いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

食料自給率低下と為替レートという化け物

2009-07-15 18:58:47 | 日記

 戦後のわが国の為替相場は、360円と308円の固定相場を経て、1973年はじめに、変動相場制に移行した。その後も、今日にいたるまで円高に次ぐ円高の歴史を歩んだ。特に1985年のいわゆるプラザ合意後の円高はすさまじかった。1usドル240~250円だった円は、2年後には150~140円になってしまった。そして現在はついに90円台に達した。

 この間食料自給率は80%台から現在の40%になった。まさに食料自給率低下の推移は、為替の円高の歴史を反映している。食料自給率は、この円高が維持される限り、どんなに頑張ったところで自給率を高めることは不可能です。
 
世界的金融危機発生後の為替レート、1usドルが90円台の前半では、大部分の輸出企業でさえも黒字を維持することは難しいだろう。このままでは輸出依存体質の日本経済は立ち直るのはむつかしい。

 極端な言い方ですが、日本国民を殺すには刃物はいらないのです。市場原理主義(特に金融資本主義とグローバリゼーション)と為替によって、日本経済は封じ込められているのです。これらによって日本国民を虐殺しているようなものです。
 日本の自殺者はここ10年毎年3万人を越えています、経済的理由による自殺がふえています。
また、日本人の出生率をみてください、昨年(08年)の出生率はやや増えたとは言え、1.37人です。人口問題研究所によれば、2055年には日本の人口は現在より約3800万減少して8993万人という推計をしています。少子化問題は根本的に経済問題です。経済的理由で、結婚したくても出来ない若者、子供を生みたくても生めない夫婦が多いのです。

 為替に話を戻します。
 前回最後のところで、『1990年代の前半から昨年まで、1ドル100~120円で推移している』と述べましたが、このレートは自動車や精密機械や電子商品などの輸出企業向け用のレートです。これでさらに円高が進めば、円高による低価格部品購入のメリットは若干あるものの、輸出企業は大きな打撃であることに変わりありません。そしてその行き着く先は、さらなる派遣切りや賃金削減による人件費削減です。これでは日本経済がよくなるわけがないじゃないですか。そして食料はますます輸入に依存していきます、農業はある意味で円高の犠牲者なのです。
 
 そもそも、為替レートは変動相場制だから、為替市場によって決まると言われています。それが極めて疑わしいのです。
 変動相場制は、1973年はじめに移行しました。1973年以降1985年のプラザ合意までは、為替は1ドル200円から300円、おおまかには250円付近が平均です。表向き変動相場制という形をとりながら、プラザ合意は円高誘導への事実上の市場介入です。
 さらに言えば、その後の規制緩和とグローバリゼーションにより、金融資本主義の跳梁跋扈です。金融資本主義といえば格好よく聞こえますが、中身は博打じゃないですか。その結果、貿易などによる実体経済のドル取引は、全体の5%程度でしかない。これでは、いくら円高是正のための市場介入したところで、市場が動くわけがありません。

 事実、2003年ブッシュのイラク攻撃開始した年の年初より翌年の3月末までの1年余りの間に、日本政府は史上最大の約35兆円の怪しげな円高介入をしていますが、全然効果なしです(もっとも、この介入は以前にも述べましたがブッシュのイラク戦争ための資金提供の疑いが濃厚)。
 ついでに言わしてもらうなら、『規制緩和とグローバリゼーションが金融資本主義(カジノ経済)の跳梁跋扈』を許し、日銀の疑惑に満ちた「超低金利政策と量的緩和策」が、その背後でグローバルな「カジノ経済」を支えた、それがまた円高の要因にもなっている

 日本経済、勿論食料自給率もアメリカの掌の中で踊らされているようなものです
 次回はもう少し為替の問題点を追及します。

 蛇足:私は日本経済がよくなるためには、日本はアメリカからの自立が必要であると主張し続けています。アメリカにどっぷり浸かっている今の自民党政権では、アメリカから自立することは不可能です。では民主党ならどうかはわかりません、民主党の中にも親米派がいるようですから、難しいかも。しかし何はともあれ、今は政権交代が必要だと思う。


都議選結果は、やはうえの祟り?

2009-07-15 15:48:50 | 日記

 さて、自民は郵政選挙で驕りたかぶり、国民生活をおろそかにした。
 次期選挙は国民の逆襲にあい、国民が自民を捨てる選挙になることだろう。

Drジョー:

もうしょーがない自公の話、

>「脳死は人の死」つーのなら、脳死状態の自公政権はもう実質的に死んでいるつーことになります。臓器移植つーても、自公の腐れた臓器では、使いものになりまへん。

 昨日のネット配信ニュースによりますと、

・古賀誠選対委員長が辞任表明:臓器の一つが消滅しそうだす。

・中川秀直元幹事長、総選挙前の首相交代を求める:癌化した臓器が別の臓器を攻撃しとるごとあります。あな恐ろしや

・西川建設元社長、裁判にて二階俊博経済産業相派閥からのパーティー券購入依頼を認める:腐ってもぎりぎり生きとる臓器のごとあります。

気色悪い話をしたお詫びです。さわやかなわらべ歌「茶摘」でも聞いておくれやす。

http://www.youtube.com/watch?v=wFEbOS3EVVw

当家の老猫、寝ている時は今でもこげな雰囲気だす^^

いかりや:

