「DRESSTUDY」ドレスタディ― という雑誌をおすすめします。
知る人ぞ知る、という雑誌だと思います。
82年創刊時から、私は「最も読みごたえのある雑誌」として愛読しております。
年2回発行。郵送のみで@¥700-
とくに今回はおもしろいです!
vol.57
「中心化する周縁:ファッション展におけるジャパニーズ・ファッション(2)」は、前号からの続きですが、
日本のファッションが、グローバル社会において、かつてのような「オリエンタル嗜好」のひとつとしての捉えではなく、
衣服の歴史においての一時代を築く提案であった、というような論説です。
とくに、三宅一生、川久保玲、山本耀司の仕事です。
やはり、欧米文化の外側にいた人間こそがなしえた、やるべき仕事を、タイミングに乗ってなしえた!ということでしょう。
で、その後のファッションへの影響は絶大であるという事実です。
80年代後半の「アントワープ6」の成功も、ジャパニーズファッションの影響を強く受けていた、というのも有名な話です。
欧米文化としての「洋服」の解体と再生、融合への流れです。
どのジャンルも同じ話です。
音楽も・・・・
だから、「外から見る」ということがおもしろいのです。
①海外から日本を観る
②他の分野、業種の視点でファッションをみる
おすすめします。