いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

新自由主義あれこれ;格差が拡大し、国は貧しくなる

2009-07-28 20:30:24 | 日記

kenkensyaさん:

池田信夫氏の主張、思い出深いものがあります。中学一年(地理)、中学三年(公民)と社会主義信奉者の先生から社会を教わりました。

いかりや: 
池田信夫氏については、ほとんど何も知りません。彼のブログで「食料自給率という幻想」が2年前話題になったことがあります。そのとき初めて知りました。随分乱暴な言い方をする人だと、そのときから「恨み」を抱いていました(笑)。

kenkensyaさん:

この新自由主義者との奇妙な心情的見解の一致・・・私見では、旧社会主義者と新自由主義者との思考には親和性があり、一時、居場所がなくなり姿を隠していた社会主義者が、新自由主義をある種のノスタルジーで熱狂的に迎えた、これが小泉政権の人気があそこまで高かった一因になっている―こんな感じでしょうか。

いかりや:
思想的に一致するところがあるかどうかはわかりませんが、彼らの思考の基本は「自己中心的、強欲性」が似ているのかもしれません。例えば、新自由主義者?の渡部昇一、竹村健一、田原総一郎、小泉、竹中氏らに共通する自己中、金儲け第一主義(強欲性)があります。

 旧社会主義信奉者らの代表的存在だった日教組をみてください。私の偏見もあるかも知れませんが、日教組は結局、自分たちの利益追求集団(強欲集団)だった。子供の人権を尊重するという欺瞞に満ちた教育で、子供を叱ることから逃げた、そのつけが、授業がなりたたない教室が生まれるようになった。その一方で入学式や卒業式に国歌の斉唱や国旗の掲揚を拒否するわがまま教師がいる。

kenkensyaさん:
現在、おそらく地方都市において商業・工業で生計を立てることは、相当、厳しい否、ほぼ不可能であろう。だからこそ商店街は次々とシャッター通りになり、工場の跡地には、聞き覚えのない不動産会社がペイするかもおぼつかないアパートやマンションを建てているのが現状だと思う。一昔前であれば、土地を売って整理することもできただろうが、今では買い手がいるかどうか怪しいものだ。小泉政権時の「三位一体の改革」から地方は徹底的に冷や飯を食わされ続けている。

いかりや::
政治家なら、この国のため、国民のために何か役立ちたいという基本的スタンスがあると思う。
だが、小泉という男は一体何のために政治家になったのか、さっぱりわきゃわからない。日本国のために何か一つでも貢献することがあっただろうか、アメリカのエージェントとして国売りに懸命に働いたのではないだろうか。

kenkensyaさん:
・・・・・・・・以上の流れの完成形を私達はフィリピンに見ることが出来る。そしてフィリピンが現在のような最貧国になってしまった経緯と宗主国によって採られた政策が、多少、頭にはっきりと浮かぶ。もうちょっとやそっとでは再浮上は不可能だろう。「日本とフィリピンは違う」と思いつつ、長期的にやられてしまうのが米国の上手いところだ。もしかすると日本は既に「フィリピン化」への道を邁進しているのかもしれない。

いかりや:
フィリピンの歴史は複雑ですね。スペインの植民地、米西戦争で一時独立したかにみえましたが、結局米側の植民地下におかれ、太平洋戦争で一時、日本軍が占領していた時期もありましたが、アメリカが取り戻しました。アメリカが最も長期に支配した国です。白人がアメリカ大陸上陸以来、インディアンを支配下においたやりかたとそっくりの愚民化政策を実施した。そのため格差が激しく、東南アジアでは最も貧しい国になりました。