北朝鮮が９日に地下核実験を実施したと発表した。数日前から予告されていた通りである。コメントは「今さら言うまでもない」としかいいようがない。報道記事のスクラップにて記録しておきたい。
・概要
(参考記事１)
[北朝鮮 核実験を実施 中央通信報道 地震波も探知]
【北京・西岡省二】北朝鮮の国営朝鮮中央通信は９日、地下核実験を実施したと発表した。実験の時間や場所など詳細は伝えていない。同通信は「科学的計画と綿密な計算で進められた」と成果を報じ、「放射能漏れはなかった」と伝えられた。日本や米国、中国、韓国など関係各国が情報確認を急いでいる。北朝鮮外務省は今月３日、「科学研究部門が今後、安全性が徹底的に保証された核実験を実施することになる」と宣言していた。８０年代から浮上した北朝鮮の核開発疑惑は核実験によって現実のものとなった。核保有国としては、米英仏中露、インド、パキスタンに続いて８カ国目になる。国際社会は北朝鮮への制裁に踏み切るとみられ、北朝鮮の核問題は緊迫した局面を迎えた。
韓国メディアは、同国国家情報院に入った情報として、北朝鮮の咸鏡北道（ハムギョンプクド）花台郡付近で午前１０時３５分ごろ、マグニチュード３．６規模の地震波を探知したと報じている。
北朝鮮が実験で使用した核爆弾は、平安北道寧辺（ピョンアンプクドニョンビョン）の実験用黒鉛減速炉（５メガワット）で生成したプルトニウムを原料にしたものと見られる。
北朝鮮は８６年１月に黒鉛炉の運転を開始、核兵器開発に着手した。８９年春以後に燃料棒を再処理し、核兵器１～２発分に当たる６～１２キロのプルトニウムを抽出したとみられている。９４年１０月の米朝枠組み合意を受け、北朝鮮は同炉の運転を停止したが、０３年１月に核拡散防止条約（ＮＰＴ）脱退を宣言したのを機に再稼働させ、同年１０月、０５年５月の２回、８０００本の燃料棒を抜き出して再処理、プルトニウム抽出作業を実施している。
米民間研究機関の分析によると、北朝鮮は核兵器４～１３個分に当たる「２０～５３キロ」のプルトニウムを保有していると見られ、今回の実験では、これらのプルトニウムが使用された可能性が高い。
北朝鮮は核兵器の開発、改良に不可欠な核実験に踏み切ることで「核保有国」になり、米国など超大国と交渉する際の「核カード」を持ったことになる。
（毎日新聞） - 10月9日17時5分更新
(参考記事２)
[北朝鮮の核実験「どちらかといえば失敗」…米政府]
【ワシントン＝坂元隆】米ワシントン・ポスト紙（電子版）が米政府当局者の話として９日報じたところによると、北朝鮮の核実験場とされる場所からの地震波は小規模で、実際に核爆発だったのかどうか判断がつきかねるほどだという。
この当局者は、政府の分析チームは核実験を「どちらかといえば失敗」とみている、と述べた。
ＦＯＸテレビも、米政府高官が、北朝鮮の核爆発が予想より小規模であり、「当初求めていた成果を達成できなかったのではないか」と述べたことを伝えた。
（読売新聞） - 10月9日20時8分更新
(参考記事３)
[核爆発「広島型原爆の数分の１」…東大地震研が分析]
北朝鮮が地下核実験を実施したとされる時刻の後、各地で観測された地震波から推定した爆発の規模（マグニチュード＝Ｍ）には、かなりばらつきがあり、韓国ではＭ３・５８～３・７、米国ではＭ４・２、日本ではＭ５・１という計算結果もある。
それぞれの推計値をエネルギーに換算すると、１００倍以上の開きがあるため、現時点での特定は難しいが、その威力は広島や長崎の原爆の１５～２０キロ・トンに比べ、かなり小さいと見られている。
東大地震研究所の阿部勝征教授は「過去の米国や旧ソ連での核実験のマグニチュードから類推すると、今回の実験は広島型原爆の数分の１、０・５～３キロ・トンと推測される」との見方を示した。一方、「実験をした坑道の空間が大きかった場合、エネルギーが吸収され、マグニチュードが低めに出ることもある」との専門家の見方もある。
（読売新聞） - 10月10日0時4分更新
・日本政府の対応
(参考記事４)
[政府、追加制裁、早期発動へ＝対北決議で国際社会と連携－官房長官が非難声明]
