いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

検察の悪事がばればれとなり、記者クラブが崩れる

2011-02-24 18:22:22 | 日記

前回の日記のなかで
””小沢氏に対する一連の検察の捜査で、検察の正義の仮面が剥がれてしまったことです、検察の正体がバレたことです。””と記述しました。

 庶民感覚では「検察は正義の味方」であると思っていたのだが、とんでもない勘違いだった。正義の味方どころか、国民いじめをしでかす、悪事を働くグループでしかなかった。しかも彼らの罪作りの手口は(笑)、最初にストーリーありきである。自分たちの描いたストーリーに沿って取り調べを行い、脅迫まがいの取調べは日常茶飯事の当たり前だった。調書至上主義、「法と証拠」に基いてなんて嘘っぱち、「嘘でもいいから自白しろ」なんて笑い話にもならないが、それがまかり通っていた。

 裁判官も検察の自白偏重に同調しているから、検察の意を汲んだ判決を出す傾向が強い(三権分立の点からみておかしい)ので、刑事裁判の有罪率は99%という信じがたい結果になる。その背景には判検交流による馴れ合いと、無実の人を有罪(冤罪)にしても誰も責任を取らないシステムがある。無実の人を罪人に仕立てて、刑務所にぶち込んでも自分たちは責任をとらない。他人を監禁することは犯罪行為であるが、検察がそれをやっても犯罪にならないのである。

 検察の裏金問題を訴えようとした三井環氏を逆に逮捕して牢屋にぶちこんだ。ここまでくると検察は明らかに犯罪者集団である。国民の税金で、犯罪者たちに高い給料を払って養って、ますます頑張って罪つくりに励んでくださいと言っているようなものではないか。これは飼い犬に手を噛まれるどころの話ではない。やらずぼったくり以上じゃないですか、高い報酬を払って犯罪者を育成しているようなものである。

 検察には「捜査権」、「逮捕・拘留する権利」、「起訴する権利」をすべて持っている、世界的に見ても独裁国家以外にあり得ないような特異な組織である。しかも、裁判で都合が悪い場合には検察や警察は証拠の提示をしなくても済む(例えば、植草事件:品川駅手鏡事件では、警察は防犯カメラの映像を隠蔽)という二重三重に検察側の権利が保護されている

 我々はこれまで、検察は社会の不正を正す機関であると誤認識してきたのである、言わば法治国家の象徴的存在であると思っていたのである。それが一連の小沢氏の「政治と金」問題で、検察の正体がばれたのである

 厄介なことに、マスコミは権力を監視する役割を放棄してしまったことである。官僚(検察を含む)とマスコミは「反小沢」と言う点で利害を共有するために、本来の「権力監視」どころか、検察と同調して小沢バッシングしてきた。それが多くの国民を惑わせているのである。しかも、検察とマスコミの背後にステルス化したアメリカが日本の政治権力を監視する複雑な構図になっているのである。

 日本は、1945年の敗戦以降、本来国家がなすべき軍事(防衛)と言う職責をアメリカに肩代わりしてもらったがために(というより、アメリカにその職責を奪われたがために)、国際的な場で主体性をもって活躍できる場を事実上失った。日米同盟と言っても、言葉の上でしかない。なにしろ、大量のワーキングプアーや非正規でしか職にありつけない貧しい人たちがいても、日本国の納税者の金で毎年2000億円の金で駐留するアメリカ軍の費用を支えているのである。日本国を支配しておきたい米国は、日米対等を主張したり、第七艦隊で充分であると主張する小沢氏をアメリカは排除したがっている。そのアメリカの小沢排除の圧力は、官僚やマスコミの小沢排除を勇気ずけている。

 「官僚は国民全体の奉仕者でなければならない」とは空しい看板に過ぎない。小沢氏がしばしば「日本に民主主義を定着させなければならない」と言っても、マスコミはその意味するところを伝えようとしないから、一般の人はわからない。国民のレベル以上の政府を持つことはできないとは至言である。

 しかし、全く救いがないわけではない。インターネットと言う新しい媒体の出現と共にフリーのジャーナリストたちが風穴を開けようとしている。大手のマスメディアが独占していた日本記者クラブはいずれ近いうちに(あとせいぜい1~2年?)崩壊するだろう。ネットの世界は玉石混交ではあるが、少なくともこれまでの金太郎飴的情報ではなく、選択の幅が広がることだけは確かである

 トッペイ:

テレビと違って、ネットは自分から情報を取りにいかなければ、良質な情報を得ることができません。テレビは寝転んでいても勝手に洗脳情報が目と耳から入ってきます。日本人は馬鹿ではないのに、なぜか政治的には子どものような気がします。
政治に無関心なのは、若者だけでなく、中高年にも多いです
。テレビや新聞に洗脳された中高年はプライドがあるせいか、ほんとうのことを伝えても耳をかさないことが多いです。
アメリカが悪い、やれ官僚だやれマスコミが悪いといいますが、国民が政治に無関心なのが最大の問題だと思います。

いかりや:
>政治に無関心なのは、若者だけでなく、中高年にも多いです。

同感ですね。先日もある会合(飲み会、出席者は60歳~)に出たけれど、「小沢は金に汚い」とか「4億円をごまかしている」とか言っていた。当方がいくらそうじゃないことを説明してもダメだった(笑)、寝転んでいても入ってくる情報に洗脳されてしまって、頭が固まっている。
「・・・国民が政治に無関心なのが最大の問題だと思います」全く同感ですね。どうすりゃいいのさと悩む・・・俺が悩んでもどうしょうもない(笑)。

 



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2 コメント

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Unknown (トッペイ)
2011-02-24 20:47:03
テレビと違って、ネットは自分から情報を取りにいかなければ、良質な情報を得ることができません。テレビは寝転んでいても勝手に洗脳情報が目と耳から入ってきます。日本人は馬鹿ではないのに、なぜか政治的には子どものような気がします。
政治に無関心なのは、若者だけでなく、中高年にも多いです。テレビや新聞に洗脳された中高年はプライドがあるせいか、ほんとうのことを伝えても耳をかさないことが多いです。
アメリカが悪い、やれ官僚だやれマスコミが悪いといいますが、国民が政治に無関心なのが最大の問題だと思います。
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Unknown (とら)
2012-07-10 01:09:32
検察がひどいのは自分で体験してみないと気付けないですよね。

知識が無いから普通は否認もせず
勝手に調書作られてあれよあれよと有罪に。
本当にカスみたいな検事ばかりです。

この組織はこの先何十年も何も変わらず
腐ったままなんだろうと思うと腹立つ。
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