猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

酷い公民教科書

2005-10-11 00:26:32 | 教育・教科書・学力
 中学校の公民の教科書を眺めていたら、呆れた資料を見つけたのでご紹介する。出典は、東京書籍の「公民」である。

(引用ここから)
子どもの権利条約第31条(政府訳)
1.締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める。
2.締約国は、児童が文化的及び芸術的な生活に十分に参加する権利を尊重しかつ促進するものとし、文化的及び芸術的な活動並びにレクリエーション及び余暇の活動のための適当かつ平等な機会の提供を奨励する。


[子どもたちが自分のことばであらわしたもの]
第31条 遊び、遊ぶ、遊べ、遊んじゃえ!
1.ぼくら子どもは、
ぐあいがわるいときや疲れたときは、
もちろん休んでいい。
勉強や仕事のあいまにだって、やすみは必要だ。
そしてヒマな時間もね。
そういうときは、
ぼくらの年に合った遊びをしたり、
みんなでいろんな楽しいことをしたり、
本を読んだり、
絵をかいたり、なにかをつくったり、スポーツをしたり、
好きなようにしていいんだ。
2.ぼくらがそうやっていろんなことをするために、
国はそれを大事にして、応援してほしい。
そのためのチャンスが、
みんなに同じようにいきわたるように、とかさ。

(引用終わり)


 もともとの「児童の権利条約第31条」も十分バカバカしい内容だけれども、「自分のことばであらわしたもの」は知性を疑わせるに十分ではないか。こんなものを教科書に載せるとは犯罪的行為である。
 私は「新しい歴史教科書をつくる会」の「新しい公民の教科書」を普及させる活動を応援したいと思う。歴史教科書にもまして現行の公民教科書は酷い。通奏低音のように流れているのは家族と国家の解体と「地球市民」の育成だ。もっとも、上に揚げた資料などを読まされた日には「地球市民」云々以前の問題としてまっとうな人間として成長できるか怪しいものである。


もしよろしければ、Blog●Rankingに投票お願いいたします。

最新の画像もっと見る