政府は9日夜、北朝鮮が核実験実施を発表したことを受け、日本独自の新たな制裁措置の発動に向け具体的な検討に入った。安倍晋三首相は訪問先の韓国での記者会見で「日本独自の対応、厳格な措置の検討は直ちに始める。速やかに措置していく」と述べた。米国など関係国と連携して、国連安保理での制裁を盛り込んだ決議の採択も目指す。
政府は9日午後、首相官邸に塩崎恭久官房長官や麻生太郎外相、久間章生防衛庁長官ら関係閣僚が集まり、安全保障会議を開催。核実験の事実確認と情報収集に全力を挙げることを確認した。
首相は同日深夜、韓国から帰国した後、官邸で塩崎長官らから状況報告を受けた。首相は「この影響は日本が最も受けるということを腹に据えて今後の運びを考えてほしい」と指示。米国などと連携を密にして引き続き情報収集に努める一方、国連憲章第7章に基づく制裁決議採択を目指す考えを示した。
また、政府は同日夕、塩崎長官声明を発表した。声明は「（北朝鮮の行動は）重大な挑戦であり、断固として非難する」とした上で、(1)日本として「速やかに厳格な措置」を取ることを検討(2)国際社会と連携して安保理で迅速に対応(3)日米間の連携強化(4)放射能対策連絡会議を開催し、測定体制を強化－などを盛り込んだ。
（時事通信） - 10月10日3時0分更新
・各国の対応
(参考記事５)
[北朝鮮の核実験、国際社会への挑発的行為＝ホワイトハウス]
［ワシントン ９日 ロイター］ 米ホワイトハウスは９日、北朝鮮の核実験は挑発的行為であり、国連安全保障理事会が早急な行動をとることが予想される、との見解を示した。
スノー報道官は「米国と韓国の情報機関は９日、北朝鮮の核実験場所とみられる地点で地震性の動きを観測した」との声明を発表。「北朝鮮は地下核実験の実施を発表した。北朝鮮の核実験は、国際社会の意志と、北東アジアの緊張を増大させる行為の自制の呼びかけを無視した挑発的行為である」とし、「国連安保理は、この行為に対して速やかな行動をとるだろう」と述べた。
北朝鮮はこの日、地下核実験が成功したと発表した。
さらに同報道官は「米国は状況を注視しており、周辺地域の同盟国の防衛に対するコミットメントを再確認する」と述べた。
（ロイター） - 10月9日15時43分更新
(参考記事６)
[米、制裁決議提示へ＝北の核実験「非難」で一致－国連安保理]
【ニューヨーク9日時事】北朝鮮による核実験実施発表を受け、国連安全保障理事会は9日午前（日本時間同日夜）の非公開協議でこの問題を討議し、各国は北朝鮮の行為を「強く非難」する姿勢で一致した。各国は同日午後（同10日未明）、実務者レベルの協議を行い、米国はこの中で、国連憲章第7章に基づき、大量破壊兵器の関連物資禁輸や渡航制限、金融制裁などを北朝鮮に科す制裁決議案を提示する方針だ。安保理は、遅くとも週内の採択を目指す。
（時事通信） - 10月10日3時0分更新
(参考記事７)
[ロシアは北朝鮮の核実験を無条件で非難─プーチン大統領＝通信社]
［モスクワ ９日 ロイター］ ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮の核実験を無条件で非難した。各通信社が伝えた。
同大統領は、閣議で「ロシアは北朝鮮が行った実験を無条件に非難する」としたほか「核拡散防止プロセスに大きな傷がついた」と述べた。
また、ロシア通信（ＲＩＡ）によると、ロシアのイワノフ国防相は、北朝鮮が実験した核は５─１５キロトン級、との認識を明らかにした。
インタファクス通信によると、プーチン大統領は、国連安全保障理事会で北朝鮮の核実験に関する討議を行うよう外務省に指示したという。
（ロイター） - 10月9日19時52分更新
(参考記事８)
英が声明「断固とした対応取る用意ある」
【ロンドン＝本間圭一】英ＢＢＣ放送によると、英外務省は９日、北朝鮮の地下核実験実施の発表について、「核実験は極めて挑発的な行為であり、我々は断固とした対応を取る用意がある」との声明を発表した。
声明はさらに、「（核実験は）既に緊迫した地域の緊張を高め、国際的な反発を招くだけだ」と強く非難した。
（読売新聞） - 10月9日19時8分更新
(参考記事９)
[核実験に「断固たる対処」＝北に核放棄要求、安保理の協議支持－韓国政府]
