猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

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南太平洋のツバル、海面上昇で国土侵食―海外移住を考える住民

2007-02-19 15:56:31 | 環境・防災・エネルギー
 先日南太平洋の島嶼国キリバスの大統領が来日して、地球温暖化に伴う海面上昇による国土水没の危機を訴えた。同じ南太平洋の島嶼国ツバルでは、海面上昇による浸水や海岸浸食が深刻化しており、写真の通り現に冠水する地区も現れている。住民の多くが海外移住を考え始めている。  国家の三要素は、国土、国民、主権であるとよく言われる。そのうちの国土が、いわば気づかぬうちに「侵略」されているようなものである。実際に水 . . . 本文を読む
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気候変動に関する政府間パネル第4次報告書公表―「温暖化は人為的要因による」

2007-02-03 02:10:37 | 環境・防災・エネルギー
 パリで開かれていたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は、地球温暖化ついての第4次報告書「気候変動2007―自然科学の論拠」をまとめ、正式にこれを発表した。  同報告書のシミュレーション結果によれば、このまま化石燃料に依存した経済活動が続けば、今世紀末の平均気温は1・1度から最大で6・4度上昇すると予測される。2005年までの過去100年間の平均気温は0・74度上昇している。前回第3次 . . . 本文を読む
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国立公園でも風力発電―環境省、温暖化対策で厳しい規制を転換

2006-08-06 00:01:25 | 環境・防災・エネルギー
 環境省が、地球温暖化対策の一環として、国立公園内での風力発電施設の設置を推進していくことを決定した。これまでは、景観への悪影響や野鳥が風車の羽に当たるバードストライクなどを回避したいとして、自然公園法の施行規則で厳しい基準を設けて最低限の許可にとどめてきたのだが、地球温暖化対策がなかなか進捗しないので方針転換することになった。  風力発電には、風の強い広い土地が必要であり、国立公園に多くが指定さ . . . 本文を読む
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地球温暖化対策:政府の最善は「何もしない」?

2006-06-30 18:00:28 | 環境・防災・エネルギー
 読売新聞6月29日付の「論点」に、地球温暖化に関して面白い論説が載っていたのでご紹介する。筆者は、東京大学生産技術研究所副所長の渡辺正氏である。氏は、地球温暖化説は科学的根拠に乏しいので政府が年間1兆円もの対策費を出すのは無駄であるが、省エネは結構なことであり、そんなことは民間が既にやっていることだから政府の最善の策は「何もしないこと」だと主張する。また、二酸化炭素削減に際しては経済活動を縮小せ . . . 本文を読む
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CO2削減関連二題―CO2地中処分本格推進、バイオエタノール燃料普及実験

2006-06-23 00:09:37 | 環境・防災・エネルギー
 政府による二酸化炭素削減の取り組みに関して二つご紹介する。一つは、二酸化炭素(CO2)を地中に閉じ込める技術(CCS)を用いた施設の整備を推進する方針。もうひとつは、バイオエタノール燃料の普及に向け、原料となるサトウキビ産地の沖縄県宮古島で2008年度から、自動車用ガソリンに混ぜて利用する大規模な実証事業に乗り出すというものである。  CCS(CO2Capture & Storage)は、工場や . . . 本文を読む
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黄砂に平均値の10倍以上の重金属―鳥取県の研究所で観測

2006-06-18 09:11:48 | 環境・防災・エネルギー
 今年は、黄砂の飛散が特に多く、大陸からの大気汚染物質がそれに付着して飛来する可能性があらためて指摘され懸念されている。例えば、黄砂にNOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)が付着していれば、酸性雨の原因になる。もっともこれに関しては、黄砂自体がアルカリ性であるために中和される可能性も指摘されており、さらなる研究が必要である。酸性物質のほかにも汚染物質はある。マンガンや砒素などの重金属もそうであ . . . 本文を読む
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海流予測システムで海運燃料節減、データ提供へ

2006-06-06 02:39:16 | 環境・防災・エネルギー
 海洋国家にふさわしい産学連携の一例として、海洋研究開発機構が、独自の海流予測システムを使い、海運会社にそのデータを有償で提供する有限責任事業組合を設立したというニュースをご紹介したい。  海流予測システムは、海洋研究開発機構が世界で初めて開発に成功したもので、人工衛星や海に浮かべた3000個の海洋ブイによる海流や水位、水温などの観測データをもとに、最大2か月先までの特定海域の流れの向きや強さを、 . . . 本文を読む
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露サミットで日本式省エネ策「トップランナー方式」採用呼びかけへ

