猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

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麻生外相「台湾は法治国家」

2006-03-11 03:15:46 | Weblog(未分類)
 ホントは、こういう当たり前の発言がニュースになること自体がおかしいんですが…。質問者は自民党の岡田直樹氏。国会議事録がUPされたらそっちも載せたいところです(忘れてしまわなければ)。報道記事よりも現物の方がよいですからね。


(参考記事)
<麻生外相>台湾を「国家」「国」とまた明言 参院予算委
 麻生太郎外相は9日の参院予算委員会で、台湾について「民主主義がかなり成熟しているし、経済面でも自由主義経済を信奉し、法治国家でもある。いろんな意味で日本と価値観を共有している国だ」と述べ、台湾を「国家」「国」と明言した。外相は2月4日の講演でも台湾を何度も「国」と表現して中国の反発を買っている。
 日本政府は72年の日中共同声明で台湾を不可分の領土とする中国の立場を「十分理解し、尊重する」とし、台湾の独立は支持しない政策を堅持している。外相は9日の答弁で、日台関係を「両国間の関係」と言いかけて「両国と言うとまた問題なのかもしれないが、日台関係は今後ともきちんとした対応をされてしかるべきだ」と言い直す場面もあった。
 外相発言について安倍晋三官房長官は同日の記者会見で「法律の支配という価値を表現する際、法治国家という表現をたまたま使われたのではないか」と擁護したうえで「わが国の立場は日中共同声明にある通りであり、何ら変わりはない。そのことは外相も重々承知している」と強調した。
(毎日新聞) - 3月9日19時46分更新


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8 コメント

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原典に当たれ (総理大人)
2006-03-11 16:48:39
脇が甘いというのは、毎度毎度麻生さんわざとやってそうなので、適切な表現じゃありませんが、やっぱりどうなの?って思いました。

台湾を喜ばせることは他でやってもらってというか、民主主義であるということと国家であるということは別でって建前でも守らなくちゃいけないラインだと思うんですよ。外務大臣が思わずでも条約を逸脱しちゃうのはやっぱダメだと思うし、中国の反発も当たり前で成り行き上反発せざるを得ないじゃないですか、それが私にはかしこい戦略とはどうしても思えない。



麻生さんの発言も言い回しも私は大好きなんですけど、言ってることも当然で正しいと思うんです。でも麻生総理ってことになると…。(通訳通しちゃうとあの独特の毒は消えてしまうんだろうな…)



…と書いていたんですが、とりあえず私もネット中継を見てみました。

麻生さんわざとやってないですよね、多分。まあ役者なのかもしれませんが。それにちゃんと条約上記遵守は心がけておられる。

報道が悪意あるということしか思えない感じですが、脇が甘いのは確かでやっぱり総理大臣になってもらいたくはないかな。いや麻生さんもしっかり候補として見たいからもちっと注意深く発言してほしいものです。心情的に、安倍さんより麻生さん好きなんで。

「中国の反発も当たり前で成り行き上反発せざるを得ないじゃないですか、それが私にはかしこい戦略とはどうしても思えない。」ってことは思います。

今回の発言は不適切ではないが、決して適切ではない。そう思いました。





国交がなくても台湾を国と呼ぶのが普通 (むじな)
2006-03-11 19:43:31
>民主主義であるということと国家であるということは別でって建前でも守らなくちゃいけないラインだと思うんですよ。

>



それをいうなら、国交があるかどうかと国家であるとして扱うこととは別問題。

韓国政府やメディア、米国政府などは、台湾につい言及するときは、国(韓国語でナラあるいはクッカ、英語ではcountry)と読んでいますから。

あなたこそ外交ルールをわかっていないだけでは?



>外務大臣が思わずでも条約を逸脱しちゃうのはやっぱダメだと思うし、



あなたこそ国際法に無知なだけ。



日中共同声明では、中華人民共和国を中国唯一の合法政府と承認していますが、台湾が中国の領土かどうかについては理解し尊重するとしか言っていない。

そして外務省の公式の立場は、台湾は独立した地域、政治実体というもの。

中国の圧力に弱い韓国政府ですら台湾を堂々と国家扱いしているのに、日本が国家と呼べないわけはない。

国家と呼んだからといって、中国を否定するわけでも、即時台湾と国交を持つわけではない。



あなたこそ、国扱いすることと国家承認は別ものだということがわかっていないだけ。



>中国の反発も当たり前で



あなたは北京政府の代弁者でっか?どう考えてもあなたの立場は異常です。いくらもらった?(わら)



