遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

日本海から大接近

2022-10-03 23:28:12 | たわごと

どん曇り後晴れ
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きょう3日の天気 全国的に日差し 残暑が続き西日本・沖縄は10月でも真夏日の所も

明日10月4日(火)の天気
関東から西は残暑続く、日本海側は強雨に注意(ウェザーニュース)

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今週は気温に大きな変化・・・寒冷前線通過後は気温“大幅ダウン” 衣替えや布団の入れ替え準備を

明日からはでっかい前線が日本海から大接近です。冷たい空気に気合が入ってるぅ♪

ノーベル賞医学生理学部門・・・医学でも生理学でもないように思えるんだけどなぁ。
Nobel in medicine awarded to Svante Pääbo for discoveries on human evolution (THE WASHINGTON POST)
ノーベル医学生理学賞、スバンテ・ペーボ氏に ネアンデルタール人のゲノム解析 (CNN)
OISTのスバンテ・ペーボ教授がノーベル賞を受賞(沖縄科学技術大学院大学)
海外のマスコミの記事じゃないとちゃんとした解説が掲載されないというのが日本のジャーナリズムのダメなとこやねんで。

〈以下引用〉
ペーボ氏は初めてネアンデルタール人のゲノムを解析し、現生人類のホモ・サピエンスがネアンデルタール人と交配していたことを発見した。ノーベル委員会は同氏が当時「不可能に見えたことをやり遂げた」と称賛した。
発見の公表は2010年。ペーボ氏はそれまでにネアンデルタール人の骨から古代のDNAを抽出して配列を決定、解析する方法を開発した。こうした業績により、科学者らはネアンデルタール人のゲノムと現生人類の遺伝記録を比較できるようになった。

ホモサピエンスは、アフリカでスタートしてそもそも黒人の姿がオリジナル。髪や肌の色が薄くほりの深い白人の様相はネアンデルタール人からきた特徴。欧州大陸に渡ったホモサピエンスは近縁種に出会って交雑したわけですな。その近縁種は7万年前に絶滅したネアンデルタール人とデニソワ人の祖先が交配したものでして、現在の人類集団の一部にネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子が見いだされます。
近縁種との交雑は欧州の土地の風土や病気などに対して適応するのに有利だったのかも・・・この遺伝的背景は新型コロナウイルスによる重症化リスクに影響があると言われています。
功績は、ネアンデルタール人の骨から古代のDNAを抽出して配列を決定し、その配列を解析する方法を開発、現生人類と絶滅したヒト族を分ける遺伝的な違いを明らかにしたこと。古代ゲノム学という全く新しい科学分野を生み出しました。
ドイツ・ライプチヒのマックス・プランク進化人類学研究所の所長を務め、ロンドン自然史博物館の名誉リサーチフェロー、日本の沖縄科学技術先端大学院大学OISTの教授でもあります。日本はOISTのシステムの大学院大学をもうちょっと増やしたほうがいいんじゃないか。円安で大変だとは思うけど。

本日のお酒:KIRIN SPRING VALLEY シルクエール 〈白〉 + 立山 特別本醸造

コメント
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