星空研究Memo

ここは某天文屋の外部記憶装置である。

2011/03/30の観測

2011-03-31 07:30:38 | 観測ネタ
SDSS_J0812ER UMaを連続測光観測しました。

ER UMaの後はV5587 SgrとNova Sgr 2011 No.2を多色で撮りました。
駄目もとで後者をSGSで分光してみると
幅の広いHαはクリアに捉えることができました。
他のラインはまったくわからず、ノイズや光害の引き残しが顕著でしたorz

ちなみに、PNVとして情報が出たとき岡山に居ませんでした。
それほど明るくないので半ば諦めていましたが・・・
SGSでもセルフガイドを使えば、なんとか観測できることが分かったので結果オーライ。

BeSpec

2011-03-31 07:28:05 | 独り言
美星天文台から配布されているBeSpecが
Windows 7では動作しないことがわかりました。

proでXPモードを使えば動きますが...
クイックルックなどで多用していたので残念orz

All Sky Camera

2011-03-30 15:49:36 | 観測ネタ
SBIGのページより。
http://www.sbig.com/sbwhtmls/announce_allsky-340.htm


雨天にも対応しているようなので、野ざらしでも良いというのが魅力的です。
しかしお値段は2000ドル近くします。

中古のデジイチと、SAMYANGの魚眼レンズなんかを使えば機材面では格安で揃います。
しかし雨天対策をどうするか考える必要があります。

個人的には後者を色々考えながらセットアップするほうが楽しいのですが...w

Aitoff projection on R

2011-03-28 01:12:38 | R言語
2MASSやWMAPで使われているような座標系でグラフを描いてみたいな~と
ふと思って、Rで挑戦してみました。

どんな座標系なのか調べてみると
Mollweide図法やらAitoff図法といった言葉が出てきました。
主に世界地図なんかを描くときに使われるらしく
他にも様々な図法があるようです。

今回はとりあえず、Aitoff図法を使ってみることに。
計算(座標変換)に関しては英語版のwikiが参考になりました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Aitoff_projection

試しにデータは理科年表に記載されている散開星団と球状星団の
銀河座標(l, b)を使いました。


Rで単にプロットすると、このようになります。
青丸が散開星団、赤丸が球状星団になります。

wikiを参考に(l, b)をAitoff図法の(x, y)に変換。
あと外枠(楕円)と補助線を描いてしまえばそれらしくなります。


これが銀河座標をAitoff図法で表現したグラフです。
とりあえず、なんとか描けたので万歳!

しかしコードが長ったらしいので(特に補助線を描くところ)
もう少し整理しようと思います。