>古賀誠選対委員長が辞任表明
>中川秀直元幹事長、総選挙前の首相交代を求める:癌化した臓器が別の臓器を攻撃しとるごとあります。あな恐ろしや
>西川建設元社長、裁判にて二階俊博経済産業相派閥からのパーティー券購入依頼を認める:腐ってもぎりぎり生きとる臓器のごとあります。

 古賀選対委員長も、あそう首相の不人気も、元はと言えば中川秀直氏らを含む小泉組の乱暴狼藉の祟りでごわす。彼らこそ、「癌化した臓器」「腐ったぎりぎりの臓器」のあなおそろしか臓器の持ち主じゃ。それに気づかない小泉組および自滅党議員の浅はかさ。

 自滅党員の諸君よ、耳の穴をよーくかっぽじーて聞いてみなはれ。小泉組の地盤、組長の応援する老練現職市長(横須賀市長)が30歳そこそこの若者に惨敗した。
 都議選では、自民の牙城だった千代田区では、70歳の自民長老議員が選挙告示数日まえに立候補を決めたばかりの26歳の若者にまさかまさかの敗北じゃった。これらを「ヤハウエの祟り」と言わずしてなんというべきや?

 われらが、「ジョー神」のお告げにによれば、まずはお払い、つまりこの濁世塵土を清めるため、『茶摘み』のわらべ歌の儀式が必要とのご託宣あるぞ。民のまえにひれ伏して、まずは懺悔しなはれ。それなくして、あほうどりをひずり落としてもダメなものはダメ!

Drジョー:
>これらを「ヤハウエの祟り」と言わずしてなんというべき?

この日を待っていました。
ついにヤハウェ神が大和の民の嘆きの声を聞き届けて下さいました。
いかりや師の言葉を耳にした神のさらなる裁きを恐れよ!じこう

夏・・・
私は何故か故郷や子供時代を思い出すことが多くなります。
いかりやさんの夢にも現れるのではないでしょううか。

♪ わたしの心は 夏もよう

子供時代の夏休み、蒸気機関車とバスを乗り継いで
田舎(亀岡)に遊びに行くのが最高の楽しみでした^^
迎えてくれたあの笑顔・・・

夏祭り、懐かしい響きです、
可愛いあの娘に胸がときめいたものでした^^

http://www.youtube.com/watch?v=f9Li5BxED-c

 けふはセンチメンタルサマー  ジョー


食料自給率40%と愚かな新自由主義信奉者

2009-07-13 16:42:48 | 日記

 池田信夫というジャーナリスト?著名な経済学者かどうか知らないけれど、彼のブログに「食料自給率という幻想」と題した文章がある。彼の論旨のさわりの部分を以下紹介する。

”” この問題についての経済学者の合意は「食料自給率なんてナンセンス」である。リカード以来の国際分業の原理から考えれば、(特殊な高級農産物や生鮮野菜などを除いて)比較優位のない農産物を日本で生産するのは不合理である。そもそも「食料自給率」とか「食料安全保障」などという言葉を使うのも日本政府だけで、WTOでは相手にもされない。””

 ”” 食料の輸入がゼロになるというのは、日本がすべての国と全面戦争に突入した場合ぐらいしか考えられないが、そういう事態は、あの第2次大戦でも発生しなかった。その経験でもわかるように、戦争の際に決定的な資源は食料ではなく石油である。その99.7%を輸入に頼っている日本が、食料だけ自給したって何の足しにもならない。それより1993年の「コメ不足」騒動でも明らかになったように、普段から輸入ルートを確保しておくほうが供給不足には有効だ。””

”” 1960年には80%もあった自給率が半減したのは、単なる都市化の影響ではない。最大の原因は、米価の極端な統制だ。コメさえつくっていれば確実に元がとれるので、非効率な兼業農家が残り、コメ以外の作物をつくらなくなったのだ。こういう補助金に寄生している兼業農家がガンなので、民主党のようにまんべんなくばらまくのは、もってのほかである。所得補償をやるなら一定規模以上の専業農家に限定し、米価を含む農産物価格の規制や関税を全廃し、兼業農家を駆逐する必要がある。 ””

 上記、池田信夫氏の言説は、典型的な新自由主義的発想=市場原理主義万能論者の短絡的発想です。 天真爛漫と言えば言えなくもないけれど、幼稚すぎるのとちゃいますか? 実体経済を知らない机上の空論に基づく乱暴な主張である。こういう輩(やから)に限って、輸入食品の大半を占める中国原産品は、「やばいから、やーめた」と言って日本産にこだわっているに違いないのです。言っていることと、行動は違うのです・・・勝手気ままなところが新?自由主義者らいしい。
 日本の食料自給率が、異常に低いのは前回でも述べたが、極めて単純な理由からです。農業は採算にあわない、いくら作っても作っても、「採算にのらない」からです。
 
 採算に乗らなくしたのは、何か何故かを考えるのが本日のテーマです
 先日(6月30日)農水省が公表した今年2月1日の現在、この1年間でさらに5万1千世帯減少して、全国の農業経営体数は175万3千、農業従事者(販売農家)に占める高齢者(65歳以上)の割合は60.5%になっている。年々農業従事者は減少しています。農家をやめざるを得ない状況に追い込まれているのです。最早、日本の農業は絶滅危惧種に近い。

 最早、農業は自然を相手にした、魅力ある仕事であるなどときれいごとでは済まされないのです。農業は仕事として成り立たないところが問題なのです。農家が作った作物が、採算に合う値段で売れないからです。