【ソウル9日時事】韓国の青瓦台（大統領官邸）は9日、北朝鮮の核実験について声明を発表し、「北朝鮮の核保有は決して容認できないとの原則に基づき、冷徹で断固として対処する」と強く非難した。この問題に関し、国連安保理での協議が即刻開始されることを求めた上で、「国際社会と緊密に協議し、国内外で調整された措置を取っていく」と述べ、制裁を含めた措置を取ることも辞さない姿勢を示した。
（時事通信） - 10月9日17時1分更新
(参考記事10)
[中国政府、「北」に異例の強い非難]
【北京＝末続哲也】中国中央テレビによると、中国外務省は９日、北朝鮮による核実験実施の発表を受けて声明を出し、「北朝鮮が国際社会の全面的な反対を無視し、強引に核実験を実施したことに対し、中国政府は断固として反対を表明する」と、北朝鮮を非難した。
中国政府が、友好国の北朝鮮に対し、強い言葉で非難するのは極めて異例。
声明はさらに、「北朝鮮が非核化の公約を忠実に守り、情勢悪化につながり得るいかなる行動も一切停止し、６か国協議の路線に復帰するよう強く要求する」としている。その上で、関係各国に対し、「冷静に対応し、あくまで協議と対話を通じて問題の平和解決を図る」よう求め、「中国は、このために引き続き、たゆまず努力する」とした。
（読売新聞） - 10月9日14時18分更新
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・概要
(参考記事１)
[北朝鮮 核実験を実施 中央通信報道 地震波も探知]
【北京・西岡省二】北朝鮮の国営朝鮮中央通信は９日、地下核実験を実施したと発表した。実験の時間や場所など詳細は伝えていない。同通信は「科学的計画と綿密な計算で進められた」と成果を報じ、「放射能漏れはなかった」と伝えられた。日本や米国、中国、韓国など関係各国が情報確認を急いでいる。北朝鮮外務省は今月３日、「科学研究部門が今後、安全性が徹底的に保証された核実験を実施することになる」と宣言していた。８０年代から浮上した北朝鮮の核開発疑惑は核実験によって現実のものとなった。核保有国としては、米英仏中露、インド、パキスタンに続いて８カ国目になる。国際社会は北朝鮮への制裁に踏み切るとみられ、北朝鮮の核問題は緊迫した局面を迎えた。
韓国メディアは、同国国家情報院に入った情報として、北朝鮮の咸鏡北道（ハムギョンプクド）花台郡付近で午前１０時３５分ごろ、マグニチュード３．６規模の地震波を探知したと報じている。
北朝鮮が実験で使用した核爆弾は、平安北道寧辺（ピョンアンプクドニョンビョン）の実験用黒鉛減速炉（５メガワット）で生成したプルトニウムを原料にしたものと見られる。
北朝鮮は８６年１月に黒鉛炉の運転を開始、核兵器開発に着手した。８９年春以後に燃料棒を再処理し、核兵器１～２発分に当たる６～１２キロのプルトニウムを抽出したとみられている。９４年１０月の米朝枠組み合意を受け、北朝鮮は同炉の運転を停止したが、０３年１月に核拡散防止条約（ＮＰＴ）脱退を宣言したのを機に再稼働させ、同年１０月、０５年５月の２回、８０００本の燃料棒を抜き出して再処理、プルトニウム抽出作業を実施している。
米民間研究機関の分析によると、北朝鮮は核兵器４～１３個分に当たる「２０～５３キロ」のプルトニウムを保有していると見られ、今回の実験では、これらのプルトニウムが使用された可能性が高い。
北朝鮮は核兵器の開発、改良に不可欠な核実験に踏み切ることで「核保有国」になり、米国など超大国と交渉する際の「核カード」を持ったことになる。
（毎日新聞） - 10月9日17時5分更新
(参考記事２)
[北朝鮮の核実験「どちらかといえば失敗」…米政府]
【ワシントン＝坂元隆】米ワシントン・ポスト紙（電子版）が米政府当局者の話として９日報じたところによると、北朝鮮の核実験場とされる場所からの地震波は小規模で、実際に核爆発だったのかどうか判断がつきかねるほどだという。
この当局者は、政府の分析チームは核実験を「どちらかといえば失敗」とみている、と述べた。
ＦＯＸテレビも、米政府高官が、北朝鮮の核爆発が予想より小規模であり、「当初求めていた成果を達成できなかったのではないか」と述べたことを伝えた。
