ヒゲのおばさんを想う

モスクワに滞在中、パン屋のおばさんに立派なヒゲが生えていて驚きと笑いを同時にこらえたことがあった。
おばさんは体格が良く、金色の口髭はトランプのキングを連想させた。キングのほど長くはなかったけど。

おばさんのスタンドは、昨日テロ爆発のあったパールク・クリトゥールィ駅を出てすぐのところにあった。
どうしているだろう。
無造作に塗った濃いピンクの口紅の上に、今日もヒゲを生やしているだろうか。

短い間とはいえ、自分も毎日乗り換えをしていた駅。
心は献花台へ。

イヤな顔のパンジー

幼い頃、病院の待合室や遊園地で並んでいる時など、退屈のせいか、同じ年頃の知らない子供とガン飛ばし合うことがよくあった。
ただの視線が睨みに変わり、睨み合う時間が長くなってくると、イーッ、とイヤな顔をするようになる。
言葉を発するわけでもなく、互いの距離を保ったままイーッの攻撃は何度も繰り返され、やがてどちらかの親に気付かれて勝負は中止となる。

その頃から、パンジーの花はイーッという顔みたいだと思っていた。
なので自宅にパンジーを植えようなどという気は決して起こらないのだが、パンジーを見つけると、イヤな顔であればあるほど笑いが込み上げてくる。

イーッ。

ウクレレ！

家でたまに弾いていますが、誰かと一緒に弾くのはずいぶん久しぶり。一番ウクレレに燃えていた頃に使っていたウクレレを持って出掛けました。ハワイアンミュージックに傾倒してからはウクレレではなくハワイアンに燃えていたので、それより前に使っていたウクレレです。

このブログは、バラライカに興味を持ってロシアに行ったのをきっかけに立ち上げました。ウクレレでのライブ活動にも区切りがついた後だったので、カテゴリー「ウクレレ」になかなか記事が書ませんでした。それでも、自分のブログにウクレレというカテゴリーを作らないではいられなかったのです・・・。やっと書けました。

トゲが大きすぎる植物

これはウチで一番危険な植物です。
土づくりのバケツから生えてきたものなので檸檬か柚子のはずですが、どういうわけかトゲが大きすぎます。つまようじより遥かに太いです。

風の強い日は洗濯物をプスーッと刺して丸い穴をあけます。ベランダで体勢を崩すとこいつらが脅威です（3本もあります）。このトゲが役に立ったのは、今回白い紙を固定するのに使ったのが初めてです。

横に見えているモジャモジャは山椒の若芽。こいつは善良ですがアゲハの幼虫に食われる予定。

ウラから失礼します

狂ったように咲いて狂ったように散るところが好きなのですが、ハクモクレンとコブシの見分け方を突き止めないまま、毎年この季節が過ぎていきます。