猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

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刑事裁判への被害者参加―今国会に改正案提出へ

2007-02-01 01:45:14 | 訴訟・裁判・司法
 近年大いに注目されている犯罪被害者の権利に関して、大きな前進が見られることになりそうである。法相の諮問機関である法制審議会は、「被害者参加制度」「付帯私訴制度」の二つを導入することを柱とした要綱を決定した。法務省は2月の法制審総会で答申を受け、刑訴法などの関連法の改正案を今国会に提出する予定である。  まず、「被害者参加制度」は、被害者が特定の刑事訴訟に参加できる制度である。人を故意に死傷させた . . . 本文を読む
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外国政府も民事裁判の被告に―最高裁が免除原則転換

2006-07-23 21:05:22 | 訴訟・裁判・司法
 かなり地味であまり報道されていないけれども、実は日本にとっては非常に画期的な出来事をご紹介する。それは、21日に最高裁で下された「外国政府も民事裁判の被告になることができる」という判決である。これまでは、78年前の大審院(最高裁の前身)判例に基づく、外国政府は裁判の当事者にならないとする「絶対免除主義」を転換するものである。  具体的な概要は次のようである。東京都内の貿易会社など2社は86年、パ . . . 本文を読む
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「共謀罪」は、結局継続審議―民主の反発で

2006-06-03 04:32:06 | 訴訟・裁判・司法
 「民主党案丸飲み」というとんでもない形で決着しそうだった共謀罪を創設する組織犯罪処罰法改正案は、結局継続審議になった。当然といえば当然である。もっとも、私は、そもそも与党側の修正案どおり強行採決すればよかったと思う。  「民主党案丸飲み」に反対する理由は、『「共謀罪」民主案丸飲みは論外』で詳細に述べたとおり、民主党案は国際組織犯罪防止条約に定められた内容に反しているからである。与党側はそれを理由 . . . 本文を読む
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「共謀罪」民主案丸飲みは論外

2006-06-02 09:59:53 | 訴訟・裁判・司法
 与党は、「共謀罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案の修正問題について、民主党の要求を全面的に受け入れる方針を決めたと伝えられている。その背景には、憲法改正国民投票法案や教育基本法改正といった重要法案の先送りに、自民党内から異論が続出しているため、せめて組織犯罪処罰法改正だけでもということらしいが、「無理が通れば道理が引っ込む」の諺どおりである。なお、本エントリーは、共謀罪導入自体の是非を論ずること . . . 本文を読む
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共謀罪の創設を急ぐべきだ―組織犯罪処罰法改正案審議

2006-04-27 04:03:28 | 訴訟・裁判・司法
 国際的な犯罪組織による凶悪な犯罪や、国際テロを効果的に取り締まるために、組織犯罪処罰法を改正して共謀罪を新設することが検討されており、今国会において審議中である。  共謀罪は、簡単に言うと、組織による犯罪が実行される前の段階で、すなわち謀議をこらしただけで処罰するというものである。これは、国際的な組織犯罪とたたかい、これを効果的に防止するための国連条約であるところの国際組織犯罪防止条約を受けての . . . 本文を読む
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量刑意識、国民にばらつき―裁判員制度をめぐり最高裁が意識調査

2006-03-22 17:56:16 | 訴訟・裁判・司法
 周知の通り、2009年から刑事裁判において、専門の裁判官とともに一般国民の中から事件ごとに選任された裁判員が合議して有罪無罪及び量刑を決める裁判員制度が導入される。英米などの陪審員制度は事件ごとに選任される点は我が国の制度と同じだが、量刑は専門の裁判官のみが決める点が異なる。また、独仏などの参審制度は、事件ごとではなくて数年の任期にわたって務める点が異なる。この場合、何件もの事件を担当することで . . . 本文を読む
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杉浦法相インタビュー「人権法案は白紙」「死刑制度廃止は軽々には結論出せず」

2005-11-03 06:15:43 | 訴訟・裁判・司法
 杉浦正健法相は二日、産経新聞などのインタビューに対して、問題が多いと指摘されている人権擁護法案に関して、白紙に戻して検討する意向を表明した。人権擁護法案とは、その名の通り差別等の人権侵害の被害者を救済することを趣旨とする法律である。大まかに言えば、人権委員会が人権侵害や「人権侵害を誘発・助長する恐れのある」発言や出版などに対して調査を行う権限を持ち、人権侵害等が疑われると認定された場合には、出頭 . . . 本文を読む
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「判決文が短すぎる」と、横浜地裁判事にマイナス評価

2005-10-31 22:47:57 | 訴訟・裁判・司法
 昔、とある司法試験予備校の講師が「判決文というものは、短すぎると有難みがないので、不必要に長く作文するんだ。」と言っているのを聞いたことがある。そのときは冗談だろうと思って聞いていたのだが、あながち冗談でもないらしい。「結論と無関係な記述は判決文から省くべきだ」という持論をもつ横浜地裁の井上判事が、上司からマイナス評価をもらい、不服申立書を横浜地裁に提出しているそうだ。当事者から苦情が寄せられて . . . 本文を読む
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大阪高裁靖国裁判―「違憲確定」などしてない

2005-10-11 23:13:36 | 訴訟・裁判・司法
 共同通信も本当に酷い表題のニュースを流すものだ。『靖国参拝「違憲」確定へ』など、詐欺的な表題である。先日の大阪高裁の裁判は、判決とは直接関係ない傍論で裁判官が勝手に個人的見解を述べただけなので、違憲判決確定などということは100%ありえない話である。詐欺でなければ無知蒙昧である。こういうミスリーディングな報道がなされるようでは、何度でも繰り返し真実を発信せねばならぬ。こういう真実を曲げるような報 . . . 本文を読む
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靖国訴訟、高松高裁は模範的判決

2005-10-05 18:31:05 | 訴訟・裁判・司法
 先月30日の大阪高裁の靖国裁判における判決は問題点の多すぎる判決であったが、本日の高松高裁の判断は絵に描いたような模範的な判決であった。判決内容に満足したから褒めるというのもさることながら、わが国の判例の積み重ねに合致した判決である点が「模範的判決」と評したい理由である。わが国は、具体的事件を解決するため必要な場合のみ憲法解釈の判断をするという、付随的違憲審査権の形をとり、憲法判断には謙抑的であ . . . 本文を読む
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大阪高裁靖国判決に疑問の声多数

2005-10-04 13:31:45 | 訴訟・裁判・司法
 先日9月30日に、大阪高裁の靖国判決についての問題点を書いたが、被告である国はもちろんのこと、専門家からも疑問の声が上がっている。すなわち、判決と直接関係のない傍論において、違憲云々することは越権行為だということだ。  こんな理屈に合わないことばかり繰り返していると、司法への信頼が低下するというものである。司法への信頼は、法治国家において不可欠の重要な要素である。身内である司法界からも批判の声が . . . 本文を読む
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大阪高裁靖国違憲判断の問題点

2005-09-30 13:36:48 | 訴訟・裁判・司法
<首相靖国参拝>大阪高裁、初の違憲判断 「宗教的活動」  小泉純一郎首相の靖国神社参拝は憲法で定めた政教分離に違反すると主張し、旧日本軍の軍人・軍属として戦死した台湾人遺族や日本人の宗教関係者ら188人が首相と国、靖国神社に1人1万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪高裁(大谷正治裁判長)は30日、「参拝は、憲法が禁止する宗教的活動と認められる」と高裁レベルで初の違憲判断を示した。賠償請求は認め . . . 本文を読む
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