衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

若者のやるべきことは?

2010-10-14 09:10:04 | 衣・考

私も、自分が若いときには見えていませんでした・・・・

「今なにをすべきか?」が。

この歳になって、はっきり分かることを若者に伝えたいと今考えても・・・・・、

聴いてくれるわけはないよねー・・・・と思いつつも・・・

若者のすべきは「ストレッチ体操」です!

頭も体もです。

「技」と「学習」と言う意味です。つまりは、なんでも「やっておけ」ということです。

無駄に、「やる意味わかんない・・・」とか「無駄・・・」とか言わずに

今やってることが、後々すべて活きてきます。

法科大学院行きを断念した中年の知人が、「若くなくては無理とわかった」と言ってました。

何が無理って、借金する必要があるし、記憶力ほか頭を回転させる必要があるし、ということでした。

必要になってから回転させようと思っても、

「我ながらまずい!」というぐらいしか動かなくなっているのです。

それを、若いうちにやっておくといいよ、と年寄りになると思うわけです。

スポーツも、知力も・・・

実は、衣服製造のパターン技術や、縫製も全く同じなのです。

若い人の「技術力」の全体が、かなり落ちています。30年間みていますが。

理由は「生活の仕方が変わった」ことでしょう。

だから、かなり「技術を求めない」ことにもなってきています。

それでも、です。

わたしは、子供のころに10年間ピアノを習わせてもらったおかげで、今もまあ楽しむ程度には弾ける。

そのことを、最近習い始めた友人は「うらやましい」と言う。

そういうことです。

なんでもやっておくといいですよ。文字通りの老婆心ですが・・・