（読売新聞） - 10月9日20時8分更新
(参考記事３)
[核爆発「広島型原爆の数分の１」…東大地震研が分析]
北朝鮮が地下核実験を実施したとされる時刻の後、各地で観測された地震波から推定した爆発の規模（マグニチュード＝Ｍ）には、かなりばらつきがあり、韓国ではＭ３・５８～３・７、米国ではＭ４・２、日本ではＭ５・１という計算結果もある。
それぞれの推計値をエネルギーに換算すると、１００倍以上の開きがあるため、現時点での特定は難しいが、その威力は広島や長崎の原爆の１５～２０キロ・トンに比べ、かなり小さいと見られている。
東大地震研究所の阿部勝征教授は「過去の米国や旧ソ連での核実験のマグニチュードから類推すると、今回の実験は広島型原爆の数分の１、０・５～３キロ・トンと推測される」との見方を示した。一方、「実験をした坑道の空間が大きかった場合、エネルギーが吸収され、マグニチュードが低めに出ることもある」との専門家の見方もある。
（読売新聞） - 10月10日0時4分更新
・日本政府の対応
(参考記事４)
[政府、追加制裁、早期発動へ＝対北決議で国際社会と連携－官房長官が非難声明]
政府は9日夜、北朝鮮が核実験実施を発表したことを受け、日本独自の新たな制裁措置の発動に向け具体的な検討に入った。安倍晋三首相は訪問先の韓国での記者会見で「日本独自の対応、厳格な措置の検討は直ちに始める。速やかに措置していく」と述べた。米国など関係国と連携して、国連安保理での制裁を盛り込んだ決議の採択も目指す。
政府は9日午後、首相官邸に塩崎恭久官房長官や麻生太郎外相、久間章生防衛庁長官ら関係閣僚が集まり、安全保障会議を開催。核実験の事実確認と情報収集に全力を挙げることを確認した。
首相は同日深夜、韓国から帰国した後、官邸で塩崎長官らから状況報告を受けた。首相は「この影響は日本が最も受けるということを腹に据えて今後の運びを考えてほしい」と指示。米国などと連携を密にして引き続き情報収集に努める一方、国連憲章第7章に基づく制裁決議採択を目指す考えを示した。
また、政府は同日夕、塩崎長官声明を発表した。声明は「（北朝鮮の行動は）重大な挑戦であり、断固として非難する」とした上で、(1)日本として「速やかに厳格な措置」を取ることを検討(2)国際社会と連携して安保理で迅速に対応(3)日米間の連携強化(4)放射能対策連絡会議を開催し、測定体制を強化－などを盛り込んだ。
（時事通信） - 10月10日3時0分更新
・各国の対応
(参考記事５)
[北朝鮮の核実験、国際社会への挑発的行為＝ホワイトハウス]
［ワシントン ９日 ロイター］ 米ホワイトハウスは９日、北朝鮮の核実験は挑発的行為であり、国連安全保障理事会が早急な行動をとることが予想される、との見解を示した。
スノー報道官は「米国と韓国の情報機関は９日、北朝鮮の核実験場所とみられる地点で地震性の動きを観測した」との声明を発表。「北朝鮮は地下核実験の実施を発表した。北朝鮮の核実験は、国際社会の意志と、北東アジアの緊張を増大させる行為の自制の呼びかけを無視した挑発的行為である」とし、「国連安保理は、この行為に対して速やかな行動をとるだろう」と述べた。
北朝鮮はこの日、地下核実験が成功したと発表した。
さらに同報道官は「米国は状況を注視しており、周辺地域の同盟国の防衛に対するコミットメントを再確認する」と述べた。
（ロイター） - 10月9日15時43分更新
(参考記事６)
[米、制裁決議提示へ＝北の核実験「非難」で一致－国連安保理]
【ニューヨーク9日時事】北朝鮮による核実験実施発表を受け、国連安全保障理事会は9日午前（日本時間同日夜）の非公開協議でこの問題を討議し、各国は北朝鮮の行為を「強く非難」する姿勢で一致した。各国は同日午後（同10日未明）、実務者レベルの協議を行い、米国はこの中で、国連憲章第7章に基づき、大量破壊兵器の関連物資禁輸や渡航制限、金融制裁などを北朝鮮に科す制裁決議案を提示する方針だ。安保理は、遅くとも週内の採択を目指す。
（時事通信） - 10月10日3時0分更新
(参考記事７)
[ロシアは北朝鮮の核実験を無条件で非難─プーチン大統領＝通信社]
