衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

梅雨どきに「ウール」おススメします・・・・・・

2010-07-14 08:52:00 | 衣・考
専門学校の学生時代、教師が梅雨の時期になると「ヨーロッパでは、夏にもウールを着るのですよ」と繰り返し語ってくれた。

そのころは「・・・・それがおしゃれなのか・・・・?」ぐらいでいた。

数年後に、2年間の滞欧生活(ジュネーヴ)をすることになって・・・・・

真夏の木陰には、ウールのカーディガン必携!を実感した。湿度が低いので、木陰は実に涼しいのです。

その後、30代も後半になるころから、「梅雨時にはウール必携」となっています。

それは、

本日の安曇野朝の気温はたぶん・・・・20℃ぐらい、雨。松本9時は24℃。

私の本日の服装は、雨対応で、

ポリエステルのスリーブレスブラウスに、薄手ウールの長そでカーディガン(冬物です)。

一昨日は、麻のブラウスに、同カーディガンでした。

ボトムは、3ウェイストレッチのパンツ(ポリエステル+?)です。

・・・・体感温度は、男性まで含めると2,3度以上の開きがあるようですので、そこは考慮するとしても、

梅雨時、麻、ウール、化学繊維は、「湿気」を感じさせない繊維です。

「ウールは暖かい」だけではないのです。

そういえば、アフリカの砂漠地帯で、40度を越す地域での、太陽熱遮断のために用いられる衣服も、ウール100%であることが必須だと、読んだことがあります。

「ライフスタイル」とはこういうことでもあります・・・・