のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

ストライキ余談

2009年06月27日 21時38分05秒 | Weblog
昨日鉄道のストライキだったことは話しました。
組合がストライキをする大義名分はあるんでしょうよ。
でも正直なところ、
「いい気なもんだ」
と思わなくもない。

こちとら不安定な派遣社員だからね。
ストライキなんてやったら、
即「派遣切り」の対象だ。

派遣は所詮便利屋。
会社は辞めさせるのに解雇という言葉を使わなくていい。
契約更新サイクルを短くして、
要らなくなったら
「契約更新しません」
で済む。

企業は派遣社員とは直接の雇用関係にはないから、
どんなに簡単に首を切っても、
(少なくとも法律的には)
誰からも文句を言われることはない。
これは派遣切りのニュースで皆さんもご存じでしょう。

ストライキをできるというのはそれだけでかなり幸せなことだ。
ストライキをやる人は少なくとも底辺にいる弱者ではない。
確かに会社へ要求したいことはいっぱいあるけれど、
切られるのが怖くてストライキなんて夢のまた夢。
それが今日日ほとんどの(正社員を除く)労働者だろう。

モラル的にも問題あると思うんだよね。
ストライキをやった鉄道会社の組合の主張によると
「労使合意がないまま会社が事業分割や組合委員の転籍を強行しようとしている」
つまり経営側から、酷い仕打ちを受けたみたいなことを言っている。
配布された文章には
「『話し合いの途中で合意もなく、どちらか一方が決定や実施をしてしまう』のでは、『協議』とは言えません」
って書いてあるんだけどさ。
それってあんたら自身がやっていることそのものじゃん。
で、会社に文句があるからお客様を困らせる。
論理が破綻しているよ。

成績のふるわない営業職の人がさ。
会社の方針に納得できないので、抗議のため、
お得意様とのアポをドタキャンする。
そんなことできると思う?

実力行使をしなければ会社は言うことを聞いてくれない。
ならお客様を困らせてもいいの?
ストライキのために病院に着く時間が遅れて処置も遅れて手遅れに・・・
十分考えられるケース。
そんなときあんたら責任取ってくれるの?

ハンガーストライキは好きになれないけれど、
他人に迷惑をかけず自分の命を危険にさらして抗議する
という点では一本筋が通っている。

職場放棄をする人は基本、人間的に信頼されない。
ストライキをする人を人でなし呼ばわりする気はないけれど、
少なくとも鉄道ストライキに遭遇していい気持ちにはなれない。
昨朝、ストライキの「おかげで」通勤ラッシュ時にバスで50分座れた私。
それでもストをする人を疑問に思う、その気持ちは変わらない。

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