［モスクワ ９日 ロイター］ ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮の核実験を無条件で非難した。各通信社が伝えた。
同大統領は、閣議で「ロシアは北朝鮮が行った実験を無条件に非難する」としたほか「核拡散防止プロセスに大きな傷がついた」と述べた。
また、ロシア通信（ＲＩＡ）によると、ロシアのイワノフ国防相は、北朝鮮が実験した核は５─１５キロトン級、との認識を明らかにした。
インタファクス通信によると、プーチン大統領は、国連安全保障理事会で北朝鮮の核実験に関する討議を行うよう外務省に指示したという。
（ロイター） - 10月9日19時52分更新
(参考記事８)
英が声明「断固とした対応取る用意ある」
【ロンドン＝本間圭一】英ＢＢＣ放送によると、英外務省は９日、北朝鮮の地下核実験実施の発表について、「核実験は極めて挑発的な行為であり、我々は断固とした対応を取る用意がある」との声明を発表した。
声明はさらに、「（核実験は）既に緊迫した地域の緊張を高め、国際的な反発を招くだけだ」と強く非難した。
（読売新聞） - 10月9日19時8分更新
(参考記事９)
[核実験に「断固たる対処」＝北に核放棄要求、安保理の協議支持－韓国政府]
【ソウル9日時事】韓国の青瓦台（大統領官邸）は9日、北朝鮮の核実験について声明を発表し、「北朝鮮の核保有は決して容認できないとの原則に基づき、冷徹で断固として対処する」と強く非難した。この問題に関し、国連安保理での協議が即刻開始されることを求めた上で、「国際社会と緊密に協議し、国内外で調整された措置を取っていく」と述べ、制裁を含めた措置を取ることも辞さない姿勢を示した。
（時事通信） - 10月9日17時1分更新
(参考記事10)
[中国政府、「北」に異例の強い非難]
【北京＝末続哲也】中国中央テレビによると、中国外務省は９日、北朝鮮による核実験実施の発表を受けて声明を出し、「北朝鮮が国際社会の全面的な反対を無視し、強引に核実験を実施したことに対し、中国政府は断固として反対を表明する」と、北朝鮮を非難した。
中国政府が、友好国の北朝鮮に対し、強い言葉で非難するのは極めて異例。
声明はさらに、「北朝鮮が非核化の公約を忠実に守り、情勢悪化につながり得るいかなる行動も一切停止し、６か国協議の路線に復帰するよう強く要求する」としている。その上で、関係各国に対し、「冷静に対応し、あくまで協議と対話を通じて問題の平和解決を図る」よう求め、「中国は、このために引き続き、たゆまず努力する」とした。
（読売新聞） - 10月9日14時18分更新
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日本にできることって、どんなことがあるんですか？
日本は被爆国なので、アメリカとは違って、核を持つのに不適格と思われる国は攻撃できるようにしましょう。
（かなり投げやり・・・T-T）
日米韓で攻め込んで拉致被害者を取り戻せたらいいのに・・・。
北朝鮮軍に「金正日を排除して拉致被害者を全員返せば、政権を取るのに協力するよ」なんて誘惑できないんでしょうか。
でも私の頭の中じゃ、北朝鮮のその後は、核や覚せい剤・贋金・武器の密売なんかで結局滅ぼされる運命にあるんですけどｗ
韓国側も地震波を観測しているというが、それは地下で巨大な爆発を行っただけかもしれない。
というのも、朝鮮半島は日本列島、台湾と同じく、豊富な地下水脈があって、地下核実験ってきわめて危険な冒険。
北朝鮮が本当に地下核実験を実施したというなら、朝鮮半島の水はすべて、あるいは日本海の水も放射能汚染になるかもしれない・・・。
いくら北朝鮮がキチガイだといっても、自分で自分の首を絞めることなんてするのかね？
金一族なんて自分の身が一番かわいいんだし、朝鮮半島に住む以上は、そんな「蛮勇」を起こすとはとても思えませんがね。
彼ら一流のブラフじゃないかと思うんだけど？
というのも、日中、日韓会談をやるから、それに焦って「日中韓よ、私に振り向いて」と関心を持たせようとする行為じゃないかと。北朝鮮はストーカーみたいなもんだしｗ。