韓国政府が台湾を国と呼んでも中国は反発したことはないのに、日本が呼んだら反発するということは日本が韓国よりもなめられているだけ。

それがわからないで「中国の反発は当然」というなら、君は韓国や米国やシンガポールやフィリピンやチェコのように台湾を国と呼んでいる政府の存在を知らないで、勝手に中国の指図が正しいと思い込んでいる島国の井の中の蛙。



>成り行き上反発せざるを得ないじゃないですか、



それは君が北京の代弁者だというだけに過ぎない。

そんなにいうなら、北京は、同じ態度を韓国、米国、シンガポール、フィリピン、チェコにもとるべきだろう。



>それが私にはかしこい戦略とはどうしても思えない。



国として呼ぶことと、国家承認は別だし、台湾が中国だとは日本政府が承認してもいないのを承認していると誤解している君のほうが、賢くない。



>今回の発言は不適切ではないが、決して適切ではない。そう思いました。



外相以下、みんなが台湾を国と呼ぶようになれば、そのうちそれがボトムラインになって中国だって反発しなくなる。



中国はそんな国。君が極度に恐れているだけ。だからなめられるだけ。君は中国という国の性質をまったくわかっていないで土下座外交しているだけ。



総理大人=北京の手先 (むじな)
2006-03-11 19:46:36
>台湾を喜ばせることは他でやってもらってというか、



これは別に台湾を喜ばせるためにやっているんじゃありません。

だって、韓国、米国、チェコの政府などはとっくの昔から台湾を「国」と呼ぶにが当たり前になっているから、台湾人から見たら「何をいまさら」なのです。



あなたこそ台湾を国扱いしないほうが当然だと思い込んでいる中国の手先のような発想をしているから、世界が見えないだけです。



それから、台湾を国と呼ぶ以外の手段で、台湾を喜ばせれば言いといいますが、君みたいに北京の鼻息ばかり気になって仕方がない人は、台湾なんてどうでもいいんじゃないの?



よく抜け抜けと言えたものだね。あなたこそとっとと日本から出て行って、「祖国」に住めばいいんですよ。
国際法上の論点に関しては… (猫研究員。(高峰康修))
2006-03-11 23:11:27
むじな氏が書いておられる通りなので、毒気(?)を抜いて重要なポイントだけ拾い上げておきましょう。



・国交があるかどうかと国家であるとして扱うこととは別問題。国家と呼んだからといって、中国を否定するわけでも、即時台湾と国交を持つわけではない。



・日中共同声明では、中華人民共和国を中国唯一の合法政府と承認しているが、台湾が中国の領土かどうかについては理解し尊重するとしか言っていない



・国として呼ぶことと、国家承認は別だし、台湾が中国だとは日本政府が承認してもいない



屋上屋を架すきらいはありますが、一応私のコメントも書いておきます。

一定の要件を備えた存在を、国際法上国家であると認める国家行為が国家承認です。その要件というのは「一定の地域と住民を統治する実効的・自主的・永続的な政治権力が確立されていること」及び「国際法を遵守する意思と能力を有していること」と国際法の教科書では説明されています。その要件を満たしていれば実態は「国家」であって、これを承認するか否かには関係ないです。で、麻生さんも言ってる台湾の実態は明確にその要件を満たしてるでしょ。だから台湾は国家と呼ぶべきなんです。少なくとも「台湾を国と呼んではいけない」という日本国内の風潮はナンセンスだし、「世界の非常識」といって過言ではない。

日中共同声明は国家承認ではなくて、これもむじな氏の指摘の通り政府承認の問題で、中共を正統な政府として認めるというだけのことです。台湾に関しては何も言っていない。「台湾が中国の領土という中国の主張を理解し尊重する」というのは、せいぜい「中国が平穏にそういう主張をすることを妨げない」という程度の意味です。
Unknown (総理大人)
2006-03-12 01:40:40
むじなさん、猫研究員さんご指南ありがとうございます。



そうですね。なんとなく知っていても、肝心なときに出てこないあいまいな知識なんてのは絵に描いた餅で恥ずかしいです。

「国交がない」の意を「国家と呼ぶのはダメ」などと書いたことは反省しています。いろんな単語の定義が出てきて大変です。笑

台湾と国交のある国も30カ国くらい?でしたか多いですものね。

「日中共同声明」に関してもまさに「原典に当たれ」で、へぇ~ボタンでした。

ある意味では、やっぱり私標準世論だと思うんですよ。でも、やっぱりメディアも教えてくれないんで、メディアリテラシー大事です。これ日本の教育もやっぱり関係しているかな。自分で勉強して補っていかなければならない必要不可欠な知識だ。



>台湾なんてどうでもいいんじゃないの?