 採算にのれば農業従事者も増えるし、若者も安心して農業の跡継ぎができる。都心近郊の農家でさえ、野菜をつくる農家は少なくなっています。

 何故、かくも日本農業は採算ベースにのらないのか。原因はおおまかに、二つの要因があります。一つは、日本人の貧乏化減少、もう一つは為替にあります。

 ワーキング・プアーに代表される大量の貧しい人をつくりだし、社会全体が安物指向になった。

 毎日、東京成果市場の野菜の相場が公表されています。直近(7月11日)の野菜相場のうち、例えばネギ、茨城産、5kgで3465円(100gあたり69円)です。近所のスーパーで中国産のネギは3本(約300g)135円(100gあたり45円)で売られていました。

 できることなら、禁止農薬や基準値を超える農薬などが懸念される中国産より、値段が高くても国産品を食べたいと思う。しかし、中国原産ものと、日本原産ものと値段の較差がこれだけ大きいければ、年収低下の折から、毎日の食事のことであり、つい安いほうを買わざるを得ない。

 さらに言えば、スーパーなどで中国産野菜を買わなければ、中国産のものを口にしないですんでいるというわけではありません。安い中国産は、ファーストフードや、加工されて惣菜や弁当など業務用として大量に日本人の口に入っています。惣菜など加工食品は、原産地証明は義務付けられていません。惣菜や出来上がり食品は、手間暇かけて自分で作るよりも安いのも魅力です。その安さの秘密は極端に言えば「まるごと輸入食品」だからです。
 日本の社会全体が、輸入食品に依存する体質にしてしまったのです。

次に為替について

 輸入食品の安さの秘密は為替(円高)です。現在の為替は1USドルは90円台ですが、これまで輸出を謳歌していた輸出依存企業も、さすがにこのレートでは、軒並み赤字を出して青くなっているはずです。輸出主体の製造業は、利益を絞り出すのは大変厳しいものと思われる。

 話をわかりやすく単純化して車1台を輸出した場合を考えます。1台1万ドルの車を為替レート:1ドル110円の場合は、車1台の売り上げは110万円になります。このとき車1台あたりの*利益が5万円だったとします。

 為替レートが1ドル95円になった場合のこの車の売り上げは、95万円です。単純計算すれば、10万円の赤字になります。売れば売るほど赤字が増えることになります(勿論、輸出入業者は為替変動のリスクを避けるため為替の先物予約を利用しているものと思われますが、予約のコストもかかる、せいぜい半年先程度でしょう)。
*参考までに言えば、通常の貿易(輸出入)取引の場合、売り上げ額の5%前後の利益を目処にしているところが一般的だと思います。

 現在の1ドル90円台の為替レートは異常だとしても、1985年のプラザ合意以降急激な円高がすすみ、1990年代の前半から昨年までの100~120円で推移してきました。1ドル110~120円は、自動車や精密機械や電子商品などの輸出向け用のレートです。農業はいわば、為替レートの被害者です。農家への補助金は、ばら撒き行政であると非難する人がいますが、必ずしも当を得た批判ではないのです。
 日本の産業構造は、これまで輸出に特化した「いびつな産業構造」になっているのです。
 次回は、もう少し為替の問題を扱います。


じこう政権ノーリターン、阿蘇おろしの風が吹く

2009-07-11 14:23:27 | 日記

 

 Drジョー:

蒸し暑うおます;;
うちわ片手にパソコンの前でんす。

猪瀬氏のこと、
>反体制派「種」属としては、すでに絶滅したけれど擬態を繰り返し姿形を変えて、見事に体制媚態派に変身したつーか、体制パラサイト(寄生虫)として生きています。

いかりやさんの表現に納得!
「体制パラサイト」、こげな表現は余人には思いつけしまへん^^
寄生虫ゆうたら虫の一種、「無視:虫」するしかあらしまへん。

>ちーぽん亭で めぐり逢い 見つめあい 誓いあったあの日から 生きるの強く ひとりではないから・・・

ちと待ってくんなまし^^
この歌詞のこの箇所にちーぽんの話を入れたら気色悪うなりますやんか(笑)

例え仲の良い人物がいても雀卓の前に座れば3人の敵あり、ひとりで強く生きんとならしまへん。

な~んちゃって、こんなところで肩の力を入れてもしょうがおまへん。

今夏~秋、日本の政局に変換点がおとずれるやも知れまへん。政治に興味を持つ人が増えているようです。
 
いかりや:
>寄生虫ゆうたら虫の一種、無視するしかあらしまへん。

はい、蒸し暑うおます。都政に寄生する いのせ虫、考えたけでも、虫々します。

>今夏~秋、日本の政局に変換点がおとずれるやも知れまへん。政治に興味を持つ人が増えているようです。

はいっ、おっしゃる通りだと思います・・・汚れる者はひさしからず、ダーティ野郎はノーリターンつーことで・・・。

東欲張るさん、「国政転身、一転弱気」にだってさ、自民党内外や県民にさまざまな批判が噴出、こうなることは目に見えていた。

アホなマスコミ踊らされて、その気になって、はしごはずされて・・・スイスイ スーダラのスラスラ スイスイスイつーわけにいかんかった。

やっぱ東の国へ欲張るとアカーン、西の国へリターンがよかべ。

Drジョー:
午前中買い物に行った日だけのささやかな贅沢、今日の昼飯は、具沢山の冷やし中華(298円也)だす^^

サミット関連で流されるあほうさんの映像は、何故かいつでもニヤケ顔しとります。ロシア大統領のメドヴェージェフはんとニヤケ顔で握手、だども話し合いの成果はなかったそうだなす。

