星空研究Memo

ここは某天文屋の外部記憶装置である。

2010/08/28の観測

2010-08-29 05:42:25 | 観測ネタ
夕方フラットを撮る。

その後、晩飯食べたり、夏の学校の集録を作ったり。
24時過ぎから少し仮眠。

27時半起床。
所々雲がありますが晴れていました。
冬のダイヤモンドがよく見えました。
早速、KT Eriへ望遠鏡を向けて多色測光を行いました。

測光してみると
、現在Vで13.8magくらいです。


ちなみに
先日撮ったCI Cygのスペクトルなどをvsnet-symbioに報告してみたのですが
何故かvsnet-alertのほうへメールが飛んでいきました...;


[追記]
Mhhさんからご指摘頂きました・・・;
まずFWHMが800km/sってのは間違い。速度分解能を考えれば分かることなのに;
(Christian Builさんのメール見て気付きました;)
あとメールは@oouri...へ投げないとダメなんですね。
VSNETのHPにあったアドレスをそのまま使ってました・・・

それからDSS-7のRの値って今まで400だと言い切ってきましたが
実測した⊿λ(15~17Å)を考えると、過剰評価だったかなぁ?!
(いや、そんなもんやろ?!)
R400だとFWHMが800km/sってのがギリギリリアルになっちまう?!

はぁ、それにしてもアホなこと連発してしまいました・・・反省_| ̄|○

カプセルミュージアム by KAIYODO

2010-08-27 22:27:51 | 独り言

↑毒蛇の牙を研究している友人から頂きました。
Troughton telescopeのフィギアです。

カプセルミュージアムというガチャポンですね。
海洋堂の製品なので、リアルに作られています。

説明書がついていました。
こういうの好きですし、せっかくなので?、メモしておきます。

This telescope was imported from the UK to Japan in early Meiji Era as the first orthodox astronomical telescope. It was made by Troughton & Simms Ltd., a major scientific and opical instruments company of England. It was initially placed in the observatory of the Geographical Bureau of the Department of the Interior. Later, it was moved to The Tokyo Astronomical Observatory and was used for astronomical observations and education for a long time. This telescope is a refracting type with an objective lens of 20cm aperture and a mounting of the German equatorial type. The tube and frame are made of cast iron, and the moving parts are made of brass. It was nicknamed the "Troughton Telescope" for short.

てな感じです。
日本語の説明も一応ありました。
口径20cm、筒の長さが276cmらしいのでFは14くらいでしょうか。

ちなみに監修・解説は国立科学博物館の西城先生でした。

2010/08/26の観測

2010-08-27 05:57:02 | 観測ネタ
KT Eriまで時間がたんまりあるので...
CI Cygへ望遠鏡を向けてみました。

結構明るかったので、試しにスペクトルを撮ってみました。
晩期型星のスペクトルに加え、バルマー線やヘリウムなどの輝線が見られました。

輝線の同定にはFehrenbach & Chun (1981)を主に参考にしてみました。

ついでに多色測光もやってみると、Vは9.89magといったところ。
どんどん明るくなっているのでしょうか?!

あとは、適当な星をモニターしました。

しかし27時あたりで真っ白に曇りました・・・orz
KT Eriは測光できず;


それにしても、夜は秋を感じさせるような空気になってきた気がしました。
昼間は鬼暑いですが・・・

2010/08/21 & 23の観測

2010-08-24 05:12:25 | 観測ネタ
21日の朝に美星から公共の交通機関で帰ってきたわけですが
朝8時前に天文台を出発し、家に着いたのが11時って・・・;
帰宅で激しく疲れました。


21日晩。
起きると27時過ぎでした。
ヤバス!寝すぎた!晴れてる!!
急いで大学へ。
なんと4年生がKT Eriに望遠鏡を向けてくれていました。
ほんま助かります(^^;
透明度が悪いながらも、なんとか観測できました。

23日晩。
HS2219+1824の増光情報があったので連続で撮りました。
21時から約5時間追いました。
しかし水蒸気が多く、月の影響で空がとても明るい・・・エラーも大き目です。
とりあえず測光してみると、superhumpのような目立った変動は見られないかなぁ。
(でも目を細めて光度曲線を見ると...ハンプが見える希ガス...?!)
あと減光傾向にあるかなぁ。
最後、KT Eriをやろうとした時には曇りました・・・_| ̄|○

2010/08/20の観測 in 美星天文台

2010-08-24 04:42:35 | 観測ネタ
美星天文台が行っている公募観測
台長預かり日を使って観測させて頂く事に☆


22時までは一般観望会があります。
しかし、雲が流れていてお客さんは綺麗な星空を堪能できませんでした・・・
わ、私の観測も危うし!!

次第に22時半過ぎから晴れだします。
おお!やった!!

そして台長様に一晩中ご指導頂きました。
観測のノウハウを覚えるので精一杯で・・・アタフタしました・・・;

とりあえず目的星まで時間があるので、練習でいくつかの星を分光観測。
私が練習で何を観測するか悩んでいたら
台長様の鶴の一声?!で、まだtype未特定だったSN2010gzをやることに・・・!

supernovaの分光観測なんて始めてだったので
とても貴重な経験をすることができました。
どうやらtype Iaだったみたいです。

さて目的星である某新星の分光観測もうまくいきました。
暫定的にデータ処理は済ませています。

し、しかし!!

美星の分光データ処理マニュアル
を見ながら
試しにIRAFでもデータ処理を進めていますが...
一次元化がうまくいかず四苦八苦;
とりあえずapallでつまずきます・・・
アパーチャーが全然違う所に当たります。
うーむ。
しばらくIRAFとの格闘が続きそうです。