いや、最近むじなさんのブログや「私の認識台湾」さんのところも見始めたりしてこれでも関心はあるんですよ。笑 なんていうか米国の理論理念自体が危うくなって、米国もどうなんだろう長期的には余計信用失うんじゃないかな、米国の国益にも反してるんじゃ…なんて思ったり。

また知識ないのにわかったようなふりして発現するなとむじなさんに叱られるかもしれませんが、間違ったときはまた指摘してもらえばそれでいいんで、知識ないものが発言してならないなんてことはないはずだし、中国にない言論の自由を謳歌させてもらいますよ♪「祖国」には帰りません。笑 むじなさんも師匠もまたご指南くださいね。

政治に関心のある一般国民ですので、いつも授業を受けるような感じで楽しいんですよ。むじな先生も加わってください。



じゃっ、麻生さんNo.1総裁候補だ★









教えてください! (総理大人)
2006-03-12 02:28:51
ついでと言ってはなんなんですがイマイチわかんなかった部分をお聞きしたいです。

日本政府は麻生さんの「国家発言」の審議のときも、

「台湾は国ではなく地域だ」って毎度のことながら言っていました。それが日本政府立場だろうと思うから、国って言っちゃダメなんだと解していました。

「地域」って言葉の出所というのは何でしょうか。というか台湾が「地域」だと日本政府が言うなら、やっぱり「国って言っちゃマズイんじゃない」と思ってしまうんです私。

師匠の

>少なくとも「台湾を国と呼んではいけない」という日本国内の風潮はナンセンスだし、「世界の非常識」といって過言ではない。



っていうのは

「日本政府の非常識」なのか、単に私のような「無知識者の素人の非常識」あるいは「マスコミが非常識」なのか。

なんていうか、国家承認の問題ではなく政府承認の問題?



>「台湾が中国の領土という中国の主張を理解し尊重する」



というのがあっても?、あるいは、というのがあるから?、台湾を国家と呼ぶことは問題ないとすれば、それが日本政府の立場であるとすれば、なんで「地域」なんでしょう。

 また復交三原則とやらの位置づけはなんでしょうか。

これには「台湾は中華人民共和国の領土の不可分の一部であり、しかもすでに中国に返還されたものである。」

日本は日中共同声明中でこれを「十分理解する立場」であると。

で、高校のときに習った国家三要素の「領域」があるので、日本政府は台湾を国家と言わないで地域と言う。のかな?

日中共同声明は、日中平和友好条約で遵守が確約されてるけれど、日中条約は復興三原則まで面倒は見ていない?



ここらへんごちゃごちゃしてわかんなかったので、エレガントによろしければ教えていただきたいです。

自分の謎を列記しまくってしまったので聞きたいことをうまく表現できたかもわかりませんが、申し訳ないですがお手すきのときにでもご指南ください。



復交三原則 (猫研究員。(高峰康修))
2006-03-12 10:24:21
日中共同声明の中に次のように書いてある通りです。



日本側は、中華人民共和国政府が提起した「復交三原則」を十分理解する立場に立つて国交正常化の実現を図るという見解を再確認する。中国側は、これを歓迎するものである。



復交三原則の中身は、

(1)世界には一つの中国しかなく、それは中華人民共和国である。

(2)台湾は中華人民共和国の領土の不可分の一部であり、しかもすでに中国に返還されたものである。

(3)日華条約は破棄されなければならない。



この内容を「理解し尊重する」わけです。「日中共同声明では、中華人民共和国を中国唯一の合法政府と承認しているが、台湾が中国の領土かどうかについては理解し尊重するとしか言っていない」というのはこういう文脈です。



>国家の三要素

国民・領域・主権は台湾において確立しているので、この定義からするとますます国家たる要件を備えているということです。領域というのは実効支配している領域のことだから、実態と懸け離れた「台湾は中国の領土だ」という主張は問題になりません。