今更言いたかないけど、やっぱ「あ」の人の頭の中は愚沢山。権力の座に居られるのもあと僅かな期間ですさかいに大目に見てもええですけんど、これ以上を恥をさらすような真似はせんといて欲しいだす。

いかりや:

ジョーさん、
>ささやかな贅沢、今日の昼飯は、具沢山の冷やし中華(298円也)だす^^

昼食300円でなく、298円つーのが興味深いところだなす。わての昼食は、食パン1枚に、納豆半分、メグミルクをコップ1杯、合計98円少々つーところだべか。

ジョーさん、お宅の場合「ささやかな贅沢」やおまへんで、わてにくらべれば豪華つーほどではないにしても、やっぱ中華つーところだすなあ。

わての場合は、「清貧の昼食」つーわけではありませんが、しゃべり好きのかみさんの話しをぎょうさん聞かされながら、「ふん、ふん」とうなずくうちに、なんやしらん腹ふくるるつーところだなす。

>サミット関連で流されるあほうさんの映像は、何故かいつでもニヤケ顔しとります。

「ニヤケ顔」?かなり厳しい評価だなす。そういえば、TV映像の彼の顔、どの顔みても「愛想いっぱい」ふりまいてますなー。

得意な外交が 「愛想ふりまくこと=ニヤケ顔」つーのは、ちーっと淋しい。

日本の報道では、オバマ大統領との会談とか言うとるけれど、アメリカでは会談つー表現ではなく、「立ち話」したつー程度の表現らすい。

>ロシア大統領のメドヴェージェフはんとニヤケ顔で握手、だども話し合いの成果はなかったそうだなす。

ニヤケ外交なら、誰でもできる。メドヴェージェフはんと握手しただけやおまへんか。何も成果なし、あなおそロシア、おそロシア。

>今更言いたかないけど、やっぱ「あ」の人の頭の中は愚沢山・・・・

あそうさんの頭の中は「愚沢山」でっか、ジョーさんの昼食「具沢山」の冷やし中華に比べるべくもない。

明日の都議選の結果、「阿蘇おろし沢山」でっせ!

「解散はしかるべきときに、私が決める」と言い続けて、「伝家の宝刀」も奪われて、いまやサミット観光、「殿下の放蕩」つーところやおまへんか?そげん、言われてもすかたなかー。何やっても、ほめられん。

あほうどり逝って、悪名高い「アニメの殿堂」遺す。
案外100年経って「偉大なるニヤケ首相」つー評価が出るかも・・・あそうはん、あんたは百年早かった(笑)。

 きょうもあそう降ろしの風が吹く 


食料自給率について

2009-07-10 21:04:55 | 日記

 地味ながら、本件は極めて重要な問題を孕んでいます。

 日本の食料自給率は、20年以上前から下がり続け、ここ10年ばかり約40%台がずーっと続いています。農水省が食料自給率を高める努力をしていますが、改善の兆しがありません。
 私たちは、せめて生鮮野菜くらい安心して国内産を食べたいと思うが、それさえままなりません。

 食料自給率の問題の本質は、農業では飯が食えないからです。兼業農家が多いのも農業だけでは飯が食えないからです。
 リストラされた」人のなかには、農業をやってみたいと思っている人がたくさんいます。しかしやりたくても出来ないのが現状です。都市近郊では、農業よりもゴルフ場経営のほうが有利だからです。

 ネットの友人、kenkensyaさんという方が、「神州の泉」というブログに、「ゴルフと鳩山邦夫氏」と題して次のようなコメントを寄せられていたので、その後半部分を転載します。

 「ゴルフと鳩山邦夫氏、
 ゴルフまたはゴルフ場が自然を満喫しているように見えながら実は大きな環境破壊であることに言及されていたのを目にしたのは政治家では鳩山邦夫氏だけである。確か「飛行機に乗って上空から見れば、ゴルフ場っていうのは大きな環境破壊だということが分かる」という旨のインタビュー記事を読んだことがある。
 私は強く頷くとともに、こういう見解を持てるのは鳩山氏の趣味(蝶の収集)が自然を相手にしたものだからだろうと想像した。

 話は変わるが、私は日本文化の源を造りだしているのは、青々とした森の樹木(但し広葉樹)と、そこから絶えることなく流れ出る清流の水だと思っている。これこそが日本の他国と比較した場合の大きな特徴であり優位性である。従って中国の発展が巷間騒がれるようになってきた10年程前から「中国は早晩、水問題で行き詰まる」と公言してきた。

 次の衆議院選挙の結果がどうなるのか、そしてその後の政界や日本経済が如何様に動いてゆくかなどは、私の予想能力の範囲を大きく超えている。しかし蟷螂の斧と知りながら言えることもある。
 どれだけ米国が日本を収奪し、ハゲタカが買弁勢力と組んで肉一片さえ残らぬまで我が国の国富を食い物にしようとも、日本古来の豊かな森林が保存され、清冽な水が湧き続け、田圃に水を湛えながら海まで流れるような環境、そして教育さえしっかりしておけば日本は必ず復活する。私はそのように信じています。 以上転載終わり。

