明け烏:
個人的には途中から鳩山氏がテロルの危険をちらつかされて転向したと考えていましたが、いかりや氏の考えのほうが遥かに辻褄が合っています。
しかしこれは余りに悲しくはないでしょうか?おそらく真相を認めるのが、おぞましいような、己が完全に否定されたような思いになるので分かっていても認めたくないという気持ちが働き、阿修羅のランキングでも一桁になるのは難しいと思います。
鳩山氏も「反米独立」の真似事でガス抜きを演じただけとなると、あとは誰を信じたらいいのでしょうかね?諦観ばかりが生じてきてしまうのですが、小沢一郎氏、亀井静香氏、鈴木宗雄氏、小林興起氏、田中真紀子氏、という独立派の方々に頑張ってもらうしか方策はないような気がします。
それにしてもやりきれません。
いかりや:
小沢氏グループが離脱、亀井氏の国民新党、鈴木氏の新党大地、小林興起氏、田中真紀子氏ら親小沢派及び社民党、事と次第によっては「たちあがれ日本」、「みんなの党」とも手を組むことだってあり得るかもしれませんね。
昨日の小生の投稿は、感情的になりすぎて怒りにまかせて書いたような気がいたします。はい、年甲斐もなく恥ずかしいかぎりですが冷静さを欠いていた。というのも、これでひょっとして小沢氏の政治生命も終わるのではないかという思いがよぎり、小生にとって鳩山氏が小沢氏を道連れに心中を謀りおったなと邪推?したのです。鳩山氏にはせめて、参院選までは頑張って欲しかった。
やっぱ坊ちゃん宰相は考え方も甘い、脅し(アメリカからの)にも弱い、粘り腰もない。相変わらずクリーン、クリーン~な政治と馬鹿の一つ覚えの如く繰り返す。金に色がついているわけでなし、昨日も山崎行太郎氏が「毒蛇山荘日記」で『ブリジストンが自動車ブームで稼いだカネは「クリーン」なのか?』と題して鳩山氏の資金源について書いていた。菅氏も同じようなこと(クリーン)を昨日の記者会見で言っていた・・・馬鹿げたことです。
蛇足ですが。ブリジストンが市場拡大して、大儲けすれば、一方で泣いた企業が出ます。以前にも書いたことがありますが、資本主義の世界は基本的にはゼロ・サム構造であり、バランス・シート(左右がイクオール)で表現される。「誰かが儲ければ、誰かが損をする構造」です、従って共に儲けが出るには、経済成長するしかない(つまりパイを大きくするしかない)。ここ15年以上、日本は経済成長ゼロ、しかし大手企業やメガバンク、一部の大金持ちたちは大儲けした、その一方でワーキング・プアーを大量発生させた。
話しを戻します。
それにしても、小沢氏の年齢が68歳であることを考慮すれば、今後彼が桧舞台で活躍できるチャンスがあるかどうか危ぶまれます。政治家は普通の人より並外れた体力、気力を具有すると言われますが、後期高齢者入りした小生の場合から判断すると、古希をすぎると急速に気力、体力、記憶力が低下します。彼は1993年自民党を離脱して今日まで17年間、誰よりもストレスの多い生活をおくり、体もかなり酷使していると思われる。彼が再起するチャンスがあるとすれば政界が混乱したとき、直近で言えば今夏の参院選で民主党の議席が激減したときかもしれない。
菅氏の昨日の記者会見で、「小沢さんには、しばらく静かにしてもらいたい」と、愚かにも小沢氏の気持ちを逆なでするようなことを言っていた。政治は「リアリティ失くして」ありえない、小沢グループの協力なくして菅政権もなりたたないことを彼は忘れている。ひょっとして、小沢氏は選挙後最後の賭けに出るかもしれない。
本日の民主党代表選で、岡田外相、前原国交相、枝野、野田氏らは菅氏を推すことを鮮明にしている。いずれもアメリカ型の新自由主義(市場原理派)の考え方に近いグループであり、菅氏を含め反小沢色が濃い。
民主党政権は「官僚改革」を掲げて出発した。現在の検察官僚のあり方は、民主主義の原理原則に反している。ここにこそメスを入れないといつまでたっても、検察(米CIA)の思惑によって政治が動かされる。民主党議員たちはこの肝心のことに気がついていない。
菅氏もすっかり財務省官僚に取り込まれているようにみえる。経済に疎い菅氏は、経済政策に確たる信念がない。G20の会議に参加しても、彼らの手に乗って動くしかない。また、消費税アップを口走るなど旧自民政権の財政規律派・財源論者と変わりない。彼の下では残念ながら、日本の経済成長は難しい。
以上、菅政権成立前なのに、菅政権をこきおろしてしまった(苦笑)。菅さんせいぜい頑張ってちょうだい。
何時からこんな絵図面がひかれていたのかな~
週刊誌あたりも盛んに5月政局を煽っていたから既に知っていたのかもしれんな。力が抜けてしまいました。菅直人も消費税の引き上げ論者だそうだから、もう如何ともしがたいだろう。― 合掌(誰に対してか?)