>台湾が「地域」だと日本政府が言うなら、やっぱり「国って言っちゃマズイんじゃない」と思ってしまう



これは、確か、中国からクレームがつくので面倒だから刺激するまいということで、いつの間にかそういう妙な慣行になってしまっただけのはず。今も存在しているのかどうか知りませんが、マスコミの自主規制で「台湾政府」という表現はご法度で「台湾当局」というべしというのを目にしたことがあるぐらいです。でも、麻生大臣の答弁でも「「両国と言うとまた問題なのかもしれないが、日台関係は今後ともきちんとした対応をされてしかるべきだ」とあるとおり「日台関係」という言葉は誰も文句言わないわけでしょう。これは事実上「国」と認めていることの証ですよ。例えば「基地問題をめぐって『沖米関係』がギクシャクし…」なんて表現は使わないですよね。それを裏返せば分かりやすいかと思いますよ。



日中共同声明と復交三原則は、例えばhttp://list.room.ne.jp/~lawtext/1972Japan-China.html参照。
Unknown (総理大人)
2006-03-12 14:40:59
「領域」についても覚え違いしてましたね。「返還」という言葉に過剰に反応しました私。

納得いたしました。いつもよくわかる解説をありがとうございます。



「慣行」はやっぱりジワリジワリ正常に戻していくのが、いいのですかね。結局麻生さんも「地域」と言い直してましたし。

朝日の社説によると、台湾を国と呼ばないのは「世界の多くの国も同様だ。」らしいですし、それが事実であれそうでないにしても、「地域」という呼称にこだわるでもなくこだわらないでもなくっていう姿勢が今は一番いいのかもしれないってとこかなと思いました。

「世界の多くの国」も中国の圧力って大きいんだろうな。日本同様、遠慮とか面倒ってことで国と呼ばないのかな。



「日台関係」と「沖米関係」は、痛快でほんとに奇妙なことだということがよくわかる例でした。

「日台関係」はよくて、「台湾は国」はダメというのは見事に矛盾していますね。こういうことに気づけると、かしこいのですが、サラッと流してるんもんで、反省。



どこの言語間でもある話だろうとは思いますが

『日中首脳会談のとき、小泉さんは靖国参拝に関して「中国の心情は理解する」とでも言ったんじゃないか。それを通訳がそのまま訳しちゃって「気持ちを察したんだから、参拝は中止してくれる」と中国側が思ったんじゃないか。中国人は、なんでも直球だから。通訳がちゃんとニュアンスを加えて訳さなくちゃいけない。』

なんてことを、中国語の先生が言ってたんです。



>「台湾が中国の領土という中国の主張を理解し尊重する」というのは、せいぜい「中国が平穏にそういう主張をすることを妨げない」という程度の意味



日本語の「理解する」っていうのはしばしば軽い扱いをしますよね。本音と建前というやつで。

文書なんで両国で練られてるんでしょうけど、中国語もまた正文で、同じ箇所の中国語はどんなニュアンスか、中国語による国際法の読み方に沿って解釈された場合どんなことになってるのか。

日本人の私が中国語の心配なんてすることないんでしょうが。

「追及」と「追求」じゃありませんが言葉っておもしろいし難しいですよね。特にネットは顔も声の調子もわかんないので、師匠に対しても無礼の数々あるんじゃないかと、また師匠もええかげんわずらわしいうっとうしいと思われてるんじゃないかといつも心配しています。うっとうしいけど、成り行き上付き合ってくださってるというのが本当のところだろうと。感謝。私も無知なら無知らしく黙ってるといいんですが。。



私みたいな者の無知は罪だけれど、「わかる人にはわかる」発言をしてちゃ政治家としてましてリーダーとしては本来いけないはず。また国民が正しい認識を持つことは、もちろん国益につながるのだろうし。

なんぼいいこと言ったって、朝日や私みたいなのが現れるんだから、で私はたまたま恥を晒す機会があったため、こうして添削してもらえてるわけですが、大部分の国民はそんな添削はしてもらえない。

じゃ、麻生さんはただの失言野郎おっちょこちょい脇が甘いってことになるか、よくわからずに朝日批判って人も多いだろうなと想像するんです。「台湾は国家」発言の背景「日本の非常識」についてついでに説明して、それだけじゃ足りないというか「報道してもらえるように説明」してほしいと願います。メディアがライバルって麻生さんも言ってましたし。

麻生発言の原典に当たったても私は大きな誤りをおかしました。新聞テレビしか見ない人はどうだかわかりません。

内政はさしたる差も出にくい状況のような気もするので、総裁選は外交が大きな焦点だろうと今からワクワクです。



ほんまいつも長くなる。。井戸端会議みたいに。読んでくださって、お返事書いてくだっさってたのだけでもかなりお時間とらせてます。。

それでは御免。

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