 海外から帰国するとき、着陸待ちの成田の上空から地上を眺めると、驚くほど多くのゴルフ場が散在しているのに気づいた人も多いと思う。特に冬場、冬枯れした芝生のゴルフコースがミミズ状に侵食されているのがわかります。狭い千葉県内にゴルフ場は158場、県別の面積あたりのゴルフ場数は全国トップ。里山を壊したゴルフ場は、将来温暖化が進み、渇水がすすむと保水力を失い、砂漠化するのではないかと心配するほどである。エコ、エコという前に、狭い日本、ゴルフ場が環境を破壊している事実には誰も目を向けるものはいない。

 儲け第一主義の市場原理主義社会では、農業よりもゴルフ場経営のほうが有利で、且つ環境なんて二の次三の次だからです。もう一つ重要な問題があります、為替の問題です

 アメリカ、カナダ、フランス、オーストラリアの自給率は100%を越えています。穀物の自給率に至っては、日本は27%しかありません。
次回は「日本の食料自給率が何故低いのか」の本質問題に触れてみたいと思います。


新自由主義=市場原理主義の導入は、アメリカの日本経済封じ込め戦略の一環です

2009-07-08 20:29:55 | 日記

 新自由主義=市場原理主義は、アメリカの対日戦略(日本経済封じ込め)として中曽根政権時代に導入の原点がある。バブルの発生とバブル崩壊も、背後でアメリカ筋FRB-日銀が深く関わっている。

 市場原理主義の導入は、バブル崩壊後ビックバンと称して無思慮に規制緩和のラッパを吹き鳴らしたことからはじまった。
 その後、紆余曲折をたどりながらも、正式には小渕内閣の「経済戦略会議」でその導入が決定的になりました。これにより「ボキャ貧」と言われ、「凡人宰相」と言われた小渕首相のアメリカでの評価が高まった。アメリカの評価が高まったというところに、注目してください。アメリカナイズされたマスコミも、これにより小渕首相の評価を高めたのです。小渕首相は、アメリカの圧力が強いストレスとなったのかどうか、体調を壊して急死した。

 多くの国民は騙された。市場原理主義導入の背後には、アメリカの戦略があったことを知りませんでした。
「経済戦略会議」については以前にも書きましたが、4名いた経済学者を代表し、その後大臣までのぼりつめた男が、稀代の詐話師、竹中平蔵氏です。
 小泉ー竹中路線では、「創造的破壊」とか「聖域なき改革」とか「おそれず、ひるまず、とらわれず」、「改革なくして成長なし」などというキャッチフレーズを吹き鳴らした。「努力した者が報われる社会にする」などと、いかにも努力しさえすれば誰もが報われるかのごとく吹聴された。だが報われたのは誰だろうか?大量の弱者、ワーキング・プアー、1700万人を超える非正規雇用者を生み出した。

 弱肉強食を是とする市場主義は、脱落者がでるのを当然の結果として容認するのです、脱落したものは最終的に自己責任だからしかたがないという理屈です。脱落者はセーフティネットで救済するはずでした。しかし、このセーフティネットも、景気がいっこうに回復せず、お荷物扱いとなり、逆に財源不足のためかセーフティネットの話は、竹中氏も口にしなくなった。ところが、彼が引退して2年以上経過した後、派遣村に代表されるように、路頭に迷う人たちがたくさん出現し、弱体化したセーフティー・ネット問題がクローズ・アップされた。
 
 竹中氏らの市場主義信奉者によれば、これら競争に生き残った勝ち組の企業が、経済を強力に牽引していくので、経済はよりいっそう発展するというのであった。これも嘘でした。

 アメリカ型の新自由主義経済学(新古典派経済学)は、その中身は決して「新」でもなんでもなく、ケインズよりも遥かに古い「アダム・スミス」の自由放任主義を原点としている。今から二百年以上も前のイギリスの古典経済学の始祖アダム・スミスの「諸国民の富=国富論」のなかでのべられている経済理論です。要するに国は、規制や介入はしないで自己の利益の追求のままに自由にやらせたほうがよい、矛盾や衝突や混乱が起こりそうであるが、そこえ「神のみえざる手」が働いて結局はその方がうまくいく(「経済学の終わり」飯田経夫,PHP新書、その他)というのである。

 そして現実に今進行している市場経済は、弱者を食い物にした、自分達さえよければいいという弱肉強食の「野獣経済」が横行している。その古さと野獣性を覆い隠すために、新古典派とか、新自由主義経済と「新」の冠をつけて、さも新しいかのごとく、「偽装表現」しているにすぎないのです。

 第一回『石橋湛山賞』を受賞した前出の経済学者、飯田経夫(名古屋大学名誉教授)氏は10年以上も前から、市場原理主義を批判していました、亡くなる前年の2002年に上梓した『人間にとって経済とは何か』(PHP新書)のなかで、次のように述べている。

””数式がずらりと並ぶ現代アメリカの 「新古典派経済学も、一見別の経済学のように見えるが、根本精神はアダム・スミスの自由放任主義経済学と少しも変わっていないのだ””と、その偽装性を見抜いておられた。

 そしてこの本の最後の部分は、彼の遺言とも取れる言葉が述べられている。

”こうして八方塞がりになりかねない難問を整理して、拝金主義、原資本主義に変貌してしまった経済学を建て直すこと、それが二一世紀の初頭の経済学者・エコノミストに課せられた課題であることはよく承知している。しかしホンネをいえば、その期待は無理難題に近い。私自身はもはや経済学に失望しているのが正直なところだが、少なくともアメリカ流の、資源の浪費をあおり、国家や公の部門を無視し、「市場こそすべて」という市場原理主義的な経済学だけは、何とか変えることができないかと考えているところである。 ”

