イクワーチカの過去ログ

ここ、過去ログは「イクワーチカのオーチン・ハラショーな日々」を移行させたものです。忘備録用のため、更新はいたしません。

まんまんさくさく

2019-03-31 11:24:00 | 日常
マンサクといえば、名前の由来が気になる方が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。

・春の早いうちから他の花に先立って「まず咲く」
・よく咲く様子から「豊作満作」を連想
このあたりの謂れが主流のようです。

私は花を見てから名前を知ったので、こんなにかわいいのにおっさんみたいな名前でギャップを感じました。(全国のまんさくさんごめんなさい。)特にピンクのベニバナマンサク。
でも、「まん」も「さく」もマンサクの咲きっぷりにぴったりだと思います。


護られたつぼみ

2019-03-29 11:53:00 | 日常
黒チューリップのつぼみがなかなかできないな、と思っていたら、中にあったのはつぼみでした。花茎が伸びるまでは葉っぱだと思ってた。

葉っぱそっくりに見せかけて、すっぽり包み、護っているのですね。

上の写真から2日で、だいぶ伸びました。

球根のパッケージに「花茎まで黒っぽくて超かっこいい!」とコピーがついていましたが、今は花茎だけが黒くて超ヘンです。

中野サンプラザと桜

2019-03-29 11:24:00 | 日常
中野サンプラザと桜と、中野サンプラザの提灯。

いつ着手するのか知らないけれど、取り壊しは決定している。みんなが騒ぐ前に落ち着いて撮っておいた。私は観光客じゃなくて、心底中野が大好きなんだもの。


多治見散策・完(やきもの)

2019-03-28 00:59:00 | 日常
さて、多治見なので、最後は陶器の記事で締めくくりましょう。
でも、作陶体験とか、美しい陶芸を見て歩くとか、そういうのはどこかの誰かにお任せ。

西浦庭園の向かいに資料館があり、その裏に「日曜朝市」と札をぶら下げた小屋がありました。(この日は土曜日でしたが。)無造作に陶器を重ね置いた棚に風で舞った砂がかぶったような様子で、屋根神様以上にカメラを向けづらい心境になり、写真はありません。その横にあった野ざらし倉庫は、四月の陶器祭りに出す品だと、あとから聞きました。


ティーカップの薄さと緑色が珍しく、いくらかな? と思ったけど誰もいない。

写真は、持ち帰って洗ってから撮ったもの。

しばらくすると道からおじいさんが現れ、ここの方だった。いい人なのか、ぼったくりの人なのか、わからなくて、先に「高かったらやめます」なんて失礼なことを口走ってしまった。するとおじいさんは「お目が高うございますね」と冗談を言い、300円と言った。なのに、千円札を出すと800円くれ、100円戻そうとすると「いい」と受け取らなかった。ここにあるのは日常使いには支障のないB級品ばかりのようだけど、やりとりが嬉しい。

訊かれるままに「東京から来た」などと言ったものだから、おじいさんは「これも縁だ」と、同じ種類の青いカップを黙って包んで下さった。これらの薄い器は多治見で焼いたもので、緑色のを作っていたのは数十年前。今は青だけだそう。陶器のお話をして下さったけれど、基礎知識がないのであまり記憶にとどまらず残念。お皿も一枚いただいた。


おじいさんは86才、現在は隣の資料館で案内をしている。

元は陶器の販売を仕事にしていたけれど、息子さんは別の仕事に就いて後は継がないそうで、「(陶器を)残されても全部捨てると言っている」と笑った。そんな思いの一部をもらってしまったような気がする。大事にしよう。「お元気で」と店をあとにした。

自分らしい一日が送れたのは、自分が自分らしくしていられる相手と一緒に過ごしたからかな?
旧友っていいね。〈多治見記、おわり〉

多治見散策(淡々と積み重ねられた時間)

2019-03-28 00:44:00 | 日常
左右対称の建物、男湯と女湯です。


アーケード街にどっしりした商家が連なって面しているのは珍しい。


シャッター街と化しているのに、この見ごたえ。


青い建物の脇を入ってから、突きあたりにアーケード通りを見たところ。
電柱に注目。

こんな隙間に生えている。


褪色して刷毛のあとが見えるフジパン。特約店って、誇らしげ。その奥はナショナル。

このような風景たちを「さびれた」とか「さびしい」と表現するのが一般的かと思いますが、機能美を追及したビルや、洗練された美を見せつける商業施設よりも、温度があることを感じます。陽が沈んでからも、まだぬくもりをはらんでいる砂浜のような。