国を描いた記事を「ちょうにち新聞」とやゆする。これで次の五輪を開く資格があるのか▼軍事衝突の緊張が高まるなか、南北が歩み寄り成功させた「平和の祭典」。北朝鮮の無法はゆるがせにできませんが、スポーツは対立ではなく対話の機運を高めました。選手たちの力には及ばずとも、私たちにも政治を動かすことはできるはずです。