本来名古屋で行われるはずの場所が両国での開催となり、大相撲観戦に行ってきました。
都民は遠出すべきでない状況なので、私にとっては都合のよい「都内におけるお楽しみ」。
今場所はソーシャル・ディスタンス確保のため通常4人用のマス席を一人で使うことになっていて、これも行くことにした決め手になりました。
場内アナウンスで「マス席の方は中央にお座り下さい」とまで言われ、自分が和菓子にでもなったような気分。
一人でひとマス使うのはとても快適で、もう一日行こうかと思ってしまったほどでした。
幕内土俵入りの行列。
たまり席(砂かぶり)や花道脇の席にはお客を入れないことにしているので、やけにスッキリ。
一番華やかなひととき。
感染対策は観客だけではありません。
力士は力水を口に含まず、エア力水。
審判の「物言い」協議も、普段より距離を取って行われます。
おかげで内容が聞こえるという噂も。
背景がスッキリするせいで、いつもは気にならないものまでよく見えます。
呼び出しさんたちが、一度にこんな大勢で任務にあたっていたとは。まるでハワイのメネフネのよう。(メネフネは建設が得意な小人の妖精で、一夜にして巨大な建設物を造ります。)
千代のフチも連れて行きました。
声を出しての応援は禁止され、すべて拍手で表現。寂しさがある一方で、間の悪い声援や団体によるエール(私は相撲にはふさわしくないと思う)、小うるさいスー女のおしゃべりが耳に入ってこないのは良かった。
触れ太鼓を聴きながら家路へ。(と書いておきながら、徒歩で温泉へ。)
太鼓は呼び出しさんの仕事のひとつ。やぐらの上で、生で叩いています。
特定の力士というよりは、すべてを含めた大相撲の風情が好きです。