 グローバリゼーションと規制緩和はやりたい放題の経済、「出もの腫れものところ嫌わず」式の節度を失った品性お下劣の経済です。その行き着く先は、世界的金融危機を招いた。市場原理主義は日本のデフレ不況の元凶であることは言うまでもありません。
 折りしも、日本は政権交代が近づいています。


じこう政権 ノーリターンほか

2009-07-07 18:27:52 | 日記

 Drジョー:

 たまには歌でもと考えていて、ふと浮かんだ一曲、

 名作「火垂るの墓」の作者、野坂昭如さんが歌った歌です。
いかりやさんは、こげな怪しげな歌は初耳かも知れまへんけど^^

 題して『マリリンモンローノーリターン』
 副題は「自民はもうじきおしまいだ」がええと思います(笑)

 歌詞の中にこげな一節があります。

♪ あほうあほうと 鳥は鳴き 浮かぶ魚の目に涙
(あほうあほうと 鳩は鳴き 沈む自民の目に涙)

http://www.youtube.com/watch?v=d4HiKH9dzIo

 以ジョー、ジョーがお届けしました。な~んちゃって^^

 いかりや:

 ジョーさん、「目に涙の超感動的な?歌」 ありがとう。
 さっそく、もじり歌つくってみますた。

 「じこう政権 ノーリターン」

 じこう政権 お終いだ じこう政権 ノーリターン
 じこう政見 脳足りん じこう政権 能足りん

 せつない せつない この世を どうするこうする お終いだ 
 さくら散るちる じこうも散る どうせじこうは お終いだ
 
 かすみたなびく永田町 あほうあほうと はとが鳴き  沈むじこうの目に涙
 かすみたなびく永田町 こいずみチルドレン お終いだ 
 こいずみチルドレン ♪ノーリターン ノーリターン ノーリターン
・・・・・・・・・・・・・・・

 ところで東欲張る痴事、

 「宮崎をどげんかせんといかん」と云って知事になったはず、一期もまっとうしないのに、・・・今度は一転して「自分を総理候補にするお覚悟がおありか」と飛躍する、言うほうも言う方やけど、言われるほうも地に落ちた。
 沈没寸前の泥船自民党に「ぼくが行ったら負けません。負けさせません」などとはまるでお笑い芸人の身の程知らずな大言壮語、脳死状態の自民に最後の延命装置になるわけもない。

 東欲張る 痴じにみだれて ハードルさげて 総理の話はどうでんよか、本音は痴呆競馬で そのまんまで終わりたくない 痴呆はもの足りん 中央競馬で はい成功?
・・・・・・・・

話変わって、

 一昨日国立競技場で石原裕次郎二十三回忌法要。なんと、TV朝日は15.30~17.30、2時間独占生放送だって。式の翌朝は「やじうまプラス」で法要の模様の復習放送、さらに昼の時間帯では「スクランブル」でまた放送すると言った念のいれよう。法要って身内だけの行事とちゃいますか。彼は、国民的英雄だったっけ?
衆院選も迫っている。身内候補応援のために石原軍団が活躍する日も近い?

 それにしても、TV朝日の偏向ぶりはひどすぎないか。「たけしのTVたっくる」、「田原総一郎のサンデープロジェクト」、夜の「報道ステーション」と言い、偏向番組が多いと感ずるのは、いかりやのひがみ根性か?

 


非正規労働をなくしたい、安定した社会を取り戻したい・・・今度は国民が自公を捨てる番だ

2009-07-06 21:28:32 | 日記

 昨日の静岡県知事選挙、民主・社会・国民新推薦の候補、川勝氏が当選した。保守王国といわれた静岡県であり、さらに民主は候補の一本化に失敗して、出遅れたためどうかと思われた。だが、それでも民主の勝利だった。

 小泉ー竹中の改革路線にだまされ、国民生活は不安定さを増し且つ厳しくなっている。我慢も限界に近ずいている。自公政権はそれを真摯にうけとめていない。ここ半年あまりの選挙結果の流れからみると、国民は確実に自公を捨てようとしているようにみえる。自公を見限り変化を求めているのである、その流れはもはや変わらないように思う。

 社会不安の最大の要因は、企業はいつでも労働者の首を切れる世の中にしてしまったことだ。
 
総務省の労働統計によれば、4月の完全失業率は5.0%になった、その背後には潜在的失業者ともいえる1700万人を超える非正規雇用者がいる。正規社員もいつかは自分も非正規社員になるかもしれないという不安におびえる社会になっている。
 先日大船駅で、夕刻のラッシュアワーに、二人のサラリーマンが電車の乗り降りで喧嘩となり、ホームでもみ合っているうちに走る電車と接触し、二人とも死亡した。日本人全体が不安感をつのらせ、寛容さを失い、ささいなことにも苛立っている。

 今、改めて思う、年功序列制と終身雇用制は決して悪い制度ではなかったと。むしろ世界に誇るべき福祉的要素を加味した社会制度ではなかったのではなかろうか。

 人間は大人になれば、誰もが働かねばならない。そして結婚して家庭をもつ、子供が生まれる、子供はやがて、小中学生となり、さらに高校大学生にになる。その過程は、まさに費用増加の坂道である。年功序列制と終身雇用体制は、人間の生活サイクルに合わせた制度であったように思う。

