のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

要介護いくつ?父を数値で評価するということ。

2014年08月06日 03時55分45秒 | Weblog
父の介護保険の有効期限が来月末と迫ってきました。
その更新のための面接が昨日あった。
区役所の介護担当の職員が来訪。

父に話を聞く。
そして父と別室で私とケアマネさんと話をする。
所要一時間ちょっと。

まあこれはそうしなきゃならないことと理解はするのですがね。
やたらと数値化したがる。
「それは週一回ですか?週二回ですか?」
「全介助ですか?半介助ですか?」
返答に困る。
状況、状態なんて数値で表せるもんじゃないからさ。
すると
「平均するとどれくらいですか?」
とくる。

仕方のないこと。
介護保険ってつまりは状態を数値化して要介護いくつっていうのを決めるってこと。
現状父は要介護2。
その段階がどうなるか。
つまりは数値化だ。
なんか要介護2くらいっぽいからそうしておく。
そんな決め方なら逆に無責任だものね。

個別の微妙な調整はするだろうけれど。
基本は必要案件をすべて数値化して、基準に照らし合わせて要介護や要支援の段階を決める。
その認識で間違いはないでしょう。

で、審査に40日かかると言う。
どんな審査?
お役所仕事なんだな。
もちろん審査は慎重に行って欲しい。
拙速に結論を出されては困る。
でも「順番待ち」を考慮しても...ねえ。

民間企業じゃ考えられないよね。
何かの結論を出すのを調査が終わってから40日かかっていたら。
間違いなく商売の流れに乗り遅れる。

お役所仕事に時間がかかる。
良い意味でも悪い意味でも仕方のないこと。
そう割り切るしかないですね。

ズバリ言ってくるのにも困惑した。
デリケートな問題だから表現に気を遣っていたら
「便失禁ですね」
とズバリ。
容赦ねえなあ。
仕事なのだから当たり前なのかもしれないけれど。
こういう風に慣れたくないと思いました。
(相手の名誉のために言っておきますが、これはもちろん父がいない場所での話です)

区役所の職員ばかり責めたが。
私はどうなのか。
偉そうなことを言えるのか。
改めて考えてみた。

気付く。
心ある、愛ある介護を心がけているけれど。
たとえば父の問いかけに対して心の無い返事をすることがある。
「はいはい」
とかね。
「はい」は一回!
世間一般で言われていること。
知らず知らずのうちに、私も心の無い介護に片足を突っ込んでいた。

反省。
愛ある介護。
初心を忘れない。
すべてを抱え込まず。
父が生きている幸せ。
父と生きられる幸せ。
その状況を楽しもう。
いつも笑顔と感謝を忘れずに。