そういえば、日本の一部も核兵器をもてという勇ましい意見もありますが、それは実験を度外視した単なる暴論だと思う。
大気中実験は今は危険だからどこもやらないから、地下実験するしかない。
ところが、地下実験するにはたいていは水脈が他とは独立しているか、水脈があまり通っていない砂漠を選んで行われる。
最近核兵器実験を行っているのが、いずれも砂漠が多い中東や南アジアにかけてなのは、そのため。
日本や南北朝鮮や台湾はその点では無理なのです。
だから、今回北朝鮮が本当に地下核実験をやったのか？ブラフでしかないと思う。
というか、もし本当だとすると、安倍ちゃんが悠長に構えている場合ではないはず。
本当ではないから悠長に「非難」だけしているんじゃないの？もし、本当にやったことがわかっていて、それでもあんな悠長な態度をとっているとしたら、安倍ちゃんは核兵器オンチということになる。
だって、日本海が汚染されるかもしれないというのにね。
いくらＩＱが低そうな安倍ちゃんといってもそこまで馬鹿じゃないと思うから、今回のはやっぱり北朝鮮のブラフだろう。
11日に発表された追加制裁措置が精一杯じゃないですかね。臨検に参加するのはNGだし、ましてや武力制裁は選択の余地がないでしょう。ただ、今回の件が武力制裁に値するかどうかは別問題だと思います。
＞北朝鮮軍に「金正日を排除して拉致被害者を全員返せば、政権を取るのに協力するよ」なんて誘惑できないんでしょうか。
これを実現できるためにはおそろしくレベルの高い対外工作部門が必要になります。日本は工作される側ですからねぇ。情報組織の強化という話が最近さかんに議論されていますが、現実問題として対外工作は念頭にないし無理だと思いますよ。
＞日本や南北朝鮮や台湾はその点では無理なのです。
あ、これはそうですね。まさか、日本の核武装論者は米国の庇護の下で米国の砂漠を実験場に借りることを考えているわけでもあるまい。あるいは核弾頭を売ってもらうか。「核武装して自主防衛を」というのが成り立たないのは間違いない。
>
いや、イランあたりと連携するというテはありますよ。
そうしたら名実ともに米国離れもできるし。
ただし、その後の日本の行方は保障できませんがｗ。
むじな氏の言うとおり、私も北朝鮮の核実験はかなりウソっぽいと思っています。
まず、実験直後に北朝鮮が「放射能汚染の危険性がないことが確認された」と発表していること。
あの国の技術力で完璧にそれができるとしたら、それは核実験ではないことを意味するのではないか、というのが私の直感。
その後、北朝鮮自身の「自己申告」以外に核実験を裏付けるものは、今のところ米国による分析結果だけ。
日本や韓国、ロシア、中国だって核実験の痕跡や証拠を集めようと努力しているのに、今のところ確認されたという発表はないでしょ？
これはちょっと不自然。
ま、ひょっとしたら各国による分析結果はこれから発表されるかもしれませんけど。
少なくとも、今のところ「核実験があった」と断定するに足る根拠は乏しいと思います。
それから、「やったことにしとけばよいんじゃなかろうかと思う」とご意見は、「北朝鮮をどうしたいのか？」「北朝鮮にどう接するのか？」の立ち位置によるでしょう。
核保有の認証を与えて金正日体制をバックアップするなら、それでいいと思います。
将軍様にとって人工衛星や核兵器の保持（の宣言）は、自身の偉大さを北朝鮮人民に知らしめるものですからね。
しかし、本当に北朝鮮にプレッシャーをかけたいなら、「核実験って、ホントに本当なの～～？？？」という姿勢で北朝鮮に接した方がいい。
そもそも、今回の制裁は核で世界を脅迫し援助を獲得しようとする姿勢に対して発動されたもので、核実験の真偽よりも核実験発表という事実が重要な背景でしょう。
ついでに言うと、あの体制がある限り核開発もミサイル開発も絶対に止めないでしょうね。
だからこそ、今回のワガママに対して国際社会は圧力をかけた方がいい。
そして、問題はその後。
「ミサイル発射カード」「核実験カード」という外交カードを切ってしまった北朝鮮に対して、「拉致問題解決カード」をいかにして出させるか、それを（それほど難しいことではないのだから）安倍外交に期待したいですね。