 無論、年功序列賃金一本やりでは労働意欲低下につながる恐れが出る。そこで、基本は年功序列賃金とし、それに実力や成果に応じたインセンティブ、例えばボーナスや役職手当などを付加することなどいくらでも方法はある。或いは発明や発見で会社に貢献したものには、特別褒賞金をあたえることで労働意欲をたかめることはできるはずである。
 人間社会に理想的な体制なんてあり得ない。どれがよりましな制度なのかを求めるしかない、日本人は大切なものを失っているのではなかろうか

 「同一労働、同一賃金」は、一見極めて合理的であるかのようにみえる。しかし人間は、機械や部品ではあり得ない。また人間生活という社会的視点からみれば、 「同一労働、同一賃金」は、決して正解足り得ない。そればかりか、極めて生き苦しさをもたらすものになっている。

次回(明後日)は、現在の息苦しい競争社会をもたらした市場原理主義等について書いてみたい。明日は「ひやかし日記」の予定。


驕れるもの久からず、自民崩壊への道はまぬがれない?

2009-07-04 22:08:41 | 日記

 麻生首相は「解散はしかるべきときに私が決める」と言い続けてきましたが、ここまでくればその言葉もむなしいばかり、そんなことはどうでもいいところまで来てしまった。

 まもなくはじまる衆院選挙は、自民大敗はほとんど既定のコースだと思う。07年の参議院選挙の大敗は、起こるべくして起きた現象だった。そのことに真摯にうけとめてこなかった自民党は、最早完全に手遅れ状態である。
 民放TV各局は、連日のようにタレント知事を出演させて面白おかしく報道しています。自民もこの期に及んで、タレント知事の人気にあやかろうとしても、かえって国民の反撥を買うだけだろう。

 そもそも4年まえの郵政民営化選挙そのものが、正当なものだったかどうか極めて怪しい。
 当時の小泉首相は「郵政民営化の民意を問う」と言って解散したが、当時 47都道府県議会のうち、民営化反対等議決は44都道府県(93.6%)、2,950市町村議会の民営化反対等議決は2,605市町村議会(88.3%)だった。地方議会は圧倒的に反対決議をだしていた。民意は郵政民営化に反対だったのである。当時のマスコミはこの事実については全く報道せず、「郵政民営化」=「改革」の大義にすりかえていた。

 民営化選挙結果、「与党に三分の二以上の議席を与えた」ことについても、「あれっ、まさか?」と思った国民も多いはずである。

 当時の小泉政権は、民営化の甘い幻想をふりまくばかりで、多くの国民は「郵政民営化」後の姿など、全く想像できていなかった。今になって国民の多くが、「かんぽの宿」一括売却疑惑や、身近に郵便局を利用している地方の人々は、利便性が高まることや、サービの向上が嘘だったことを実感している。

 郵政民営化は国民を欺いた。騙した側は騙したという意識はもっていなくても、多くの国民は騙されたと思っている。その結果が、07年の参議院結果だったのだ。その流れは最近の、名古屋市、さいたま市、千葉市などの市長選挙結果に現れている。小泉元首相のお膝元でも、まさかと思われる結果がでている。最早、自民党の崩壊への道はまぬがれないだろう。

 小沢問題で味を占めた自民党は、わざわざ党内に鳩山代表追及プロジェクトチームをつくり、マスコミを煽り立てている。与謝野馨や二階俊博の献金疑惑を棚上げにして、なりふりかまわず、鳩山打ち落としにかかっている。
 与謝野の献金問題のほうがよっぽど悪質であることに頬かむりしたままでは、柳の下の泥鰌を狙っても、二匹目の泥鰌はいないだろう・・・これも末期的症状ですかね?

 


あほうさんと東欲張るとハトポッポの物語

2009-07-03 19:18:27 | 日記

 タレントに すり寄り恥を さらすあほ
         恥を上塗り 受ける東も 
               ジョー 

 私が決めると 云うあほう 浮世の民も
          もう聞きあきた
              いかりや
Drジョー:

あほうさん、「言い間違え」と「言うことがコロコロ変わる」は、この人の持ち味になってしまいました(笑)。最近ニュースで見るこの人の顔、追いつめられて居直ったのか、やたらにやついて気色悪うおます。

いかりや:
人事は「しかるべきときに、しかるべき方をとまえから考えていた、私が決めさせていただく」。

結局、
よさのと佐藤の二人の閣僚ポスト兼務を一部解き、経済財政相に林芳正前防衛相を、国家公安委員長に林幹雄自民党幹事長代理をそれぞれ起用することを決めた。

何故か今回は二人とも 林さんだってさ。これで、勇気りんりんつーつもり

いっぽう、例の東欲張るさんの総理の話はそのまんま消滅?そのかわりポストで釣るって話し?

掃除大臣つーのはどないだす?
ポストについたところで、せいぜいあと2ヶ月そこそこ、何もできるわけがない。それよりボロが出ないよう、自分の身の回りの掃除すっぺよ・・・選挙対策とは言え、沈没寸前の泥船の救世主になるわけもないのに、せいぜい溺れるものの「藁」、ほんま「藁」っちゃうぜ。

あの世からの献金、

はとぽっぽ代表が故人から、献金を受けていたつー話。天からオタマジャクシが降ってくる時代やさかいに、あの世からお金が降ってきても、ありえない話でもない。

わてはこれって、亡くなった故人の遺産の分け前を、献金と言う形でもらっていたのかと思ってた。

ハトポッポちゃんの説明によれば、献金があまりに少ないので「大変だ」と思った公設秘書が鳩山代表から預かっていた個人資産を献金に充て、個人献金を集めた実績を水増しする目的で虚偽記載したという。

なーんと涙ぐましい話やんか、政界忠臣物語でっせ!