2006-05-09 16:34:23 | 環境・防災・エネルギー
 7月にロシアのサンクトペテルブルクで開かれるサミット(主要国首脳会議)において、我が国は省エネルギーと環境対策として、「トップランナー方式」の採用を各国に呼びかける予定である。トップランナー方式というのは、1998年に改正された省エネ法に基づくもので、電気製品などの省エネ基準や自動車の燃費基準などを、市場に出回っている機器の中で最高水準の製品に合わせて設定するものである。さらに、同法では、目標達 . . . 本文を読む
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排出CO2、地中に埋設・Jパワーや石播など、豪で初の事業化

2006-05-04 20:46:59 | 環境・防災・エネルギー
 温室効果ガスの放出による地球温暖化問題に関して、二酸化炭素を液化した上で地中に埋蔵処理する技術なるものがある。日本ではこれまであまり大々的には取り上げられて来なかった技術だが、アメリカなどでは大いに注目されていたようで、有名な外交専門誌『フォーリンアフェアーズ』などでもよくお目にかかる。何とも原始的というか乱暴な発想の技術に思えるが、「温暖化問題を契機にした新たな技術開発」という持論にかなってい . . . 本文を読む
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黄砂、大量に飛来―黄砂の”功罪”両面など

2006-04-20 10:21:01 | 環境・防災・エネルギー
 黄砂は中国大陸奥地の砂漠の砂が、低気圧に伴う砂塵嵐とよばれる暴風によって上空に巻き上げられ、それが偏西風によって運ばれる現象である。巻き上げられる高さは実に5000メートルから10000メートルにも達する。また最終到達地域はアメリカにすら及ぶという。  18日には、普段地上観測には引っかからない東京や千葉でも顕著な黄砂が観測された。写真はそのときの都心の様子である。中国大陸における砂漠化が急速に . . . 本文を読む
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「アジア太平洋パートナーシップ」で、温室効果ガスの排出抑制へ8分野で協力

2006-01-17 23:49:55 | 環境・防災・エネルギー
 久しぶりに、地球温暖化に関する話題をとりあげてみようと思う。今年は、日本では20年ぶりの寒冬・豪雪で「地球温暖化など絵空事ではないか」と考える方も多いかもしれないが、この冬の異常気象は上空の風の流れが強く蛇行してたまたま日本に寒気団が流れ込みやすくなっているためで、温暖化と絡めて考えるのは因果関係に乏しいというのが正確なところである。そういうわけで、温暖化が進んだから豪雪になったということも、こ . . . 本文を読む
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中国の河川汚染物質、日本に影響の危険…露の研究者

2005-12-01 02:26:07 | 環境・防災・エネルギー
 中国東北部の石油化学工場爆発による河川汚染問題は、対岸の火事のようなものだと思っていたが、「日本にも影響がある可能性あり」とロシアの研究者が指摘しているそうだ。アムール川に今後流入する氷に含まれた有害物質が、春には溶けだし、オホーツク海や日本海に注ぎ込むためらしいが、海に流れ込めば汚染物質は拡散して桁違いに希釈されるだろうし、日本海は対馬海流が北上しているのでそんなに全域に広がるとも思えない。リ . . . 本文を読む
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総務省、防災通信システムをアジアで構築へ

2005-11-27 05:32:46 | 環境・防災・エネルギー
 昨年末のインド洋大津波で、発展途上国の防災システムの不備が浮き彫りになって以来、その構築が大急ぎで進められている。国連もユネスコを中心として津波監視システムの構築に尽力しているようだ。しかし、防災といえば何といっても「災害大国」日本の力は絶大である。総務省は、アジア・太平洋地域を対象にして本格的な防災通信システムの構築支援に乗り出す方針を固めた。こういう国際貢献は、日本の最も得意とする分野の一つ . . . 本文を読む
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ポスト京都議定書も難航

2005-11-03 23:36:25 | 環境・防災・エネルギー
 単なる記事紹介ですが、地球温暖化防止のための国際的枠組みに関して二つ。一つ目は、京都議定書を補完するものとして、米国が主導しているアジア太平洋地域での「クリーン開発と気候のためのアジア太平洋パートナーシップ」が難航している件。もう一つ(記事は二本ですが)は、京都議定書後の枠組みをどうするか、すなわち2013年以降どのような枠組みを構築していくかについて、米・豪が相次いで「時期尚早」あるいは「時間 . . . 本文を読む
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クリーン開発メカニズムで世界初の温室効果ガス排出権賦与

2005-10-22 05:02:59 | 環境・防災・エネルギー
 先日「最大級の排出量取引事業へ」という記事において、新日鉄と三菱商事が中国でクリーン開発メカニズム(CDM)を利用した温室効果ガスの排出権獲得を伴うプロジェクトの計画について紹介した。それは、実現すれば世界最大規模であるものの、あくまで計画である。今日はCDMを用いて世界で初めて排出権獲得が実際に認められた例を二つご紹介したい。CDMの仕組みについては、前掲の記事を参照していただきたいのだが、排 . . . 本文を読む
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