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神戸コレクション観覧記(梨花・神田うの・須藤元気・田波涼子・小泉里子・真山景子・JJモデルらが一杯)

2006年02月25日 | アパレル放談
今日2月25日(土)に2006SS神戸コレクションが六甲アイランドのKFM(神戸ファッションマート)で開催されました。

我が家から5分ほどの近場でもあり、神戸コレクションを観にいきました。

地の利を生かして、どこの新聞社よりも早く、神戸コレクションの第一報を書きます。
早いだけがとりえです。
詳しく正確な内容は来週の業界紙の新聞紙上でご確認ください。

より詳しくは3月17日(金)24時30分~25時30分にMBSで放送予定(多分寝ている頃と思いますが・・・)

午後1時から7時まで、3回に分け、ファッションショーだけで26ブランドあり、その他、日産MOCO(軽自動車)、LUCIDO(化粧品)、Tuche(ストッキング)、ACUVE(カラーコンタクト)、靴など異業種とのコラボレーションショーがあり盛り沢山でした。

BOAや天上智喜(韓国出身の4人グループ=初めて知りました)のライブステージもありました。

その他チョコレート、アイスクリーム等のブースも出店して、ショーと言うより、エンターテーメントイベントでした。
(ハーゲンダッツは今春新発売の製品を無料で配っていました)

前回からメインスポンサーが行政から民間に移行に移行し、資金集めの関係上、スポンサー数も多くなり、このように協賛企業が多くなったと思います。
高田恵太郎氏はじめ主催者の継続開催のご苦労お察しします。

普通は、これだけ盛り沢山だと(欲張ると)、「ごった煮」になり、イベント自体が変な味になるのですが、「神戸というスパイス」が効いており、「ごった煮」が「神戸シチュー?」になり、一つの良い味になっています。

神戸という環境か?プロデュース力か?解りませんが、なかなか他では出せない味と思いました。

「神戸コレクション」というより「神戸シチュー」といったほうが良いかも知れません。
私には「好きな味のシチュー」でした。

横浜での開催が予定されていますが、関東の味覚に合うか興味あります。
(「おでん=関東煮」も関西と味が違うから気にすることないか・・・)

神戸コレクションを観ていて、前から感じている事は、「マイナーも上手く協力し合えばメジャーになれる」と言う事です。

うがった見方かも知れませんが、神戸コレクションのスポンサーの大半が大手企業であっても、新規事業ブランドであったり、比較的小規模か、新しい企業のブランドが中心であるという事です。

メンズ化粧品のマンダムがLUCIDOの発売に合わせてスポンサーになり、グンゼのTuche、日産のMOCO(軽自動車)など新規開発ブランドのキャンペーンの一環として、スポンサーになったのではないかと想像します。

読者モデルブランドも神戸のセレクト系のブランドもJJとのタイアップでの相乗効果がきっかけとなりました。

JJの雑誌モデルにとっても、ファッションショーの機会は少なく、慣れない舞台で、どこかぎこちないウォーキングや、少し照れて、胸の前で可愛く手を振るしぐさをするショーは観客とブランドを一体化する効果が出て魅力的なのかも知れません。

主催の毎日放送としても、ファッションの話題が乏しくなった関西で、神戸コレクションは毎日放送の事業局としても、格好の素材であったと思います。

弱者(新規参入者)は既存の価値観に囚われなく、新しい自由で斬新(破天荒)な冒険ができるものです。
また、企業間のバリアが低く、協力し合えると思います。
プロデューサーとしては腕の振るう部分が多くあり、やりがいがあると思います。

結果的に神戸コレクションがこれまでのデザイナーが行ってきたプロ向きのファッション(モード)ショーと異なった、顧客向けのエンターテーメントショーが可能になり、回を重ねるごとに盛況になっていく要因と思います。

雲を突くような長身のモデルがオドロオドロシク舞台を闊歩するショーを経験している私にとっては、なんとも楽しく、微笑ましいショーに感じます。

会場のあちらこちらで、ミニ撮影会やサイン会が自然発生的にあり、観客参加型のショーイベントです。
(ロイヤルボックス席は6,000円と高くして、他は立ち見で、座る人の満足・差別化を計算した仕掛けは巧妙にしていますが・・・)

神戸コレクションをステップに、LUCIDOやTucheや読者モデルブランド、セレクトショップブランドなどビジネス的に成功しているものも多いと思います。

回を重ねる毎に商品内容も充実してきたように感じます。
入場者も満員御礼状態でキャパ的にもいっぱいでした。

次回の新しい試みが楽しみです。

初心を大事にして、神戸コレクションは「手の届くあこがれ」で有りつづけてほしいと思います。(老婆心)

自称「ちょい不良オヤジ」の神戸コレクション・エクゼクティブプロデューサー高田恵太郎氏の手腕に期待します。

神戸コレクションの成功から、マーケティングの一つのスタイルが浮かんできます。

(余談)
実は、毎年サプライズモデルを楽しみにして、最後まで見てしまうのですが、今年はサプライズモデルは無かったようです。

メンズの総合格闘家(今やモデル?)の「須藤元気」カッコよかった。
プロ顔負け。
彼のステージが、会場の若い女の子が一番盛り上がっていました。

最後の4人のモデル(セレブ会?)の玄関からの赤絨毯歩き、リムジンでお帰りの、お見送り迄して帰りました。(少し待たせ過ぎ)
梨花ステージよりライト無しの方が綺麗でした。

今日は年齢を忘れて、半日楽しくミーハーしました。
(当人は仕事と思っています⇒大変勉強になり、刺激を受けました)