自滅党員のみなさま、おまはんらの贈収賄のダーティー・セクレタリーとは品格が違うでー!

これ以上ハトポッポはんを 「責めないで、責めないで どうせ汚い政界の 夜の永田町」っつーところだべさ。

「どーすりゃいーのさ思案橋」、ハトポッポはんは、遂に虚偽記載した公設秘書を解任したという。これこそ「泣いて馬謖を斬る」、政界三国誌とちゃう?

ハトポッポはんよ、いまの世の中、再就職は難しい、気の毒やんか。クビにした巧拙秘書は、「余人をもって変えがたい」、「一ヶ月間のくび(停職)」つーことにして、一ヵ月後私設秘書として再雇用してあげなはれ!

なーんちゃって、ジョー閣下は、どげん思われますか 

Drジョー:

>自滅党員のみなさま、おまはんらの贈収賄のダーティー・セクレタリーとは品格が違うでー!・・・一ヵ月後私設秘書として再雇用してあげなはれ!

さすがいかりやさん、よう言って下さったでんす。すっきり^^

おりしも今日は都議選の告示日、はとぽっぽさんの党は、現有議席数34のところ、58人(推薦を含めると64人)の立候補者を立てたそうだなす。

それ位の心意気を見せて当然でせう。再度歌ってあげませう^^

 ぽっぽっぽ はとぽっぽ 票が欲しいか そらやるぞ


権力は常に批判に晒されなければならないが、マスコミは堕落している

2009-07-02 21:18:06 | 日記

 昨夜(7月1日)NHK夜10時~、「歴史秘話ヒストリア」で、反骨のジャーナリスト宮武外骨を扱っていた。
彼は、反骨と風刺諧謔(いまで言うおちょくり)の奇人として名を馳せた。権力揶揄による投獄4回、罰金や発禁などによる筆禍は29回。
 現在のジャーナリストたちは彼の爪の垢でも煎じて飲んだらどうか。

 権力は常に批判されるべき存在である。
 ブッシュは、「イラクは大量破壊兵器を保有している(実際にはなかったが)」としてイラク攻撃を開始した。小泉前首相は、そのブッシュの要請に従い自衛隊をイラクへ派遣した。
 いずれも権力者なるが故に可能な行為だった。

 たとえ選挙で選ばれたとは言え、権力者のなすがまま言うがままであれば、どうなるか。アメリカのブッシュをみればわかるだろう。
 ブッシュがイラクで一方的に攻撃を開始したことは、日本が太平洋戦争でアメリカにしかけた戦争以上に一方的な侵略行為である。アメリカは太平洋戦争後、東京裁判で日本のリーダーたちを「平和の罪」で裁いた。
 ブッシュのイラク戦争の罪を問えないアメリカのメディアは、権力側に支配されていることを裏付けている。

 権力の監視と批判こそがジャーナリズムの使命である。かってジャーナリズムは「第四の権力」と呼ばれていた。今その面影があるだろうか。メディア(TV,新聞)は権力の召使になりさがり、ジャーナリストたちはメディアという組織に守られて、いわば温室のなかでぬくぬくと育ち、反骨の牙を失っている。

 権力者側からみて、不都合な人物は抹殺するか、罠をしかけて地獄に陥れる。それを救うのも、防ぐのもジャーナリストの仕事である。

 植草氏の場合は、二度にわたって権力によって汚名を着せられ、社会的に葬られた。
 彼の一回目の逮捕は品川駅構内のエスカレーター上での、手鏡事件である。彼は横浜駅構内で、二人の男に尾行されているのに気がついていた。それが警官だったのである。たまたま通りがかりの警官が現行犯逮捕したのではない。警察が大事件の被疑者を尾行するならわかるが、一般人を事前に「痴漢するのではないか」という予断をもって尾行するなんてありえない。

 私が事件を知ったのは、「尾行していた警官」によって逮捕されたという報道だった。なんで警官が彼を尾行していたのだろうか、これはおかしいというのが、私の事件に対する直感であり、疑惑の始まりだった。

 何故彼の後方にいた警官が、彼の前面の行為が見えたのか、警官は透視ができる超能力者とでもいうのだろうか。並列するくだりのエスカレーターから昇りのエスカレーターは丸見えのところでピカピカ光る手鏡を出して覗くバカがいるだろうか。何故警官側は近くに設置された防犯カメラが写した映像の提出を拒んだのか。

 警察ー検察ー裁判官がぐるでなければ、植草氏有罪はあり得なかった。この事件は、単なる冤罪事件ではない。警察、検察、裁判官側の仕組んだ犯罪行為である。司法がぐるになれば、個人は逃れようがない。彼らを罰する法は存在しない。彼らの暴走を防止できるのはマスコミしかないのである。

 バカなマスコミは、彼をミラーマンなどとはやしたてるばかりで、真実を追求する姿勢はまったくなかった。どこかの新聞社でもいい、TV局が一社でもいい、もしこの事件の不自然さに気づいて、不合理性を追及していたなら、裁判の結果も違ったものになったはずである。マスコミは、この事件の不自然さに気づかなかったのではない、権力に迎合してダンマリを決め込んだのであろう。今、TVも新聞も信用を失いつつある。