遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

危機はもう既に来ている

2014-07-11 23:25:59 | たわごと
日経平均終値、5営業日連続で値下がり(朝日新聞) - goo ニュース
ポルトガル最大手行の株価乱高下、取引再開後 (REUTERS)
ポルトガル首相・中銀、BES問題で冷静な対応呼びかけ (REUTERS)
今週はじめの市場はなんか調子よさげな感じでしたが、あっという間にスドーンとグダグダモードに転落♪ 原因はブラジルの大敗・・・ではなくて、ポルトガルの銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)の経営不安。ポルトガル中銀は声明を発表し、「BESが報告した財務情報を踏まえると、たとえ現在認識されているエスピリト・サント・グループの非金融部門に対するエクスポージャーに悪影響が出ても、対応できるだけの十分な資本があり、最低(自己資本)比率に抵触することはない」と表明しました。コエリョ首相も「BESはエスピリト・サント家の事業とは別に運営されている。国民と外国人投資家はこの点を理解し、BESとポルトガルの金融・銀行システムに対し引き続き冷静に対応すべきだ」と・・・国を挙げて必死の対応です。必死なんです。欧州の財政危機は先送りされただけで、解決なんかされてないって、みんな知ってますからねー。ユーロだけじゃなくて、世界中の市場に影響しています。それでマネーはリスクから逃げまくり。それまで順調に上がっていた反動もありますな。
アルゼンチンのデフォルトに対しては冷静だったのに、ポルトガルの一銀行の危機だけで大騒ぎです。欧州金融経済の重さってすごい。だから、メルケルさん、ブラジルでサッッカー観戦なんかしないで欧州で仕事しててくださーい。(笑)

んで、経済誌ブルームバーグ注目のニュースがこれ!
ヤンキース田中は靭帯の部分断裂-手術なら1年半、復帰困難も (BLOOMBERG)
世界経済の中心NYの雰囲気が暗くなるとおおごとです。エース・サバシアがもうすぐかえってくるとはいえ、マー君が長期離脱したらどーしょーもなくなります。やっぱ、日本時代に投げ過ぎましたね。日本野球界の投手起用については、TPPの俎上に上げて是正させるべきです。

2国間協議、乳製品が焦点=対NZで難航―TPP(時事通信) - goo ニュース
日米自動車協議、16日から=厳しい交渉続く―TPP(時事通信) - goo ニュース
TPPといえば、乳製品なんですよ。以前、カナダが一度交渉から離脱したのは、乳製品の交渉が上手くいかなかったからです。乳製品の団体がけっこう農業系で力があるのです。NZと豪州のオセアニアの乳製品が脅威でして、それでも再度交渉参加したのは、日本が参加したからっす。新たな市場として有望なのです。それはオセアニア勢から見ても同じこと。
米国にとってもそうなんですが、自動車なんていう古い工業製品の交渉がまだ残ってます。米国はピックアップトラックを守りたいし、それゆえ日本に軽自動車の優遇をやめろと難癖を付けてきます。軽自動車の優遇をやめるんじゃなくて、普通自動車に対する規則や税制を『軽』並みに軽くして欲しいもんです。日本ではバカみたいに維持費がかかりすぎる。だから若い人が車を持ちたがらない。車検の度に10万円以上お金がかかる・・・世界の常識から二桁間違ってる。数千円が妥当な費用だ。農協と同様に規制に守られて飯喰ってる日本の自動車整備業のような・・・そういう昭和のシステムを残すべきか排すべきか、選択を迫られる時代がいずれ来ると思います。いや、もう来ています。

本日のお酒:KIRIN 一番搾りプレミアム + 宮崎麦焼酎 高千穂
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