K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント
で椿原選手が、斗麗選手に負けた。
その敗因を解説していきたい。
椿原選手は、オーソドックススタイルで相手から距離を取って戦うタイプ。
通常 オーソドックスの基本は攻撃しながら時計回りに動きのが
セオリーだが、この選手は相手との距離をコントロールする為
攻撃のあとはすぐに、反時計回りに動き最適ポジションを確保する。
悪く言えば、当て逃げスタイル。
この戦法で江川優生選手は、負けてしまった。
試合の展開は、斗麗選手はオーソドックスの選手だが、椿原選手の反時計回り
の動きを止めるため、序盤はオーソドックスから、ミドルキック
を狙っていった。さらに、右ハイキックで椿原選手の横の動きを止めにかかった
しかし、オーソドックスの構えからミドルキックを打つと
椿原選手が反時計回りに動いたときに、蹴りが入りずらい
ので、スイッチ(サウスポー)に構えなおし左ミドルキックを腕に
打つ攻撃に切り替えていた。
これが功を奏して、序盤で斗麗選手の左右のミドルキックが数発あたる。
その後は、斗麗選手の距離で試合が進み、判定勝ちとなった。
この展開は、キックボクシングのお手本のような内容だった。
椿原選手の様な当て逃げスタイルで足を使う選手には、序盤からミドルキック
を当て、距離をコントロール。
ミドルキックにより、横の動きが制限され縦にしか動けなくなるので
まっする突っ込んできた椿原選手にパンチを当てる。
斗麗選手の作戦勝ちだと思う。
動画を貼っておくので、実際に見てほしい。
斗麗選手が序盤ミドルキックで椿原選手の動きを止め、
その後、縦に突っ込んできた椿原選手をパンチやキックで
仕留めるのがよくわかると思う。
椿原 龍矢 vs 斗麗/K-1フェザー級世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 22.8.11福岡