猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

憲法前文私案

2005-10-09 16:55:45 | 憲法
昨日、自民党新憲法前文原案について批判的なコメントを書いたので、自分の案も披露しておくのが責任ある態度というものだろうと思い、披露させていただく。私が考える前文は、簡潔明瞭を第一に心がけ、美辞麗句はできるだけ抑えるものである。憲法典は、立憲主義に基づく自由主義を旨とすることが一番重要であると考える。別に手抜きでもなんでもなくて、削りに削ってたった一文である。「国体」は本文の法的内容からにじみ出てくるようにすればよいのである。たかが憲法典にわが国の歴史と伝統を全て盛り込もうなどというのは無理な話だし、憲法典のあり方としてはふさわしくないと思う。そういうのは「不文の憲法」としてのさまざまな慣習の積み重ねにゆだねるのがよい。明文法に規定されていることだけが実在であるかのような錯覚に陥るのは、唯物論的に過ぎると思う。


<憲法前文私案>
日本国民は、大日本帝国憲法及び日本国憲法により確立された、規律ある自由の確保と正義に基づく平和の追求という国家理念を継承し発展させるべく、ここに新憲法を制定する。




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