TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

THE LONG RUN / EAGLES

2012-11-28 23:52:27 | AORとか
DON FELDERの新作を聴くにつけ、どうも聴きたくなってしまったのがEAGLESの1979年のアルバム「THE LONG RUN」。
小生にとっては、かの名作「HOTEL CALIFORNIA」よりも先にこれを聴いていただけに、ちょっとした思い入れもあったりして。
EAGLESを初めて聴いたのは、このアルバムからのシングル「HEARTACHE TONIGHT」。今にしてみればEAGLES入門曲としてはいささか異質だったわけではありますが…、当時たまたまレコード屋でこのアルバムの輸入カセットテープを千数百円くらいで売ってるのを見かけて思わず財布の中身のほとんどをはたいて買ってしまったな。そもそもLPレコードが2,500円の時代、輸入カセットテープとはいえ(てか輸入盤も殆ど売られていなかった当時としては、今思えばいろんな意味で珍しいものだったよな)半額くらいで買えたのは奇跡的だったわけで。そんな喜びもあって、かなり聴き込んだものです。

その後EAGLESをいろいろ聴くことによってようやくわかるこのアルバムの異色さ。いわゆるEAGLESらしさ、を感じるのは「THE LONG RUN」「I CAN'T TELL YOU WHY」「IN THE CITY」、そして最後の「THE SAD CAFÉ」あたりでしょうか。他の曲はなんとも毒だらけだったり、脳天気だったり、陰鬱だったり、なんか無理してるな~感があったり。アルバムの中に躁鬱が混在する、いわば「病んだ」アルバムだったのかな…と。歌詞の日本語訳を見てみれば、卑猥であったりストレートな皮肉や批判であったり下世話であったり…ある意味パンクかもしれない、そんな激しい言葉を並べたコンセプトアルバムみたいなものなのかな。
でもやっぱりいろんな曲の雰囲気の落差がまた面白いわけで、何度聴いていても飽きないのです。改めて聴いてしまうと…もうしばらくは頭の中でこのアルバムの曲がぐるぐるとローテーションしてしまう、まるでクスリに侵されているような…。

THE LONG RUN / EAGLES
DON HENLEY(vo,ds)GLENN FREY(vo,g,keys)JOE WALSH(vo,g)DON FELDER(g,keys,vo)TIMOTHY B.SCHMIT(vo,b) JIMMY BUFFETT(vo)DAVID SANBORN(sax)

今日の通勤音楽
THE LONG RUN / EAGLES
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