猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

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【北朝鮮ミサイル】「日本製品使ったはず」-元技官証言

2009-04-12 00:57:04 | 朝鮮半島
【北朝鮮ミサイル】「日本製品使ったはず」-元技官証言
 北朝鮮でミサイル開発に携わった元技官が、読売新聞の取材に対して、これまで日本の集積回路がミサイル部品に転用されてきており、北朝鮮が人工衛星と称して発射した長距離弾道ミサイルについても「多くの日本製品が使われたはずだ」と証言している(同紙4月9日付)。元技官は、2003年5月には米上院の公聴会で「ミサイル部品の90%が日本から運ばれた」と証言したことがある。
 元技官は、読売の取材に対して、開発した誘導したシステムに日本から持ち込んだ集積回路を利用したと指摘し、日本製品は小さくて材質もすぐれているので、日本製品なしでは、北朝鮮のミサイル技術の水準は現在の50%くらいにしかならなかっただろうと述べた。
 また、元技官は、ミサイル開発に携わる技術者は、円滑な技術継承を重視して同じ国の製品を使い続けることから、現在まで日本製品が使われ続けているとの推測を示している。「日本の電子製品、化学製品がなければ北朝鮮の軍需工場は成り立たない」とまで言っている。北朝鮮がミサイル開発に着手した時期は1965年であり、日本で調達された集積回路は船で北朝鮮に運び込まれていたという。開発されたミサイルは、イラン、イラク、シリアなど主に中東に輸出されたとも証言しており、先日指摘した「北朝鮮=イランは悪の枢軸」であることを根拠づけた。
 日本からの製品が北朝鮮のミサイル開発に使われてきたことはすでに指摘されてきたことであることだが、やはり、元技官の証言は極めて重いと言わざるを得ない。
 日本の輸出管理体制の不備が北朝鮮の弾道ミサイル開発を可能にさせたのである。これでは、語弊を恐れずに言えば、北朝鮮の弾道ミサイルは「日朝合作」ということになる。今さら北朝鮮への物品の流れを止めるだけでは北朝鮮の弾道ミサイル開発を断念にまで追い込むのは手遅れだろうが、元技官の証言にあるように、円滑な技術継承を重視して同じ国の製品(この場合日本)を使い続けるのだから、さらなる能力向上のためには、北朝鮮への物品の流れを徹底的に遮断しなければならない。北朝鮮への経済制裁はこの観点からも実施すべきで、元技官の証言では、日本で調達された集積回路は船で北朝鮮に運び込まれていたということなので、北朝鮮への輸出禁止だけでなく、渡航全面禁止の措置が重要になる。北朝鮮からの船舶の入港自体禁止すべきであろう。ただ、それでも、北朝鮮は、迂回してでもミサイル部品用の日本製品をなんとか調達するであろう。日本から弾道ミサイル(核もそうだが)に関連する技術が、ならず者国家に流れ込むことを防止するため、かかる技術の流通経路を徹底的に把握し、厳格に管理する必要がある。また、PSI(大量破壊兵器拡散阻止構想)のさらなる強化も必須である。
 弾道ミサイル等に使われうる技術の流出を事実上野放しにしておいて、武器輸出3原則などを掲げているのは滑稽の極みである。(了)

(『高峰康修の世直しブログ』より転載)

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