・荒木俊馬, 1971, 恒星社, 「四訂新版 現代天文學事典」
1800円で購入。綺麗です。
レーン・エムデン方程式のレーン博士の写真を探していて、
O さんにこの本を教えて頂き図書館で眺めました。
目的の写真はなかったのですが、星の内部構造 (ポリトロープ) の話しが詳しく
書いてあり大変参考になりましたので、結果オーライ。そしてアマゾンで早速購入。
# ポリトロープの話しは日本語の教科書にはあまり詳しい解説が無いことが多い。
ちなみに荒木先生はどういった研究をされていたのだろうかと思い、
ADS で "Araki, Toschima" で検索してみました。
すると、"Zur Theorie des inneren Aufbaues der weiβen Zwerge" という
1934 年の論文 (ドイツ語) が出てきました。
ドイツ語なので中身はサッパリなのですが、タイトルは「白色矮星の内部構造の理論」だと
思われますので... おぉ、なるほど。それでこの事典には星の内部構造の話しが詳しく書いて
あるのかなという印象を受けました。
それにしても、これだけのボリュームをお一人の著者が書いているということに驚き。
今となっては古い情報源でしょうが、古典的な部分、当時の解釈など、
この本から学べることはまだたくさんあるように思う。
# 変光星や新星の章も見ていて興味深い。
・吉井譲, 2003, 東京大学出版, 「東京大学マグナム望遠鏡物語」
350円でした。
あることをキッカケに読んでみることに。
まだ半分も見れていませんが、最近は銀河系の構造などにも興味があるので、
前半部にそれに関連した話しがあり面白い。
(あと、師匠の師匠のお名前が出てきて思わず「おぉ」と口走った。)
最近買った三冊↓
・北村正利, 1974, 東京大学出版, 「星の物理」
150円でした。初版でありながら、書き込みも無くとても綺麗です。
ぎょしゃ座ε、こと座βなど、当時の見解を知ることができて面白いです。
・一柳寿一, 1966, 恒星社, 「原子核物理学と星の内部構造」
580円でした。ポリトロープの話しについて見てみたかったのですが、
それほど詳しいことは載っていませんでした (^^;
ただ他の章で面白そうな話がありましたし、あと扉絵にエムデン博士の写真が載っていたので満足。
・A. Cassatella & R. Viotti (Eds.), 1990, Springer-Verlag, Physics of Classical Novae
43ドルでした。ADS で新星の論文を探しているとよくヒットする proceedings。
これまで研究室のものを使っていましたが、安値で見つけたので自分用に買いました。
・H. W. Duerbeck, 1987, D Reidel Pub. Co.,
A Reference Catalogue and Atlas of Galactic Novae
USA より 4800 円でした。研究室のものは表紙がまっ黄色の (復刻?!) タイプだったのですが
届いたものは格好いいデザインになっていて、なんだか得した気分になりました。
・野上 茂吉郎, 1980, サイエンス社, 「原子物理学」
1000円でした。
カバーはボロボロ、中身もそこそこ書き込みがありますが許容範囲です。
・和田 正信, 1982, 共立出版, 「放射の物理」
750円でした。少し書き込みがありますが綺麗です。
・A. Blaauw & M. Schmidt (ed.), 1965, CHICAGO, Galactic Structure
L. Plaut の Distribution of Novae in the Galaxy
が見たくて買いました。
お値段は1700円でした。アメリカから約2週間ほどで届きました。