つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

上野寛永寺

2020年03月01日 | 名所

                       上野寛永寺「根本中堂」

上野を散策して寛永寺の参拝に行きました。

寛永寺は、寛永二年(1625年)慈眼大師天海大僧正によって創建されました。寺の命名も創建された年号から取り入れたものです。
徳川家康、秀忠、家光公の三代にわたる将軍の帰依を受けた天海大僧正は、徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に寛永寺を建立しました。
南の鬼門として芝増上寺があり、各徳川将軍の墓はこの二つの寺に分配されて安置されています。

戊辰戦争で焼失を免れた清水観音堂、輪王寺門跡御本坊表門、徳川将軍霊廟勅額門などが重要文化財に指定され、往時の雰囲気をしのぶことができます。
幕末に十五代将軍徳川慶喜公が謹慎蟄居なされた「葵の間」や歴代将軍宝塔は、当時のままに保存され、歴史の重みを今に伝えています。

(3月1日記)

 

 
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