我が国が頼みとするハイテク産業にとって、希少金属(レアメタル)という存在は死活的に重要な物質である。希少金属は、抽出が困難な31種類に金属の総称で、それらのトータルでの生産量が全金属の生産量の約1%にしか達しない。我が国では、ニッケル、コバルト、タングステンなどの7種類が国家備蓄の対象となっており、供給不足のときや価格の高騰時に放出することとなっている。石油の備蓄と同じことである。希少金属は、上 . . . 本文を読む
毎度のことだけれども、WTOにおける農業に関する交渉で、日本はまたピンチに立たされそうである。食糧安全保障を口実に農業改革を引き延ばしにすることは、もはや無理がありすぎる。むしろ、このまま対症療法を続けても自給率(現在約40%!!)の向上の妨げとなり、逆に食糧安全保障上問題がある。日本は改革には外圧を要する傾向があるが、農業に関してもおそらくいずれはそういうことになるんだと思う。
日本の農家一 . . . 本文を読む