TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

VVVF

2009-03-06 23:58:02 | Weblog
SUPER BELL"Z/向谷実「鉄道ゼミナール 音楽編」を聴いていて思ったこと。
やっぱり鉄道が音楽に結びついたのはVVVFのおかげなんだろうな。
VVVFったって一般的にはなんのこっちゃの話なんだけど、まあ、最近の新しい電車といわれるほとんどがこのVVVFといわれる制御方式。特に初期のもの(GTOとか言われるやつ)は加速時の音の変化に特徴があって、今までの電車のいわゆるモーターそのものの音と違って音に高低が段階的につくものだから、なんか音楽っぽさがあったものです。乗ってて音聴いてると結構楽しかった。
その典型が京浜急行2100形とJR東日本E501系の「ドレミファインバータ」と言われるもの。電車が発車するときに簡単に言えば「ドレミファソラシド~」なんて歌うんですね。E501系に至っては停止時に逆に音階が上から下がっていくなんてのもあって。詳しいことはわかんないけど、音階を調整することができるらしくて、外国では本当にメロディを奏でるものまであったそうな。向谷さんはこの音が相当お好きなようで、タモリ倶楽部やらトレインシミュレーターやらでこの音階をモチーフにして京浜急行を表現した曲を作っていた。もちろんSUPER BELL"Zもそうだし、くるりの「赤い電車」なんて曲でも使われていた、いわば鉄道・音楽コラボの代表的な存在だったのです。

でも悲しいことに、京急も、JRも、この装置を全て最新のものに交換してしまうのだとか。
シーメンスというドイツ製の装置を使っていたことから、メンテナンスに手間とコストがかかってしまうため、日本製のモノに代えはじめているそうです。京急なんかドレミファインバータを売りにしてたような風もあったんだけどな。向谷さんイチオシのネタが無くなってしまいそう。

ちなみに最近のVVVF音って段階的に音が上がる、というのではなくてもっと高周波の音で一気に上がってしまいます。ちょっと味気ないし、気にするとかなり気になるかもしれないくらいノイズっぽい音です。でも雨の日なんか音が上がりきろうとするところで車輪が空転してしまい、下手糞な歌手みたいにとでもいいましょうか、高音が出きらずに音がよろよろすることがよくあって、それはそれで面白かったりもします。
この手の音を集めたサイトもたくさんあって、聴いてみると面白いですよ。
普段利用している電車の音もいろいろ違うものだと新しい発見があるかもね。
コメント
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