星空研究Memo

ここは某天文屋の外部記憶装置である。

今とこれから

2013-03-28 14:16:39 | 独り言

20日に学位授与式。
21-22 日に一泊で学会@埼玉。
23日に岡山の下宿を出て、現在は一時的に大阪(実家)におります。

22日 (埼玉後) の夜から体調が悪くて、一人で引っ越し作業するのはかなり大変でした (^^;
で、その後体調がなかなか戻らないし変だなと思って25日に病院に行ってみると...
インフルエンザA型に感染していましたorz
おお... いくら風邪薬を飲んでも治らないわけですw
現在タミフルを飲んで順調に回復中。でも咳がとまりません。

さて、4月からは研究を維持するための良い話しを掴むことができず...
とりあえず兵庫県の某定時制高校で常勤講師をやることになりました。 
住む場所も岡山ではありませんし (姫路の予定)、観測の第一線からは一時離脱です。

常勤講師なのでどれだけ時間に余裕があるのかまだよくわかりませんが、
研究は可能な限り継続し、今年も頑張って論文を書きたいところです。
(PC など自宅で研究できる環境も整えないといけませんね)
本数を増やさないと良い話しがあっても競争相手に太刀打ちできないのは明白。
# 主著2本で修了できても、ポスドク界ではまったく歯が立たないことも実感しました。 

とにかく諦めず、挑戦し続ける。
そして論文を書く。
研究面ではこれに尽きる一年となりそうです。 


古本購入履歴

2013-03-03 03:59:12 | 天文古本


・荒木俊馬, 1971, 恒星社, 「四訂新版 現代天文學事典」
1800円で購入。綺麗です。 

レーン・エムデン方程式のレーン博士の写真を探していて、
O さんにこの本を教えて頂き図書館で眺めました。
目的の写真はなかったのですが、星の内部構造 (ポリトロープ) の話しが詳しく
書いてあり大変参考になりましたので、結果オーライ。そしてアマゾンで早速購入。
# ポリトロープの話しは日本語の教科書にはあまり詳しい解説が無いことが多い。 

ちなみに荒木先生はどういった研究をされていたのだろうかと思い、
ADS で "Araki, Toschima" で検索してみました。
すると、"Zur Theorie des inneren Aufbaues der weiβen Zwerge" という
1934 年の論文 (ドイツ語) が出てきました。
ドイツ語なので中身はサッパリなのですが、タイトルは「白色矮星の内部構造の理論」だと
思われますので... おぉ、なるほど。それでこの事典には星の内部構造の話しが詳しく書いて
あるのかなという印象を受けました。

それにしても、これだけのボリュームをお一人の著者が書いているということに驚き。
今となっては古い情報源でしょうが、古典的な部分、当時の解釈など、
この本から学べることはまだたくさんあるように思う。
# 変光星や新星の章も見ていて興味深い。



 
・吉井譲, 2003, 東京大学出版, 「東京大学マグナム望遠鏡物語」
350円でした。
あることをキッカケに読んでみることに。
まだ半分も見れていませんが、最近は銀河系の構造などにも興味があるので、
前半部にそれに関連した話しがあり面白い。 
(あと、師匠の師匠のお名前が出てきて思わず「おぉ」と口走った。)