TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

EXIT…STAGE LEFT / RUSH

2013-03-13 23:33:34 | その他の音楽
RUSHの最新、と言ってももう一昨年の作品になりますか、ライブ盤「TIME MACHINE 2011:LIVE IN CLEVELAND」を最近聴きながらふと思った。なんか…演奏雑になってないかなぁ?
確かにメンバー皆さんも、もはや還暦。仕方ない面もあるにはある。まあ今に始まったことではないけど、もうどこまでが生演奏で、どこからがシーケンサーや自動演奏なのか…皆目わからなくなってきていて、むしろ演奏の雑さをカバーするために余計な音まで出して音の厚みを加えているような気も。でありながらも2000年代以降オリジナルアルバムとライブアルバムを交互に出している状態。確かにRUSHはライブバンド、と言われてきていた。だけど、「TIME MACHINE~」を聴いていると、もう限界に来ているのではないかと感じてしまうんだな、残念なことに。てかライブアルバムを頻発するようになった頃から既にそういう状態だったのかもしれないけれど。

そこでRUSHの名作ライブ「EXIT…STAGE LEFT」。初めてこのアルバムを聴いた時の衝撃は凄かった。3人だけでの生演奏の限界に挑んだ究極のライブアルバムだと思う。改めて聴いてみるとやっぱり凄いよな。録音されている音自体も生々しいし一切の誤魔化しがないように思う。当時の曲だからなのかもしれないけどライブの展開もドラマチック。テクノロジーに頼らない、まさに人間3人の肉弾戦。これぞライブなのです、真似のできないプロの仕事なのです。この作品もまた一生モノの1枚ですね。この8年後にリリースされた「A SHOW OF HANDS」ではもうシーケンサー頼りに傾き始めていましたから、その意味ではRUSHの最高傑作はこの「EXIT…STAGE LEFT」だったのかな、と今更ながら思うのです。
ところでライブアルバムではなく、ビデオとして「GRACE UNDER PRESSURE TOUR」がリリースされています。ここで初めてシモンズドラムがライブで登場しているのですが…まだ、この時点ではそれほどシーケンサー頼りにはなっていないのかな。ビデオは持っているものの音だけは聴き込めないので、ちょっと前にCD化されているのを買って改めて聴いてみようかな。もしかして「EXIT…~」よりもいいライブなのかもしれないしね。

今日の通勤音楽
TIME MACHINE 2011 : LIVE IN CLEVELAND / RUSH
EXIT...STAGE LEFT / RUSH
コメント
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