TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

Chili's Song/オフコース

2006-12-13 00:18:46 | Weblog
オフコースの(最新?)ベストアルバム、「i(ai)」が売れてますね。アルバムチャートでもトップ10に入る勢いです。フィルムコンサートなんていつの時代だかわからんようなイベントも盛況だったようで、ちょっとしたオフコースブームが再来している2006年末であります。

しかしそれこそ20~30年前のバンドが現代でも受け入れられている、って凄いことでし、手を変え、品は変えずにコンスタントにオフコースで儲けられる東芝EMIもオフコースサマ様でしょうね。これだけ時代を超えて愛されるのはBEATLESとオフコースくらいなものでしょう。(BEATLESもEMIでしたっけね)他にもオフコース同様に息の長いアーティストは国内にもいますが、(サザンとか永ちゃんとか?)オフコースって既に過去のもの。そんなところもBEATLES伝説に近いのかもしれません。もちろん再結成の可能性だってないわけじゃないんでしょうけど、やはりオフコースも伝説であって欲しい。再結成ステージを見てみたいなんて思いながらも、やっぱりするべきじゃない、しちゃいけないような気がします。

周期的にやってくるちょっと先が見えないような混沌とした時代、まさに最近の若者の持つ失望感にはオフコースの憂いを秘めた世界観って癒しになるのかもね。我々のような世代だけでなく、若い人にも聴いてもらえるのは喜ばしいことですね。

なんてことを、オルコースのアルバム「LIVE」(1980年リリース...26年前かぁ)を聴きながら書いてますが、このアルバムで印象的なのが「Chili's Song」。もちろんオフコースとしての魅力がたくさん詰まっているライブですが、あたりまえなオフコースサウンドと違うのがこの曲です。3分もない小作品ですが...ジャズしてます。松尾一彦による曲で、彼のハーモニカがフィーチャーされているインストナンバーと紹介されてますが、ハーモニカによるジャズナンバーと言ってもいいでしょう。小田さんのメリハリのついたジャジーで美しいエレピサウンド(rhodesでしょうか~小田さんの弾くジャズっぽいピアノってこの曲でしか聴けないですよね)、鈴木さんの黒人ジャズを思わせるような渋いギター、そして大間さんのブラシっぽいスティックワーク。清水さんは...ま、普通にベース弾いてますけど、どれをとってもジャズしてます。オフコースにもこんな一面があったのか、という新たな発見がある1曲です。
コメント
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